2nd 楽園に背を向けるケモノ
楽園に背を向けるケモノ
詩:遍駆 羽御
血を吐くのを想像して革命を止められるかい?
胸に抱いた友の死を無駄にして故郷に帰る?
そんなまともな選択が出来たのならば ボクもお前もここ(戦場)にはいない
生きることを放棄したわけじゃない
ただ 人よりも激しく 羽根開く蝶(偉人)のように美しく 散りたい
理想を絵空事だと笑われたって 夢は潰えない
過去に出逢ったライバル達との死闘が蘇る・・・・・・
砂時計をひっくり返したように蘇るワード
それぞれが大義名分を掲げてかつて そこ(戦場)にいた強者のどもの夢の先
愛される術を不器用な闘いに見出した
激烈 究める炎の舞 焦がれる肌について行けずに 裂く服(理性)が
自棄にウザったくて獣の如き 焔を上げたんだ
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
最後の呼吸一つ 難しくてそれは昔へと退化してくことだね
理想 描いて闘った戦友の抜け殻が星々のように散らばってる
まだ 月(かつて愛した恋人)を見せぬ 雲に舌打ちし・・・・・・
意識は遠のく
愛だけで生きられるのならば 世界は楽園に育ったのだろう
ボク達は獣だから 愛を否定して 肯定して 弱さを育ってるしかなかった
強ければきっと 誰も武器を取らなかった
戦場に散らばる無数の刃が寂しい 認めてほしいと白刃を煌めかせ
今は鳴き 合戦の宴を静かに幕を降ろそうとしてる
意識は透明に・・・・・・
ボクはまだ 消えたくはない