第十九話 冷気・切断・量
書き上げたのが朝5時だったりするw
「グゥゥゥ……」
ゴブリンは低く唸っている。仲間を全滅させられたら誰だって抱く感情は同じだ。
ゴブリンにかけてやる情けは無いがな。
さて、残り一匹なのだが、少し試したいことがある。
それは、魔法を剣に纏ってみるというものだった。
前世のとある漫画からの知識だ。魔法が使える世界だったらそれを再現可能だと思うのだが……。
Tips:良質な装備品は魔力を纏うことができます。
はい、困ったときのTips先生ですね。どうやらできるらしいです。
「テンプレもいいとこですなぁ……。」
俺はそう呟きつつ持っている剣をひと振り、付いている血を一応振り落とし、その刀身に魔力を纏わせる。
「さっき炎使ったし、次は水属性で……!」
俺がしたイメージは、冷気を刀に纏わせるというシンプルなものだ。
しかし、シンプル故にそれを想像することは容易になり威力は絶大なものとなる。
辺りが冷えてくる。一気に温度が下がってゆく。
俺の剣はすでに放っている冷気によって凍てついている。しかしそれによって刀身が弱くなる訳ではなく、むしろより強固なものとなり、この刃で斬れないものはないだろう。あくまで予想の域を超えないが。
「グ……ギィ!」
ゴブリンはどうやら覚悟を決めたらしい。俺に向かって棍棒を振り上げ襲いかかってくる、が、遅い、遅すぎる。
俺は半歩左にずれ、そのまま棍棒ごとゴブリンの体を真っ二つにした。
「…………!」
突進の勢いをそのままにゴブリンは地面に倒れ伏し、動かなくなった。
「ふぃー」
俺は刀身に纏わせた冷気、魔力を霧散させ、一息入れる。
「俺のチートも大概だなぁ……。」
そう、その理由は、
「まさか切断面をも凍らせるとは……。」
そう、胴体を真っ二つにしたはずのゴブリンは何故か胴が繋がったままだったのだ。
よく見てみると、それは冷気でくっついていたことがわかった。
で、その冷気にもこの剣は耐える、と。
俺はハザールの評価を数段上げることにした。
そして何より俺のチートっぷりが炸裂していた。
あれだけの魔力を使ったから少しは疲れるだろうと思っていたのだが、全くそういったことが無かった。
不審に思って自分のステータスのMP欄を見てみると、
MP:65292/65535+
うん、全然減ってないや。
というか0になる気配がしない。まず回復アイテムが必要ない。
おそらく回復速度が速いんだろうな。だってほら、
MP:65360/65535+
言っているうちに回復してきているんだもん。
ホントやっていること人外なんだよなぁ……泣きたくなってきた。
……さぁて、このまま日が沈むまでガンガンゴブリン狩りまくりますかねぇ!
俺は意気揚々で、考えるより先に森に繰り出すのだった。
ちなみに後に聞いた話、普通MPって1000超えないらしい。
そりゃ疲れもしないはずだよな……。はぁ……。
主人公は意外にも繊細(?)
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