暗闇の世界
ここは天国か?俺はそう思いながら目を開けた。
だが俺がいたのは天国とは正反対とも言える暗い世界だった。
「俺は……車に轢かれたはずだが」
この知らない暗闇の世界にいて俺は困惑していた。
すると奥から赤色の髪の女性が歩いてきた、と思うと目の前には何故か椅子が3つ置かれていた。
いつの間にか座っていた女性に「はやく座りなさい」と言われたので俺はすぐさま座った。
そして俺は「あなたは何者なんですか?」と疑問になっていたことを言った。
「私は女神のラバよ、あなたは?」「俺は桐島 斗真。26歳だ」と自分の名と年齢を言った。
「そう、貴方は?」と女神のスカイとか言う奴は俺の右の方を見た。
すると俺の横にはピンクの髪の女性が座っていた。
「私は天野 ミカ。19歳よ。この横のジジイを助けようとして、私も車に轢かれてしまったの。この"ジジイ"のせいでねꐦ」
「ジッ、ジジイだとꐦ俺はお前より年上なんだぞ」
と半ギレで言った。
しかしあいつは
「は?あんたを助けようとしたんだけど?あんたがいなかったら私はまだしんでなかったのだけど。」
と怯むことも無かった。
女神はそれを見かねてはぁとため息をする始末だ。
すると女神は
「あなたたちはまだ天国には行きません。」
と言い、俺たちの視線はどういうことだ?と女神に移った。
「貴方たちは違う世界に行ってもらいます。」と意味不明なことを言い出した。
2人は同時に「はあ?それはどういうこと!?」と言った。
だが女神は聞こえないフリをして淡々と話を続けた。
「あなた達が分かり易いように違う世界のことを異世界と言うことにしますね。
異世界ではゴブリンやスライム、魔王などがいます。
いろいろな魔物がいるので死ぬかもしれないと心配すると思いますので、異世界に行くと同時にランダムで防具や武器などを入手することができます。
私は装備を決めることが出来ないのでどんなものが出るか一切わかりませんが、草で作られたものから世界最強のものまで幅広い種類があります。ということでもう時間が押しているので早く行ってもらいたいのですが…」
俺は全然話の内容が入ってこなかったがとりあえずこれだけは聞いてみることにした。
「その異世界でのんびりとスローライフなどをしたりすることはできますか?」と。
女神は
「はい。魔王討伐を目指したり、学校に通ったり、あなたがしたいスローライフもすることができます。異世界に行く決心ができましたらそこにある緑色の魔法陣の上に立ってください。」
と言った。
俺はスローライフができることを知りすぐ魔法陣の上に走り込んだ。
結衣とか言うウザイやつは「このジジイとはいや」と大声で言っていたが女神に無理やり上に乗せられていた。
女神は笑顔で「それでは素晴らしい第2の人生を!」と言い横ではギャーギャー泣きわめいているヤツがいたが俺は新生活を楽しみにしていた。
そして目の前は虹色に光った。