表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テンプレートな異世界転生?  作者: eiki
第一章 異世界・出会い・不死者
15/52

第十五話 価格・装備・贔屓

自分は文書くのが下手ですね・・・。


正直、恥ずかしいですw

「「「いってらっしゃいませ、お嬢様。」」」


 燕尾服が声を揃えて送り出す。


 昨日早々に店じまいしてしまった鍛冶屋に向かう。


 ちなみにあの燕尾服を観察眼(キーン・アイ)で見てみようとしたのだが、案の定というべきか、



 State

 Name:??? sex:male

 Tribal:人間 Lv:???

 魔力適性:??? class:butler

 Exp:???/???



 こんな感じだった。


 うん、見た目以外のことが全くわからん。


 この眼完全に不良品だろうな……。


 いや、あの燕尾服が特殊なのか?


 それともなんか制限がかかっているのか……。




 閑話休題(その話はおいておこう)





 そんなことを考えているうちに鍛冶屋に着いた。


 ……今は開いているようだな。よし。


 俺は意を決し、鍛冶屋(オカマの店)に入る。


「あら~いらっしゃい♥」


 いつ聞いてもハートが……。


 まぁ何度も聞いているうちになんか慣れてきた。俺も今なら普通に話せそうだ。


「ま、前に言っていた装備の件で来ました。」


 すると店主ハザールは、目を細めた。


 なんか今までの雰囲気と違う……


「予算は?」


 うーん……生活費は10000ユールあれば一ヶ月は足りるかな。


「えっと、大体35000ユールくらい、です。」


 ハザールは少し考えるような素振りを見せ、


「もう1000ユールで1ランク上の装備が作れるけど、どう?」


 その目は真剣だ。ぼったくろうとしているわけではないらしい。


「じゃあそれでお願いします。」


 俺がそう言うと、さっきの空気は何処へやら、ハザールはニッコリして、


「わかったわぁ♥ちょっと待っていてね~♥」


 と言って奥に行ってしまった。


 まぁこの店なら品質は間違いなさそうだしな……


 あの(ショートソード)も使い方が悪くなけりゃどれだけ敵を切り伏せても使えそうだし。


「店主には難ありかな……。」


「あらぁ?呼んだかしらぁ?」


 ビクッとして奥の扉の方を見ると、防具一式を持って出てきたハザールが立っていた。


 ……速すぎるだろ……。


 まだ10分も経ってない。まさか造り溜めとか……


「してないわよ?」


 だから何故考えていることが読める。


「素材は鋼、そんじょそこらの刀剣じゃ切れやしないわよ。」


 ハザール曰くこれはプレートアーマーと鎖帷子がセットになっているらしく、急所の防御を固めつつ他は必要最低限の装甲にし、防御力と機動性を両立させているとの事。


 ……それで35000ユールか……命を預ける装備にその値段は……


「前も言ったけど、先行投資よ。今後も贔屓してくれそうな子だしね。」


 ……まぁそういうことなら、それでもいいの……かな?


 俺はハザールに金を渡す。


「確かに。それには着用者に合わせて装備が伸縮する魔法が掛けられているから、当分使えるはずよ。だけど、武器防具は消耗品。メンテナンスすれば20年は持つだろうけど、無茶したらすぐ壊れてしまう。まぁ、それで耐えられないようなランクに上がったらまたおいで。」


 俺は素直に感謝し、店を出る……前に少し気になったので、ハザールに観察眼(キーン・アイ)を使ってみる。


 結果は……



 State

 Name:ハザール sex:???

 Tribal:人間 Lv:???

 魔力適性:??? class:smith(鍛冶)

 Exp:???




 ……うん、もう観察眼(コイツ)に期待するのはやめよう。


 ってかなんで性別が???なんだよ……。


 もうツッコミも疲れた。


 ハザールにお礼をしつつ、買ったものを装備すべく宿に戻るのだった。


さて、あの眼は使いどころがあるのか!?


誤字脱字報告ご意見ご感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ