第三十九話 王都・報告・用事
お久しぶりです。
王都アレス、そこはとても静かな、しかし活気あふれる都である。
そこに住まう住民や貴族、王族に至るまで全て同様である。
そしてそこには、王が善政を敷いていることが伺える。なぜなら、貴族と住民の中に衝突がほとんどないからである。
この国の国王曰く、
貧民と住民との格差、度々あるモンスターの襲撃、そして違法な博打には頭を痛めている。特に一番初めのものは、早く何とかしたいと思う。
この言葉からも、この王が賢王であることが伺えるだろう。
━━━━王都アレスのガイドブックより抜粋
盗賊の追撃を振り切って命がらがら逃走してきた俺達は、王都に着いて真っ先にバトラーズギルドに向かった。
「・・・はい。分かりました。それでは今回の依頼は失敗とさせていただきます。なお、違約金は次回の成功報酬からの差し引きとなりますが、よろしいですね?」
ギルドの受付嬢に、盗賊に襲われて依頼失敗したこと、を告げると、そのような返事が来た。もちろん、それが予想していたことだったので、了解の意を伝えた。
んでもって、だ。
「どうやらあの盗賊、かなり練度が高い。一人やられたし・・・。そこそこ名の知れた盗賊団だと思うんだけど、何か情報ってある?」
その質問に受付嬢は、
「はい。最近王都周辺で活動が活発化している、「ブラックウォルフ」という盗賊団です。彼らは、手当たり次第に商人襲っている・・・非常に厄介な連中です。」
と返してきた。
「最近ではかなり被害が出ておりまして、、討伐依頼をこちらで出させていただいたり、騎士団が出撃したりしているのですが・・・戦果はあまり芳しくありませんね。」
「なるほど、やっぱり厄介な連中か~」
次の目的はそいつらを潰すこと確定だな。
残っていれば物資の回収・・・だな。
その前にいろいろ検証しなきゃいけないこともあるけど・・・
そういえば、本題を忘れていたな。いかんいかん。
「・・・そうそう、俺はギルドチーフって人に用事があってきたんだけど・・・」
「チーフですか?少々お待ちください。」
受付嬢は、そう言って手元の端末を操作する。
しばらくすると、
「・・・・・・確認が取れました。エルマさんとランさん。どうぞこちらの方へお越し下さい。申し訳ございませんが、お連れの方は、ここにてしばらくお待ちください。」
と言われた。
お連れの方というか、クライアントさんなんだけどね。
ティアネス氏にしばらく待っていてもらえないかと聞くと、二つ返事でOKをもらえたので、俺達二人は案内された部屋に進むのであった。
テスト前なのになにやってんだオメェ!というツッコミが友人からありました。
しかし、早くかけやゴルァ!というツッコミも別の友人からありました。
どうしろと。
盗賊団「ブラックウォルフ」の名前をいただきました友人S氏、ありがとうございます!
ご意見ご感想、誤字脱字報告感想なんでもお待ちしております!!!
2014/11/25 誤字修正
以来失敗→依頼失敗




