≪Episode 11.偽の金とバレないか? ヒヤヒヤ。≫
ワタシの名前は、『トランティス』性別は男でも女でもありません。
年齢も、いつからか数えなくなったので分かりません。
ワタシの能力は、、、?
『自由自在にどんなモノにも変身することが出来る事です。』
【コンコン】
『___あぁ! 来たようだな~入れろ!』
『はい! では、どうぞ!』
『初めてお会いできて嬉しいですよ。』
『___あぁ、君がマコト・タカヒラという男か? 噂は聞いているぞ!』
『それは、ありがたい! 貴方に知っててもらえて光栄ですよ。』
『___そちらの二人は?』
『俺の有能な部下だ! コイツは、クラム! アイツはニックだ!』
『ほほっ~! 素晴らしい部下だな! しかし、クラムくん? 君は以前
どんな仕事をしていたんだ?』
『・・・えぇ!?』
『___君の噂はよくない! なのでココで!』
【バーン】
『___ク・ク・クラム!?』
『クラムは、どんな仕事をしていたんだ?』
『国の極秘情報をある組織に売っていたんだよ。』
『・・・クラムが!?』
『___あぁ! 奴は、裏組織の情報屋だったんだ。』
『だから? 殺したのか!?』
『まあな、仕方がないだろう! ココの情報を他で流されては困るからな!』
『___それでも、殺さなくてもいいだろう?』
『何を言ってるんだ! これは、見せしめでもあるんだぞ! 甘い事言って
るなら、お前もココで殺そうか?』
『・・・まあまあ、そう! カッカかするなって!』
『___ニックくん! 君は大丈夫か?』
『勿論だ!』
『話を進めようか、ゴワット!』
『___あぁ、』
『俺の持ってきた金をおたくに買い取ってほしいんだよ!』
『___幾らだね?』
『500マンデリトルトだ!』
『ほう! では早速、金を見せてもらえるかな?』
『いいだろう! おい!』
『___はい!』
ワタシ達の目の前に、金が山ほど並べられました。
偽物の金だとバレなければいいのですがね。
バレた地点で、【バーン】銃で頭を撃たれて終わりです。
ヒヤヒヤが止まりませんよ。
しかし、、、?
汗一つ流してもいけませんし...。
彼の眼球が、ワタシとマコト・タカヒラのちょっとした変化を
見逃さないからです。
冷静でいることが、死から遠のく手段なのです。
*
そこに、ゴワットが予め呼んでいた鑑定士がワタシ達が持ってきた金を
満遍なく見ていますよ。
プロの方が見れば、直ぐにバレるんじゃないかと、、、?
更に、ヒヤヒヤが止まりません。
しかし、、、?
『ゴワット! これは、“本物の金”ですよ。』
『___あぁ、そうか! では【取引は成立だな!】』
ゴワットは、そう言うと、、、?
部屋の奥にある部屋に一人で入って行った。
・・・数分後。
500マンデリトルトという大金を持ってゴワットが戻ってきたのです。
『いい買い物をしたぞ! また何かあれば、何時でも連絡してくれ!
おい! マコト・タカヒラとニックをお送りしろ!』
『はい! では、こちらへ!』
ワタシ達は、無事に取引を終えました。
『___クラム、』
『まあ、そう落ち込むなニック! 上手く取引がいってよかったじゃ
ないか! ニックもそう、思うだろう?』
『・・・でも、何故? バレなかったんだー?』
『___あの鑑定士、俺が先に買収しておいたからだよ!』
『・・・えぇ!?』
『偽物の金だとアノ鑑定士だって分かってたよ! そこは俺が買収して
いるのだから、嘘もつくと言う事だ!』
『・・・もし、後でゴワットにバレたら?』
『アノ鑑定士の命はないな! 俺たちには関係のない話だ!』
『___マコト・タカヒラ、』
『ニック! また一緒に仕事が出来る事を楽しみにしているぞ! それと?
これは! お前の報酬だ! 170マンデリトルトだ! 受け取ってくれ!』
『___あぁ! じゃあな! マコト・タカヒラ。』
『あぁ、』
___やっぱり、この男! 敵には回したくない男です。
最後までお読みいただきありがとうございます。




