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無気力系悪役令嬢入りまぁす  作者: ここなっつ
6/18

今世の父と母

「まあまあ!アイリスよく似合っているわ!!素敵よ。これ

で第一王子もイチコロね♡」

うふっとウインクする今世での我が母と

「ふん。今日のパーティでは粗相のないようにな」

ツンツンしてる我が父…………。

「あら、旦那様も素直じゃないですね」

「何を言うか!」

イカつい父と美人な母…完全にこりゃ父親似だわ

「本当はお寂しいのでしょう?私がいるではありませんか」

「こ、子供の前でそんな……!ユリア!」

………んんん?なんか思ってたんと違う!!

悪役令嬢の父だよ、母だよ!?公爵とその妻だよ?

悪役令嬢になるほどだからどんな鬼かと想像してたらぜーん

ぶへし折られたわ!

そういえば前世の父母も仲良かったな…

"もうお父さんったら♡"

"いいじゃないか、久しぶりのデートだろう?"

子供の前でイチャイチャするのはどこの親でも一緒なのかぁ

"あーら凜香帰ってきてたの?肩揉んで♡"

それに今世母のテンションもどことなく前世母と重なる。

語尾にハートを感じるし、周りにお花が見えるよ。ふわふわ

なやつ

「昼食にするぞ。時間が無いんだ」

「はい、旦那様♡」

「は、はい!お父様」

ついにお父様って呼んじゃった……!

…凜香としての世界がなんか遠く感じるなぁ。

本格的に父と母ともお別れか。バイバイ父母迷惑かけたな!

よろしく今世の父と母。





「……お前は王子と会場に入り、ファーストダンスを踊れば

それで良い。後は宰相殿が紹介してくれるだろう

父様達は国王と話すことがあるのでな」

いちいち言葉に棘を感じるけど一応自分のことは父様って言

うんだなぁ。

他人事のように考えながらモゴモゴと肉を頬張る

ただいま絶賛昼食を食しております

「アイリス」

(このお肉美味し……あードレス汚したらダメだなぁ。)

「アイリス?」

デザートはミルクレープじゃなかったけどガトーショコラだ

し文句なし!!

「おい、アイリス聞いているのか?」

「は、はい!お父様!!」

(やば、完全に自分の世界入り込んでた。)

「ふん、同じ態度を第一王子に取らないようにな!」

「アイリスなら大丈夫よぉ」

ね?とこちらを見る母。

うんうんと首を降った。

頭からカチャカチャと宝石が当たる音がする

頭振ったら木みたいに髪の宝石落ちてくるんじゃ………売っ

たらお金になるから金になる木だ…!

なんて馬鹿なことも考えてみる。

そんな木あったら何買うかなぁ。

想像したらちょっと別の意味でお腹いっぱいになった。


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