≪Episode 16.マコト・タカヒラと会う準備が出来ましたよ。≫
ワタシの名前は、『トランティス』性別は男でも女でもありません。
年齢も、いつからか数えなくなったので分かりません。
ワタシの能力は、、、?
『自由自在にどんなモノにも変身することが出来る事です。』
マコト・タカヒラが、ワタシの待つカフェにやってきました。
『・・・あのう? アンタが幼い時、俺を助けてくれた命の恩人の
アノ人か?』
『・・・あぁ、君があの時の子かい?』
『___えぇ! 俺は、ずっと貴方を探していたんだ!』
『そうらしいね! わたしを探してくれている人がいると聞いていたから。』
『___本当に、あの時は助けてくれてありがとう!』
『いやいや? もういいんだよ。』
『・・・あの? 名前を聞いてなかったな?』
『わたしの名前は、“上村 豪”と言います。仕事は工場で働いていましたよ。
まあ~今は、定年で年金暮らしですが。 家でのんびりしてますよ~!』
『___そうか? あの時の礼をこれからさせてもらってもいいか、、、?
アンタが、良ければだが、』
『・・・わたしは、別に構いませんが。』
『___本当にありがとう。』
『君にとって、今生きている事は! 本当に大事な時間を過ごしている
んだなと見ていてそう思いました。』
『・・・そうだよ。最高の人生を俺は歩んでいる!』
『それは! 素晴らしい!!!』
『・・・もし? アンタが、良ければ? 俺の仕事を手伝ってくれないか?』
『___それは、すみません! 今はゆっくり自分の人生を楽しみたいので。
君の仕事を手伝う事はできないんだ!』
『・・・あぁ、別にいい! それじゃあ、これからも俺と会ってくれ!』
『___もちろんだよ! それならいいですよ。』
『じゃあ、またな!』
『___あぁ!』
マコト・タカヒラは、彼を助けた命の恩人に変身したワタシを信じて
いましたよ。
___まあ、バレない事を祈るばかりですけどね。
バレたら? ワタシは即座にマコト・タカヒラに殺されてしまうでしょう。
彼は、人の心を持っていませんからね!
クラムが殺された時も、彼はワタシと同じ場所で同じように見ていた
のに、顔色一つ変えずに銃で撃たれて血まみれで倒れたクラムをただ
見ていただけだったんですよ。
ワタシは、かなり動揺していたというのに。
クラムの事は、勿論! 友達や友人にはなれないけど。
かなり、クラムの事はワタシは気に入っていたんです。
言葉遣いや気が利く男だったからですよ。
まさか!? “あの場所で殺されるなんて!”
今でも、信じられませんが、、、。
なにしろ、マコト・タカヒラとまた会える事ができそうです。
この男だけは、なんとしても“彼の真の目的を”見つけ出さなくては
いけません。
何をこの国で、マコト・タカヒラは企んでいるのか?
___それを、探らなくては、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。




