第十三話 オカマ・額面・頬
やばいよ書き溜めなくなりそうw
俺は、今葛藤を抱えている。
あの戦いから数日、俺は街の往来で悩みに悩んでいた。
街を歩く人々達からしたら、変な人に思われるかもしれないが。
確かに前回の戦闘で装備の重要性はわかった。
わかったのだが……。
あの鍛冶屋(オカマの店)に行かなくてはならないことに気がつき、今全力で悩んでいるところだ。
「なんでこの街にはあの店しか鍛冶屋がないんだよ……。」
出来ればあの店には近づきたくない。
Tips:装備は、命を繋ぐ重要なものです。しかし、装備しないと意味がありません。
Tips先生もこう言っているんだよなぁ……。
そうしている間に、あのメルヘンチックな建物の前に来てしまっていた。
「うーん……今日は乗り気じゃないし、帰ろう……。」
そう言って俺が踵を返したその時、あの恐ろしい声が聞こえてきた。
「あら?エルマちゃん?何処へ行くのかしらぁ?」
振り返ると、あの鍛冶師が立っていた。
これでは引き返すにも引き返せない。
諦めて俺は森での戦闘のことと装備を購入検討していることを鍛冶師に話す。
「なるほどねぇ……ビッグゴブリン……か、いや……。」
おそらくビッグゴブリンとはあの巨大ゴブリンの事だろう。
「そういうことなら私張り切っちゃうわよぉ♥」
体をくねらせながらそう言う鍛冶屋。
「そういえば私まだ自己紹介もしてなかったわねぇ~♥
私はハザールよぉ~♥よろしくね、エルマちゃん♥」
ハート多い。
そしてこのオカマ……改め、ハザール氏はなんで俺の名前を知っているんだ?
「それは乙女のひ(・)み(・)つ(・)よぉ~♥」
何故考えていることがわかる!
あの燕尾服達といい、俺の周りにはよくわからないのが多いな……
今は手持ちのお金がないことを伝えると、ハザールは、
「いつでも待っているわぁ~♥」
と言って店の中に帰っていった。
とりあえず、ハザールから解放され、ギルドに向かう。
そろそろ件のゴブリンの報酬が出ているはずだ。
街の中心にあるギルドは、とても立派な建物で、色々な施設が併設されているらしい。
例を挙げるなら、酒場、消耗品販売、モンスター素材直売……
その他にも、いくつかの施設がある。
最初に見た真っ暗なギルドとは大きな違いで、どこも活気で満ち溢れている。
大きな諍いもそうそう起きないらしい。
俺はそれらを見つつ、受付カウンターへ向かう。
「いらっしゃいませ、エルマさん。」
受付嬢のフィールェさん、だっけか。
「前の件の報酬を受け取りに来たのですが。」
俺がそう言うと、少々お待ちください、と、奥へ引っ込み、
しばらくすると、手に麻袋を持って来た。
「お待たせしました。今回の審議ではあなたのランクアップには時期尚早である。との決定が下りました。報酬のゴブリン4匹の討伐と、ボスゴブリン討伐及び欠損なしの状態でしたので、五万四百ユールです。お受け取り下さい。」
「……えっ?」
俺は目を見張る。
たかだかゴブリンの報酬で、普通そこまで出ないのだ。
今回の報酬は、事前に数百ユールだと聞かされていたからだ。
確かにイレギュラーな戦闘があったけど、五万ユールって……
俺は額面を見て、夢じゃないかと頬をつねるのだった。
「……痛い。」
そしてそれは、やはりというべきか、痛かったのだった。
今んとこ誤字とかない……かな?
誤字脱字報告感想等お待ちしております。
2014/4/16
タイトルが一四話になってたのを十三話に修正。




