≪Episode 2. コピー完了。≫
ワタシの名前は、『トランティス』性別は男でも女でもありません。
年齢も、いつからか数えなくなったので分かりません。
ワタシの能力は、、、?
『自由自在にどんなモノにも変身することが出来る事です。』
___1ヶ月程、この男になりきっていると?
だんだんと、この男! そのものになってくるんです。
【___もう少しだな!】
*
そして更に、2ヶ月が経つ頃には、完全にワタシはマコト・タカヒラ
になっていったんです。
【よし! 早速、仕事に取りかかろう!】
*
先ずは、マコト・タカヒラがよく行くと聞いていたBARに
ワタシは顔を出すことにしたんです。
『いらっしゃいませ~ タカヒラ様! お久しぶりですね?』
『あぁ~仕事が忙しくてね! なかなか? 来れなかったんだ!』
『そうですか? “例の件はどうなりましたか?”』
『___“例の件?”』
『お忘れですか? では、こちらにどうぞ! 詳しく説明させてい
ただきます。』
『あぁ、そうか! そうしてくれ!』
*
『タカヒラ様を、あの部屋にお通ししてくれ!』
『はい! では、こちらに!』
『あぁ!』
まさか!? こんなBARに、こんな大きな広い部屋があるとは、、、?
正直、ワタシはビックリしていたんですよ。
そこは! 【裏カジノ】が行われていたからです。
もし、見つかれば! ここのお店は直ぐに潰れてしまうだろう。
『さあさあ~タカヒラ様はこちらです。』
『あぁ!』
通された場所は、“VIP部屋”でした。
特別な人以外、通さない部屋にワタシは通されたんです。
『では! “本題に入りますが、アノ件の事です。”』
『___あぁ、』
『某有名な銀行から、金品をすべて盗み出すという話ですよ。』
『あぁ! 勿論覚えているよ!』
『ココのカジノのお金だけでは、経営は難しいのです。だからあの時
タカヒラ様に協力してほしいと話を持ちかけたら、貴方はわたしの話
を全く聞かずに、この話はなかった事になりましたがね?』
『___そうだったかな?』
『今度こそ! 引き受けてくれますよね? あんな事がなければ、この話は
無かった事として、終わっていたものですよ。』
『あの時は、すまない! だが、今回は違うぞ! 俺がキミと仕事をしたい
だよ! 上手くいけば、金品を山分けしようじゃないか~!』
『___本当ですか?』
『その代わり、条件があるがいいか?』
『___条件?』
『クランディスタの件だ!』
『あぁ~その件ですか? 勿論、いいですよ! では、早速仕事にかかり
ましょう!』
『頼む!』
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