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竜神物語  作者: ~☆Wi☆~
1/10

~序章(プロローグ)~

どうもどうも、初めまして。いやーこんなに短い文章なのに、書くのか大変で驚きましたー!

では、本編スタート!!

俺の名前は、川上風来。ごくごく普通の高校生だった。さっきまでは...

六日前ー

「よーう!お前らーげんきかー?」

朝はこの掛け声で挨拶するのが日課だ。

「あぁ、元気だよ川上、朝からすごいテンションだな(笑)」

こうして俺の1日は始まる

五日前ー

父親が倒れた。

「おやじ...大丈夫か?」

俺が心配そうな顔で言うと、

「風来...ごめんな」

おやじがあまりにも悲しそうに言うので

「しけた顔すんなって」

と言ってなぐさめてやった。

四日前ー

「ーみ!ー上!川上!」

俺はぼーっとしていた。

「はっ!どうかしたか?」

ぼーっとしていた事をとっさに隠そうとつい口から出てしまった。

「どうしたって...、お前が珍しくぼーっとしてるからな」

さすがにバレていたようだ。

「悪いな...」

今日はどうにも頭が働かない。

「聞いたぞ川上。お前の親父たおれちまったんだろ?」

こいつには全てお見通しだ。

「あぁ...」

よく鈍感と言われる俺にも、こいつが心配していることがわかった。

「心配すんなって!すぐ良くなるよ!」

「おう。サンキューな。」

これしか言うことが出来なかった。

三日前ー

ピーッピーッ。親父の心臓が止まった。

「おやじー!おやじー!」

俺が泣きながら叫ぶ中、親父は集中治療室につれていかれた。

二日と半日前ー

集中治療室の扉が静かに開いた。

「なぁ、おやじは?おやじはどうなったんだよ!」

俺が半泣きで担当医にさけぶと、担当医は、静かに首を横に振った。

バタッ。

腰が抜けて倒れてしまった。俺は悲しみより驚きの方が大きかったようだ。

二日前ー

どしゃ降りのの雨だった。

俺は病院の前の花壇に座り込み、静かに涙を流していた。

「...あの、川上風来さんですよね?」

優しい声がした。

「は、はい。えーっと、あなたは?」

とっさに聞き返してしまった。

「申し遅れました。私、あなたのお父様の看護をしていたものでございます。」

そう言いながら、傘を貸してくれた。

「あ、ありがとうございます。」

すこし真面目になって彼女は、

「あの、少しお時間よろしいでしょうか。」

「はぁ...」

なにをされるか、俺には検討もつかなかった。

俺たちは、場所を移動し、温かいものを飲みながら話を始めた。

「それで、看護師さん?」

「あ、はい、少しばかりお話をしたいことがあるのですが。」

「と、言いますと?」

「はい、お父様がお亡くなりになる前ー

『なぁ、看護師さん?』

『ハイハイ。何でしょう。』

『もしも俺が死んだら息子、風来に渡して欲しいものがあるのだ。』

『これですか?』

『そうだ。この鍵を渡せば分かるはず...』

『分かりました。』

ーということです。」

「鍵...か。」

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます。」

俺は、少し考えた。

これは、どこの鍵なんだ?これはー

「あーーー!」

「どうしたのですか?風来さん?」

「開かずの間だ。」

看護師さんはキョトンとしていた。

「とにかく、ありがとうございました。」

そう言って俺は走り出した。開かずの間それはー

絶対に空かない扉のことだ。

おやじに頼んでも絶対に開けてもらえなかった。でも、なんで今...

家に着いた。俺はおやじの部屋にある開かずの間の前に立った。そーっと鍵をさした。

ガチャッ。

「やはりここだったか...。」

「これは...」

そこには銀色に輝く剣の形のペンダントがあった。

「...ペンダント?」

更にそこには紙キレもあった。

~風来へ。すまない、私は君に大きな嘘をついていた。まぁ、いずれ分かるだろう。ちなみに君は2日後に死ぬ。それは、ペンダントのせいではなく、君の運命だ。どうせ死ぬならそのペンダントをつけといた方がいいのではないか?~

「...は?」

「ちょちょちょっと何言ってんだ」

はぁ、一応ペンダントはかけておこうと思う。

「明日か...」

昨日ー

俺は持っているお金をほとんど使い果たすまで遊び尽くした。

「お、おい川上、お前いいのか?」

「いいんだよ。もっと食えー。おごりだー。」

二十三時間前ー

俺は車を飛ばし、朝日を見に行った。

六時間前ー

最後の飯を食った。

1時間前ー

俺は自分の部屋で色々考えていた。

そして、二分前ー

俺は、死んだ。

何だかひかりが見える、その方向に歩いて行った。

現在ー

「あーあ、なんで俺は死んだのかな。」

なんだかスースーする。

「んー、なんか寒いな。なんでー」

理由はすぐに分かった。

「は?え?死んだ時にその服装でいるのがお決まりだろー?どーなってんだー?これじゃまるで露出狂じゃないかー!」

そう全裸だった。

「なんで全裸?何もなー」

何か手に当たった。

「これは...ペンダント?」

首にそれだけかかっていた。

約10分。それくらい歩いた。

そして、外に出た。

ガンッ。

「ガハッ」

何か投げつけられた。

「キャー、変態よー!」

「帰れ!」

「帰れヘンターイ」

あぁ、そうだった。おれ、全裸だった。

「待って下さい。」

帰ろうとした時だった。

「風来様ですか?」

周りの人々がざわめき始めた。

「そうだけど、なんで俺のことを...」

すると周りの人々が次々と座り込んだ。

「どうか、私達にご慈悲を」

「時間がありません。フウライ様、時間がありません。このローブを羽織って下さい。」

「わ、わかった。」

俺がローブを羽織った瞬間、馬車がきた。

「フウライ様どうぞ」

「え?ちょ?どこ行くの?」

「詳しいお話はこの中で。」

「は、はあ」

俺は馬車に乗った。

「フウライ様、お父上様のこと、いや、ライジン様のことは、残念に思います。」

「なんでそれを...」

「あら?フウライ様は、ライジン様から何もな聞いていないのですか?」

「あぁ、何も。」

「では、この紙に、あなたと、お父上様の名をかいて見てください」

俺は紙に、

『川上来人』

『川上風来』

と書いた。

「あら?本当に何も聞いていない様ですね。」

すると紙に、

『川神雷神』

『川神風雷』

と書いた。

「これは...」

「これが、あなたがたの二人の本当の名です。」

「これが...。」

「そう。そうして、この世を治める竜人族の第百二十九代目頭首が、川神雷神様ですので...あなた様は、第百三十代目頭首になりますね。」

「な、なんで俺が...?」

「今回は特別なのです」

「え?」

「この世の王を決める時、四人の人間がこちらの世界にやって来て、戦い、一番強い人が王になるのですが...。」

「ですが?」

「...」

「まぁ、今度話してくれ!俺は竜人族の頭首何だろ?」

プロローグ 終



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