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戦国トランスジェンダー  作者: 六三
突然性転換の巻
8/27

8:ナエマ

 ビスミラー。

 彼が情欲を持って私以外の者に触れるとき、彼の肉体を女と変化せしめん。


 私は彼の心臓が脈打つ左胸にくちづけて唱えた。

 これで六三郎は私以外の女を愛することはできない。




「……それにしても、六三郎にホモの気があったとは誤算だったわね」

 夜明け前の空を絨毯で飛行しながら私は呟いた。


 もうすぐ夜の闇がラピスラズリの色彩に変わり、やがて日が昇るとき世界はしばらく白く柔らかな光に包まれる。

 私が一番好きな時間。

 アムランにいるときも、こっそり城を抜け出して朝の空気を楽しんだわね。

 残念ながら、今絨毯で飛んでいられるのは夜が明けるまでだけど。


「直接六三郎さんに確認してきてください」

 とアニスに言われて、仕方なく六三郎に会いに行くことになった私。

 そんなこと言われたって、既に魔法が発動してるんだから、それが何よりの証拠じゃない?


 ……だけど、もし何かの間違いだったら?

(だけど、六三郎は多兵衛さんにしっかりしがみついてキスしてたのに?)

 ……だけど、酔っ払ってた私の見間違いだったら?

(だけど、水晶で見たときも別の男といちゃついてたわよね?)


 う~~~ん。考えるほど混乱してきたわ。


「七重を幸せにするためにこの剣の腕を活かしたいと思ってる」

「そういう風に思ったのは初めてだから」

 と言った、あの夜の彼の言葉を信じたいけど……。




 私は六三郎の道場があると思われる村の少し手前の人気の無い森に降り立った。

 どうやら私の姿はジパングではかなり人目を引くことがわかっていたので、地味な村娘に見えるように魔法で変装することにした。

 こういうときは美人過ぎるのも苦労するわね。


 村に向かってしばらく歩くと、早朝から野良仕事に出てきたらしいおじさんに出会った。

 あ、あの人に聞いてみようっと。


「すみません。少し尋ねたいのですが……」

「おじょうちゃん見ない顔だね。何の用だい?」

 小さな村にはよそ者というだけで珍しいのか、おじさんは上から下までジロジロと私を見ながら言った。

 これでも、ずいぶん地味に変身したんだけど……。


「六三郎という人がいる道場を教えてもらいたいんです」

「六三郎っていうと、あのべっぴんのお兄ちゃんかい?」

 べっぴんのお兄ちゃん……。確かに。


「はい。そうだと思います」

「その道場ならこの田んぼの一本道を歩いて右側にある丘の上の神社の裏にあるよ」

「ありがとうございます」

 お礼を言って立ち去ろうとすると

「しかし、あんたもちょうどいいときに来たね」

 とおじさんは頷きながら笑った。


「え?」

「今日はその六さんと道場破りの果し合いがあるんだよ」

「ええっ!?」


 果し合い!?


「な、なんの果し合いですか?」

「そりゃ道場の看板をかけての果し合いだろうなあ」

 何を当たり前のことを聞いているんだとばかりにおじさんは苦笑いをして答えた。


「六三郎が……、いえ、六三郎さんが戦うのですか?」

「そう聞いてるよ。なんせあの道場の一番弟子は六さんだからねえ」


 そんなことになっていたなんて知らなかったわ。

 ここ2、3日、六三郎のことは考えまいとして水晶も見ていなかったものね。


「ところで、あんたよく見るとべっぴんさんだねえ。六さんとはどういう関係なんだい?」

 話しているうちに私の美貌に気づいたらしく、にわかに私と六三郎の関係に興味を持ったらしいおじさんが尋ねてきた。

 う~~ん。ここで「妻です」というのもなんだしね。

 ……第一、彼が女になった今、そして他の男と関係を持った今、妻でいるのかどうかも疑問だしね……。


「旅の途中に危ないところを助けてもらったんです」


「ほおぉ~~。そうなのかい。で、いったいどんな危ない目に?」

 興味津々という風に目を輝かせておじさんが迫ってきた。


 ……まずい。面倒なことになってきたわよ。


「めんどくさいので、私のことは忘れてしまいなさい!」


 おじさんの目の前で両手を打ち鳴らし、おじさんが呆然と意識を喪失しているあいだにそそくさとその場を立ち去った。


 きっとこういうことはすぐ村中の噂になったりするんだわ。

 後々のことを考えても私の痕跡は残さない方が良さそうね。




 しばらく歩くと右手に小さな神社が見えてきて、その裏にまわると古びた道場が建っていた。

 ここが六三郎の道場ね……。

 多兵衛さんの道場と比べると大きいけど、老朽化が進んでいて今にも倒れそうだわ……。


 近づいていくと、神社と道場の間に小さな雑木林があって、そこで一心に素振りをしている剣士がいるのに気づいた。


 ……六三郎。


 稽古に集中しているのだろう。遠くにいる私の気配までは気づかない。


 ずいぶんと……小さくなったのね。

 もともと細身だったけど、男性にしては華奢としか言いようがない(女性なんだからしょうがないけど)。

 こんな体で勝てるの?


 六三郎は敵を倒すことだけを考えていて、彼の心の中はそのことでいっぱいなんだということがその横顔からわかった。


 彼の心の中は私以外のものでいっぱいだわ……。今日だけじゃなくて、きっと、いつも。


 私の事だけで六三郎の中をいっぱいにできればいいのに……。


 六三郎と話すのは果し合いとやらが終わってからにしよう。

 今、私たちの話を持ち出して六三郎の心をかき乱すべきじゃないし、私も姿を隠しておいた方がいいわね。


 私は魔法で姿を少年に変え、六三郎に自分の存在を気取られぬようにしてその場を立ち去った。




 日が高くなってくるとたくさんの村人たちが集まってきて、にわかに道場は賑やかになった。

 まあ、田舎の小さな村だし、これといった娯楽もなさそうだし、村でよそ者との決闘があるとなればみんな見物に来るわよね~。

 ゴザを敷いてすっかり観戦モードな人たちもいるし、なんだか場違いにおしゃれした村娘たちのグループもいる。

 ……もしかして、六三郎ファンの女の子たち????


「やっぱイケメンよね~。六三郎さん」

「昨日会いに行ったんでしょ? おふみ」


「会いに行った」という言葉に反応し、私はおふみと呼ばれた村娘を目で追った。


「うん。ちょっとだけだけどね」

 髪を結い上げて赤い櫛を挿したなかなかの美人だ。

 たとえて言うなら「野に咲く一輪の花のような」感じ。


「何話したのよ?」

「挨拶程度よ。彼は稽古中だったし」

 稽古中にわざわざ会いに行って話すなんてどういう関係よ?


「久々の再会よね? 彼なんて言ってたの?」

「別に……。会いにきてくれてありがとうって」

 おふみは肩をすくめた。

「焼けぼっくいに火がつくことはないの~?」

 隣に立っていた娘がおどけて言った。


 焼けぼっくい??


「わからないわね。彼、今は今日の試合のことで頭がいっぱいみたいだし」

 気のせいかしら? 彼女はやけに熱っぽい目で六三郎を見つめている気がする。

「よりを戻したとしても前みたいにずっとほったらかしにされてたんじゃ淋しいしね」


 よりを戻す??


 つまりこういうこと?

 おふみって人は六三郎の元恋人だった。

 で、再会した今復活愛を狙っているというわけ?


 ああ、この人が六三郎が元愛した人なんだわ……と思うと複雑な気持ちだけど、今の六三郎の体のことを思うとなんとなく笑いが込み上げてきそうでもある。

 しかも、六三郎の同性愛嗜好をこの人知ってるのかしら? (まあ、これは保留なんだけどね)


 そうこうしているうちに六三郎の対戦相手らしき男性が現れた。


 筋骨逞しい、多兵衛さんと同じタイプのいかにも剣豪っぽい大柄な男性だ。

 美形でもハンサムでもないけど、不敵な笑みを浮かべたその顔は不思議に少年っぽくて魅力を感じさせた。


 大きいやんちゃ坊主みたいね。乱暴だけど、女性にモテそうなタイプ。


「おお、いかにも強そうな兄ちゃんだな」

「六さん、負けんなよ!」


 六三郎は対戦相手の男と何か二言三言交わし、憮然とした表情で口をつぐんだ。


 何かを考え込んでいるように見える。


 ……大丈夫?


 私は自分の頭の中を探るように思考した。


 六三郎が負けるという兆候は感じない。

 私の直感を信じるならこの勝負は六三郎の勝ちだろう。


 ただ、六三郎はハンデを背負っている。

 私がかけた呪いのせいで、体力的には男のときと同じ……という訳にはいかないはずだわ。

 無傷で勝つのは難しいかも知れない……。


 魔法で……六三郎を助けることは、できればしたくない。

 真剣勝負なんだから、私の出る幕じゃないもの。


 でも……もう、怪我だけはして欲しくない。


 初めて彼に抱かれた日、きれいな肌にいくつもの傷跡があった。

 痛そうで、可哀想で、私の胸が痛くなった。


「平気だよ」と六三郎は笑っていたけれど……。


「兄ちゃんも一口どうだい?」

 考えていると、ふいに男の声が耳元で聞こえた。

 振り向くと……

「あ!」

「ん? どうした? ギャンブルには興味ないかい?」

 にやにや笑いながら立っているこの男は……。

 あの、水晶玉に映っていた六三郎の愛人!?


「ギャンブル?」

「地元のアイドル六三郎が勝つか、挑戦者の道場破りが勝つか」

 ……この男。自分の恋人を金儲けの道具にしてるの?


 呆れてしまったけど、情報がもらえるかも知れないと思って聞いてみた。

「……オッズはどうなってるんだい?」

「お。いい質問だね。今のところ六三郎1.5倍。道場破り2.3倍だよ」

 なるほど。みんな六三郎が圧勝だとは思ってないみたいね。


「何やってんだ! 伍助!」

 六三郎が男をぎろりと男を睨んだ。

 伍助と呼ばれた男は「てへへ」とでもいうように頭を掻いた。

 ふーん。伍助っていうのね。この人。


 私は銀貨を一枚投げた。

「六三郎に一口」

「まいど」

 伍助はにやりと笑って銭貨を受け取った。


 私に背を向けて別の客を捕まえようとした伍助を追いかけるように質問を投げた。

「あんたさ」

 伍助は振り向いて首を傾げた。

「なんだい?」

「六三郎とやらとどういう関係?」

「おっ。ばれちまったかい?」


 笑いながら伍助は親指を立てた。

「コレだよ。コレ」

「……なんだ? コレって?」

 私は同じように親指を立てて顔をしかめた。(アムランにはこんなゼスチャーはなかったのよね~)


「コレと言ったら決まってるでしょーが!?」

 伍助は呆れて肩を落とした。


「彼氏だよ」

「ほんとに? 男同士で?」

 わざとちょっと驚いてみせた。


 するとまたにやっと笑って伍助は言った。

「兄ちゃんにはそう見えるんだろうな」

「どういう意味?」

「これ以上は俺の口からは言えねぇな」

 伍助はひらひらと手を振りながら、「じゃな」と言って去っていった。


 つまり六三郎が女だと、あの男は知ってるのね。

 まあ、どう考えてもその方がノーマルなんだけど。

 はっきり「彼氏」だと言われたのに、なんだかまだ釈然としないものが残っている。

 きっと六三郎本人に確認してないからなのね。

 試合が終わったら……きちんと確かめて、何もかもすっきりしよう。


 それからしばらくして、

「とっとと始めるぞ!」

 という六三郎の怒鳴り声がして、場内はしーんと静まり返った。


 いよいよ始まるのね。

 私も観客も固唾を飲んで六三郎と挑戦者を見守った。


 ふたりは睨み合い、しっかりと木刀を構える。


 向かい合うふたりを見ると。改めて体格の差がわかる。

 身長は、10cmは違うだろう。

 体重は……20kgぐらいは違うかも知れない……。

 この差が、きっとそのまま力の差になるのね。


 じれったいほどにゆっくりとふたりの距離が縮まっていく。


 ふいに挑戦者の方からの先制攻撃。

 片手で軽々と木刀を持って六三郎の胸を突こうとする。

 あっという間のすばやい動き。


 私は思わず自分の胸元を手で押さえた。


 きわどいところで六三郎はひらりと攻撃をかわした。

 そして挑戦者から距離をとると首筋の汗をぬぐった。


 場内のあちこちから安堵と感嘆のため息が洩れる。


 挑戦者は余裕綽々といった様子で笑いながらなにやら六三郎に話しかけている。

 表情を変えずに答える六三郎。


 そして、六三郎は再び挑戦者ににじり寄る。


 六三郎の方から仕掛けていくように見えたそのとき、またしても挑戦者の突きが六三郎を襲った。

 また、それを危うくかわす。


 それからの攻撃は全て挑戦者からの突きで、六三郎はそれらをかわすので精一杯のように見えた。



挿絵(By みてみん)



 けれども、徐々にふたりの表情が変わってきているのに気づいた。


 六三郎は相手を挑発するように薄笑いを浮かべている。

「突けるもんなら突いてみな」と言っているかのようだ。


 対して当てが外れた挑戦者の表情には焦りが見えてきている。


 胸が……どきどきする。

 魔法のような六三郎の動きから目が離せない。


 再びふたりは木刀を構え向かい合った。

 少しずつ挑戦者に近づいていく六三郎。

 今度こそ……六三郎からの攻撃?


 あっと思った瞬間に六三郎の木刀がすばやく相手の胸を突いていた。

 表現しようのない鈍い音が響く。

 場内からわあっと歓声が上がって、「決まった!」と思ったけれど、相手の木刀も六三郎の脇腹を貫いていた。


 ……六三郎!!

 思わず駆け寄りそうになる。


 でも、次の瞬間に崩れ落ちたのは挑戦者の方だった。


 拍手喝采に包まれながら、六三郎ははっと我に返ったようだった。

 ん??? 体に……木刀が刺さっているのに平然としてる????


「六三郎さん、素敵よ!」という黄色い声がして、声の主を見るとおふみというさっきの村娘が手を振りながら笑っていた。

 六三郎はおふみを振り返りながらなんともいえない複雑な表情をしている。

 どう反応するのだろうと思っているうちに、道着を来た少年たちがわらわらと六三郎を取り囲んでいった。


 怪我はないの? 大丈夫なの?


 なんとか近づいて確認できないかと思っていると、六三郎が体に刺さった木刀を抜いて床に投げ捨てた。

 そして、そのまま人々を掻き分けてだーっと道場から走り去っていった。


 ……破れたキモノから白い包帯のような布がはみ出てたような……????


 チャンス! とばかりに六三郎の後を追おうと出口へ向かって足を踏み出したけど、がしっと男の腕に肩を掴まれた。


「兄ちゃんおめでとう。これあんたの配当な。手数料として1割はもらっといたぜ」

 伍助が笑みを浮かべながら何枚かの硬貨を差し出していた。


「あんたの……コレ、大丈夫なのか? 木刀刺さってたみたいだけど」

 私は硬貨を受け取り、親指を立てながら聞いた。

「いやいや。コレは俺。あれはコレ」

 伍助は親指を立ててその先を自分に向けるように振り、次に小指を立てて見せた。

「コレ?」

 今度は小指かいっ!

「コレは「彼女」って意味。兄ちゃんおぼこいねえ」

 まいったなーというように伍助は苦笑した。

「それはどうでもいいんだけど……。あの人、大丈夫なのか?」

「うんうん。大丈夫。お六さんは着物の下に鎖帷子着てる上に、更にその下にサラシぐるぐる巻きにしてるから。見たとこじゃあ、何枚かのサラシめくったぐらいだな、あれは。道場破りの方は骨にヒビぐらいいってんだろうけど」

「そうなの??」

「おうよ。だから心配いらねぇってわけ。じゃ、おめでとさん」

 伍助は私の頭をポンと叩いてその場を離れた。


 そう……。女になったわりにはウエストもないし、やけにずん胴だと思ったら、男に見せかけるためにサラシを巻いてたのね。

 私はほっとため息をついた。

 怪我がなくてよかった……。


 夜になって人気が引いたら、六三郎に会いに行こう。

 そして、確かめなきゃ。

 多兵衛さんとのキスのこと。伍助との関係。それから……おふみって女のことも……。




 すっかりと夜も更けて、道場の面々はみんなぐっすり眠っているようだった。

 私は足音と気配を消しながらこっそりと六三郎が眠っているであろう部屋に向かった。


 若く健康そうな寝息やいびきがあちらこちらの部屋の中から聞こえてくる。


 ……それにしても……男臭っ!


 道場の木材の匂いとかび臭い匂い、そして汗の匂いなどがもわっと襲ってくる。


 私は鼻から口にかけてを右手で押さえ、鼻で息をしないようにしながら歩いた。


 そして、六三郎の部屋の前に着くと変身魔法を解き、いつもの自分自身の姿に戻った。


 手鏡を取り出して髪の乱れや肌に汚れがなどをチェックする。(女子なんだもの。当然でしょ!)


 髪を整えてキモノの崩れを直してから、音がしないようにフスマと呼ばれるジパングの引き戸をそっと開ける。


 そこで、私が目にしたものは……。


 なに……これ?


 行灯と呼ばれるジパングのランプの薄明かりの下で、六三郎がガシッと伍助を抱きしめる姿が見えた。


 布団の上で……もつれ合うように抱き合うふたり……。


 伍助が六三郎の首筋に吸い付くように顔を埋める。


 六三郎は左手で伍助の背中を抱き、右手で伍助の頭を優しく愛撫している。


 うぐっ。


 ……吐き気が……、込み上げてきたわ……。


 容赦ない悪臭と、それに……目の前で繰り広げられている気色の悪い光景に……。私、耐えられない!!!!


 匂いとふたりのあえぎ声と……水晶で見るのとは違う、あまりの生々しさが衝撃的だった。




 気がつくと、私は絨毯に乗って夜空に浮かんでいた。


 あの光景を直視するのに耐えられず、無我夢中で逃げ出していたみたい……。


 ふたりが抱き合っている鮮明な映像と胸のムカムカがこびりついていて、とにかく混乱していた。


 あれは、やっぱりそういうことよね?

 私の疑惑は、単なる勘違いではなくって現実……ってことよね?

 ……ということは????


「……明日考えましょ」


 そう呟くと、呆然とした状態のまま、私はアニスの待つ宿に向けて絨毯を飛ばした。


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