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それから

 モルネード王国、王都ラダンディナヴィア東門付近。

リンツの伝波鳥に駆け付けたダンとモモ。しかし、ダンは現れた地底魔王軍四天王のサーヴァント、クバリーの手によって“運命の輪”で闇を掛けられ、過去に記憶が戻り混乱状態に。更に新手の魔人が五人、しかし内三人はモモと風の妖精ウェンティの力で倒せたのだったが…。


「こ…のっ!…そうか、光の妖精がいたんだったな。…っち。」


一度はクバリーに腕を掴まれたモモだったが、ルキスが浄化の光を放ち、目を眩ませた。

その隙にモモをクバリーから離したのは、記憶が混乱していたはずのダンだった。モモを姫抱きにし、クバリーと間合いを保つ。


「ダ、ダン!?記憶が戻ったの!?」

「……いや、よくわかんないけど、あんた俺助けてくれたし、アイツの事イヤがってたから、なんとなく…」

「そっ…かぁ…。でも、助けてくれてありがとう!私との記憶、失ってしまったのは残念だけど、また新しい思い出たくさん作ろうね!」


ダンに笑顔を向けるモモ。その笑顔を正面から受け止められないダンだったが、クバリーの視線に気付くと、モモを守る様に立ち剣を構えた。


「…後ろにいろよ…」


自分の行動に迷いつつも、モモを守ろうとするダンは耳まで真っ赤にしていた。その姿にモモ達、悶絶。


(ダン、かわいすぎっ…)


モモ達は前後にクバリーと魔人一人に挟まれていた。そこに、もう一人の魔人を相手していたリンツがダンと背中合わせに立った。向こうには首と胴が離れた魔人の遺体が灰化していた。


「ダン、アンタの記憶にアタシがいなくなっても、アタシはアンタの事大好きだし、好きな食べ物全部知ってるから、ここ片付けたら、好きなだけご馳走してあげるわ!」

「……!」


リンツの言葉に口よりお腹が返事するダン。


「正直で何よりね!」


その時、ここに向かって来る馬を駆ける音に気づいたクバリー。


「…!トロールがやられたか。少々キミ達を甘く見ていた。この場は去ろう、聖蛇の娘にはまたいずれ。」


クバリーが指を鳴らすと、空間へ魔人一人と共に消えて行った。そこに到着した近衛師団と聖属性魔法師団達、そして。


「モモ殿!!ダンも一緒か、良かった無事で!」


ラインハルト達も現場に到着した。しかし、浮かない表情のモモとリンツ。


「何があった?」

「…殿下、アタシとモモは無事なんですが、ダンが…」


更に、息を切らせて現場に向かって来る足音が。響く足音に目を向けた先にはラウルを先頭にロイド、ジュウトそして勇者一行の姿があった。


「ラウル!」

「モモ!!無事か?ケガは?」


ラウルはモモに、そう確認しながら腕の中に引っ張り込み、強く抱きしめた。


「ーーーーー!」


突然のハグに対応出来ないモモは、びっくりして固まってしまった。


「いつも物静かなアクアが、慌てて

『ラウル様!今、ダンがモモ様を連れて王都に戻ったと、ウェンティから!そこに魔人が!』

って状況言うから…なんともなくて良かった…」

「う…ん、私は大丈夫なんだけど、ダンが…」


モモは、ダンの身に起こった事、新たなる敵、地底魔王軍四天王のサーヴァント、クバリーの事を説明した。その間、聖属性魔法師団は負傷した街の人々の救護にあたっていた。


「記憶……まぁ、本人元気ならいいんじゃないかな。」

ーーーーーえーーーーー?


ラウルのサラッとした発言に、その場にいた一同、固まる。


『ラ、ラウル様との思い出も消えてしまったのですよ、そんな…』


ウェンティが淋しそうに呟く。


「…大事なのは過去より、今。これからいっぱいまた思い出作ればいいだろう?」

『……モモ様も、そうお話していましたけど…』

「まぁ、それもそうだな。ダンの件はリンツに任せよう。ラウルは魔人達との一件、報告を頼む。」


ラインハルトがそう口にすると、露骨にうっとイヤな表情のラウルだったが、気を取り直しヴァンと目を合わせた。


「ラインハルト殿下、彼が行方不明となっていた大地の勇者ヴァン、パラディンのジェイド、黒魔法使いのピユフィーヌそして、聖女のアイラです。」


ラウルの紹介に合わせて、ヴァン達がラインハルトに対して頭を下げた。


「そうか。貴殿の活躍は耳にしている。この度は行方不明とあったが無事で何よりだ。」

「拝謁叶いまして光栄です、モルネード王国、ラインハルト殿下。その件でご報告に上がりたいと馳せ参じました。」

「では私と一緒に城へ。モモ殿も一旦城へ戻っていただけるだろうか?侍女たちが心配している。」

「はい、殿下。」

「ここの事後処理もラウルに任せた。皆、彼の指示に従う様に。」


ラインハルトは近衛師団、聖属性魔法師団、そして殿下直属パーティーメンバーにそう言い残すと、勇者一行を連れ足早に城へと向かっていった。


「…ラインハルトの奴、サラッと全部押しつけて行ったな…」

「それだけ信頼されてるって事でしょ。いいじゃないラウル。さぁ、ダン帰るわよ。」

「か、帰るって、どこに?」



ーーーーー☆ーーーーー



 それから。

モルネード城に帰ると侍女達や宰相ラッツィさん、ヨイチさんらが私の帰還を喜んで迎えてくれた。


「モモ様!ご無事で!」

「ありがとう、心配かけてしまって、すみませんでした。」

「いえいえ、さぁ、お疲れでしょう。お湯を沸かしております、お身体を癒して下さいませ。」


王城入り口で侍女達に有無を言わさず湯殿に連行された私は、頭からつま先まで丁寧に汚れを洗い流され、癒しのハーブオイルマッサージを受けた。


「モモ様、今日はどちらのお召し物に致しますか?」


ずらりと並べられたワンピースからドレス。どれも細かい刺繍や艶やかなビーズで彩られ、どれを着ようか目移りしてしまう。


「うーん…」

「今までの疲れを癒やされるには、こちらのゆったりめのワンピースなどいかがでしょうか?」


侍女が勧めてくれたのはコクーンワンピース。癒しの緑に白いラメ入りの蔦の刺繍、丸く包み込む様なシルエットのワンピースだった。


「あ、ラクそう♪それでお願いします。」


着替えが終わると、部屋でティータイムが待っていた。ティースタンドに乗せられたサンドウィッチ、スコーン、スイーツ。スイーツはトルコのバクラヴァに似た幾重にも重ねたクレープの様な生地の間にナッツ類を挟み焼き上げ、お好みでシロップやクリームを付けていただくものだった。けれど、この量、私一人じゃないような、そう思っていると、コンコンと部屋をノックされた。侍女により部屋に通されたのは。


「トルチェ、クアラにナナさん!」

「モモ様とお茶を頂けるなんて、光栄です。どうぞ気軽にナナとお呼び下さい。」

「じゃあ、ナナ。トルチェ、クアラもどうぞ掛けて。」

「ありがとうございます。」


このお茶会も殿下が女性陣を労ってセッティングしてくれたものだと侍女からこっそり説明を受けた。女子が4人も集まれば話題は尽きない。


「大変でしたね、今回も。モモ様が攫われたと聞いた時は本当に心配しました。」

「勇者一行の行方不明に聖女誘拐、王宮に魔人の侵入、そしてポートマン公爵家に魔人との繋がり、トロールの奇襲。殿下もヨイチさんもラウルさんも後処理に追われているみたいですね。」


と、トルチェとナナが語り出したまでは良かった。


「まぁ、後処理は置いといて、モモ様。ラウルさんとは実際どうなんですか?」


唐突にクアラが恋バナを振ってきた。


「え…」

「え、じゃなくて、以前ギガンテス襲来の折、公衆の前で熱いキスしてたじゃないですか。その後進展があったのかなぁって。」

「しんてん…って、あれは、サキュバスの悪魔、リリンが無理やり勝負とか言ってきて…」


慌てて頬が熱くなるのを感じた。もう穴があったら入りたい状況。

控えていた侍女たちも興味津々で耳ダンボにしている。


「そこそこ。私も気になってましたー!モモ様はラウルをどう思ってるんですか?」


トルチェがくらいついてくる。


「いや…き、キライじゃないし…もーっ。正直、私、恋とかしたことなくて、異性が気になったりしたこともなかったから、どうしていいかわからなくて…」

「ええーーー!?」


トルチェ達の驚きの悲鳴が部屋の外まで響き渡った。


「意外です、え、モモ様は前世過労死してと聞いてましたが、まさかの仕事ばっかり…?」


モモはハタハタと頬の熱を取ろうと、手で仰ぎながら、コクリと頷いた。


「もったいない、そんなにきれいなら、男性から告白されたことくらいあったんじゃないんですか?」

「ま、あ…無くはないけど、好きって気持ちがよくわからなくて…」

「…ちなみに、ラウルからの好意って気付いてますよね?」


トルチェとクアラから交互に質問攻めにされる私。でも誰も助けてくれないし…。ナナの目もランランと光ってる…ルキスは…寝てる…


「うん…すごく優しく接してくれてるのはわかるし、その…好意も…。けど、それに甘えちゃうのが怖くて…。」

「なんて、ピュア…。甘えていいんですよ、モモ様!何が怖いんですか?自分の気持ちを口に出すことですか?」

「それとも、それ以上の関係がとか?」

「や…さすがに、関係とかは知識としてはあるというか…。う…ん、ラウルは私がこの世界に来た時からたくさん助けてもらって、好意もくれて、うれしいのが本音だけど。私の気持ちを口にして、彼の重荷になったら怖いし、それに…」

「それに?」

「ナーガ様から言われた使命を果たしたら、私はこの世界でどうなるんだろうって…」

「――――――!」


自分の中でずっと思っていた事。口にしたら、少し怖くなった。この世界に蔓延る瘴気を浄化し、清浄な世界を取り戻したら、私はどうなるんだろうって。消えてしまうなら、人を好きになったり、ましてや家族を作ったりなんて、残される側の気持ちを知っている私には出来なかった。だからラウルの気持ちに応える事も…


私の言葉に急に空気が重くなってしまった。


「せ、せっかくのお茶会なのに、ごめんなさい、空気重くなってしまって…」

「いえ…私も軽率な発言をしてしまったと…モモ様は異世界から転生されてらした事、忘れてました。」


クアラが申し訳なさそうに口にする。すると今まで聞き手だったナナが優しい口調で話し出した。


「モモ様、人を好きになることは決して悪い事ではありません。人間いつ何時、どう別れてしまうかなんて今わからないじゃないですか。ラウル様を思う気持ちが本物なのでしたら、ラウル様に応えてあげる事が、私は大切だと思います。そこから更に信頼が生まれて、たとえ離れてしまうことがあっても、愛せたことがモモ様の自信に、強さになっていくと思います。」

「ナナ…」


ナナの言葉が心に染みていくのがわかった。人を表面的に助けるだけじゃなくて、人を好きになる、大切に想う気持ち。確かに私に足りなかった、今まで踏み込めなかった事だ。


「私も、ナナの言葉にグッときました。モモ様が色々苦悩されていたのに、軽く話題にしてしまって、すみません。でも、私はモモ様とラウルさんの思いが一緒なら、二人に幸せになってもらいたいです!」


クアラは目に涙を溜めながら、自身の思いを口にしてくれた。そしてトルチェも、彼女の言葉に頷いた。


「ありがとう。話を聞いてくれて、なんだか心が軽くなったわ。また、迷ったり困ったら聞いてくれる?」

「もちろん!!」


彼女たちのその言葉が私に勇気をくれた。こんなに素敵な仲間に恵まれて、ナーガ様に感謝しなくちゃね。




――――― ☆ ―――――



「陛下。ひとまずは城下での件、片付きましたが。民衆達がギガンテス襲来以降、我が国の平和に関して騒ぎ始めています。」


宰相ラッツィが陛下に進言する。

ここは皇帝陛下が会議に参加する時にのみ使用される円卓の会議室。そこには、名だたる貴族と共に、ジュウトの父、白魔法の研究とモルネード王国の病院経営を一手に任されているクローブナー侯爵。今回の事件で魔人との繋がりを怪しまれたポートマン公爵、ラインハルト王子の婚約者であるジャスミンの父、フロリア公爵の姿があった。


「民衆の意見も最もだ。速やかに民衆の不安を国を挙げて解消せねばなるまい。その為には大掛かりにはなるが、我が国の結界を張り直す必要があると私は考えるが、皆の意見を聞きたい。」


陛下が述べると、議長が採決を取る。すると賛成の挙手が大半を占めた。しかし問題は、誰がその結界を張るのかだった。このモルネード王国に張られた結界は、かつて聖地サーリンゼルカの住む妖精王オベロンから授かったもので、以来結界の破損を見つけては聖属性魔法師団が修復にあたっていたが、その防御効果は妖精王のそれを維持出来ずにいたのが現状だった。今回の事件で明らかとなった魔人の存在は、その手薄になった結界を破って自国に侵入してきたのではとの考えが多かった。


「結界を張る担い手については考えがある。まだ本人に承諾は得ていないが。」


国王の発言に会議室に疑念の声が沸く。そんな魔力を膨大に消費する結界を張れる者がこの国に、ましてや人間でいるのかという疑念。


「みな、静粛に。陛下の御前である。」


議長がざわめく声を制止した。すると、宰相ラッツィが陛下とのアイコンタクトの後立ち上がった。


「皆さんの疑念はやむを得ない事と思います。我が国の聖属性魔法師団、師団長ルークでさえもその任を全う出来ないでしょう。今までひた隠しにしてきましたが、現在我が国には聖蛇ナーガ様の化身と思われし聖女が存在しております。先日の弓の稽古場を城壁まで破壊した事件については新しい事と存じますが、その名を耳にした方もこの中にいるのでは?聖女モモ様です。

彼女の出生については割愛させていただくが、わかっている事は異世界よりこの世界、そして我が国に聖蛇ナーガ様が遣わしてくださった女性です。」


議長は事前に確認していた議題と違う話に、手元の資料を慌てて目にする。それを無視し宰相ラッツィは話を続けた。


「彼女については、転生されて以降はこの王宮にて匿っておりますが、各村で発生した瘴気の陣の浄化、シュピツ村での女王蜘蛛の討伐、ギガンテス襲来においてもそのお力を惜しみなく使い、我々の生活の平穏を守った功績があります。そこで、我が王は彼女を今までその座を開けていた大聖女の地位に置くことを希望しています。そして彼女こそが、結界を張り直して下さる方です。」


再び、室内がざわついた。なぜならその〝大聖女〟という地位だ。聖女は何人もいるが、〝大聖女〟は今は空座の王に次ぐ地位だからである。それは彼女の発言が絶対を意味する事だ。


「この場で採決するわけではありません。だた、我が国の平和を考えると事態は急務。そこで陛下は明後日、聖女モモ様が参加されるパーティーを催す事をお考えです。その機会に皆さまにおかれましては、聖女モモ様という女性を見ていただきたい。陛下自身、そして私も信頼を置いている方です。」



 会議を終えた貴族達が次々と部屋を後にする。

屋敷に帰ろうとクローブナー侯爵が城内を歩いていると目に入ってきたのは。


「ジュウト。」


なにやら書類を大量に運んでいるジュウトがいた。隣にはロイドの姿も。


「あ、父様。あ!」


バッサーーーーッ


「ちょっ、ジュウト…」

「わぁっ、書類が!」


その事態に気付いた周りの衛兵から騎士から貴族から、全員が書類を搔き集めてくれた。


「ははは、みなさんありがとうございます。で、父様は何かあったの?」

「いや、おまえの姿をすっかり見なくなったから…驚いたのはこっちだよ。」


まさか自分の子どもが城内で仕事をしているとは思っていなかったクローブナーは、フリーズしてしまった。


「そういえば。あ、父様、こちらロイドさん。雷剣士ですっごく強いんだー。で」

「ああ、ジュウトには、いつも助けてもらっています、ロイドです。どうぞお見知りおきを。

ジュウト、この書類ヨイチ殿のところだったよな。俺が運んでおくから行けよ。」

「ありがとう、ロイドさん。」


ジュウトが重そうに持っていた書類を難なく片手に抱え、ロイドはその場を後にした。


「ヨ、ヨイチ殿と知り合いなのかい?殿下のお世話役じゃないか。一体、どんな仕事をしているんだ、ジュウト?」

「あー、んとね。殿下直属のパーティーで白魔法使いと時々黒魔法してるよ。」

「え…!?」


その一言に通りかかる貴族達がジロジロとジュウトとクローブナー侯爵を見ていく。それもそのはずだ。

誰しも殿下に近づきたい一心で仕事をしている。その恩恵を受けようと。


「それって、つまり…」

「ああ、父様がもし爵位を上げたいとか考えてるなら…」

「いや、そうじゃない。アノ事は…」

「……多分知ってるんじゃないかな?聞かれてはいないけど。ぼくが黒魔法使っちゃった時点で。」

「―――――…そうか。では、私も腹を括っておくか…」

「?」

「いや、今回の城下であった事件で、ポートマン公爵が今、国家転覆の謀反の疑いで裁判にかけられるらしい。私も自分のした事に向き合わないとな。」

「……大丈夫じゃない?父様は。

アノ事、モモ様も…って、モモ様っていうのは…」

「すごい聖女様なんだろう?」

「あれ、知ってたの?」

「今、議題に挙がっていた方だったからね。まさか…」

「そう、モモ様も知ってるから。ちなみにエディン病院にも行ってるよ。」

「―――っ」


ジュウトは父の驚かんばかりの反応に、一呼吸置いた。


「ごめんね、家に帰らなくて。というか、色々あって帰れなかったのが事実なんだけど。

父様がアノ件に決着付けるなら、ぼくも一緒に行くよ。」

「…そういうことなら、俺から陛下に時間を頂けるよう話すが?」


ジュウトとクローブナー侯爵が、その言葉に驚いて後ろを振り返ると、そこにはアドルフ第二騎士隊長を引き連れた、ラインハルトが立っていた。


「で、殿下…」

「こちらも、報告を上げるタイミングを図っていたところだった。貴殿から報告してくれるのであれば助かるが。なに、日頃なにかとジュウトには助けてもらっている。私も善処するよ。」

「―――――!」

「で、ジュウトは頼んだ書類はどうしたんだ?」

「あ、ロイドさんが運んでくれました。」

「そうか、とにかく今回起きた件の報告書、明日までに提出せよと陛下の仰せだ。ジュウトも手が空いたら手伝ってくれよ。では、失礼。クローブナー侯爵。」


クローブナー侯爵はラインハルトに向けて深く一礼した。












お読みいただき、ありがとうございます。

至らぬところがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。



キャラメモ ★シヴ★


✿口数が少ない(ほぼしゃべらないか、ジェスチャーで済ます)

✿ピンチの時の行動力はすごい

✿一人称:なし

✿ラウルが大好き

✿ラウルにもらったスモーキークォーツの首飾りが宝物。

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