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次の村の試練ですわ。

 


「う、うん。ダリアお疲れ様。」


 圧勝したダリアは涼しげに戻ってきた。ずっと私の筆頭メイドだったのに一体どうゆう事なの?意味不明なんだけど。


「ウフフ。ククリナ様、実は貴方を守る為にずっと鍛えていたのですよ。城のカリー様に稽古をつけてもらっていたのです。」


「ああそうなの。あのカリーに…」


 カリーとは城で体術訓練の教官をしている今は隠居している武闘家。昔は拳聖とも呼ばれていたらしい。私はあまり接する機会が無かったから良くは知らないんだけど…


「さて、では約束通りご案内いたしましょう。」


 そうして村長に案内されて始めにみた出口まで来た。厳重に警備をしていた衛兵達によって門は開けられていた。


「では、ここを出てまっすぐ行かないさい。そして、村に着いたらこれを見せなさい。」


 そう言って、魔石を一つ渡された。青色の宝石のような石だ。私の手でも握り込めそうな小さい魔石だ。

 村長はなおも続ける。


「この石を集めていく事によって最後の扉は開かれるだろう。」


「分かった。ありがとう。」


 村長に見送られ、次の村に向かう。途中お腹が空いたのでピクニック気分でお昼にした。その道具や食材はいつものように私のバックの中に入っている。

 食べながら、先程の村の事が話題になった。


 他にも猫の獣人は居たのに碌に交流もしないであっさり終わってしまった。猫…好きだったのに。。


 次の村でもそうなのだろうか。折角だから何かしら交流したいのに。戦うしかないのかなぁ。次はどんな試練だろ。

 まぁ。どちらにせよ私は見てるだけなんだけど。。


「しかし、ダリアには驚いたな。」

 トロアも知らなかったらしい。


「ウフフ。まさか役に立つ時がくるとはおもいませんでした。」


「本当ね。まさかダリアがあのように強かったなんて私も思いませんでしたわ。他にもまだ何か隠していそうね。ウフフ。」


「じゃあ、お腹も満たしたし次行ってみよう!」


 ミリアの号令で再び進み出した私達。


 そんなに経たずに次の村に着いた。

今度は入り口にも衛兵がいた。どうやら、ここは犬の獣人の村ですね。

その衛兵に先程もらった石を見せる。中にはすんなり入れた。もし、石が無かったらどんな対応されるんだろう。


 そこから先の流れは猫の時と同じで村長とお話しだ。

ここの村では先程とは違い村の獣人達はこちらをかなり見てた。凄く視線を感じたわ。


 そして、村長から出された試練は足の速さだった。。

犬だけにって事かしら。てっきりまた戦闘だと思っていた私達には微妙な空気が流れた。。まぁいいけどさ。

 でも良くは無かった。


 ミリアが速さには自信があるそうで、彼女が勝負する事になったのだが、猫のこともあるからしょうがないとは思うのだけど、正直犬を舐めてましたわ。


 その強靭な脚力は、勝負の種目に選ぶだけの事はあった。私以外には視認できないくらいに早かった。あ、あとルーちゃんにも見えたみたい。目がいいのね。


 勝負に方法は、スタート位置に立って村長が投げた石をヨーイドンで取りに行くというとっても単純な勝負。でも、ミリアが半分の距離に届く前に犬(カイという名前みたい)が取ってしまった。。。

 幸いなのは勝負に負けても何かあるわけではなく、ただ先に進めないだけだし、何度でも挑んでいいとの事でした。


 ミリアは負けず嫌いのようで、「こらから特訓して再度挑戦する」と意気込んでいる。

 村に滞在する間は一応客を迎える用の家があるそうでそこをお借りする事にしました。タダでは気がひけるのでお金は払う事を了承してもらったの。


 それからは、ミリアの特訓開始!


折角だからほかのメンバーも一緒に参加だ。私は優雅にいつもの椅子でお茶を飲みながら見学ですわ。


 特訓はとりあえず走る。その後にジャンプして脚力を鍛える。つまり、走ってスタミナを付けて、ジャンプで瞬発力を上げる作戦ですわ。考案したのはトロアだ。本当楽しそうだこと。


 「はぁはぁ。す、少しは早くなったかなぁ。」


 「いや、流石にそんな簡単に速くならないよ。」


 「わ、わたしはもう限界です。」


 「ルーはまだ平気!」


と速くも飽きだしたミリア。冷静なトロア。ギブアップのリリーネに無邪気なルーちゃんといった具合。


 飽きてはきてたが、負けん気で今日一日はその鍛錬をひたすら繰り返し終了した。夜寝る前に作戦会議ね。だって、そんな非効率なやり方では無理そうだもの。


 お借りした家に向かう私達。中に入り部屋を確認していると時に事件は起きた!


 なんと、湯船がある!


 これまで、風呂と言えばお湯を浴びるだけだったの。城にはあったけど庶民の利用する宿には無かったの。だから、久しぶりになる湯船は身体の芯から幸せになれた。やっぱり女の子はお風呂が好きなのよ。ウフフ。


 トロアもダリアも満足そう。

 でも他のメンバーは初めてだったようでおっかなびっくり湯船に浸かっていた。でも湯上りに様子を見てみると、ウモウフトンを初めて使った時と同じように目がキラキラしてる。湯船恐るべし。


 皆んなで布団ウモウフトンをベットに敷いて寝る準備を整えたら作戦会議です。布団を先に準備するのは、私が終わったら直ぐに寝たいからだわ。この虹色の集いのメンバーにとってはもう、当たり前の事になっているの。


「さてさて。皆様明日からの特訓はどのようになさいますの?」


「どうって、今日と同じじゃダメなの?」


「悪くはないが、ククリナ様が言うようにこのままでは時間がかかりすぎると思う。」


「じゃあ、他に何かあるかな??」


「んー。体力をつけるなら今のまま走り込みで問題は無いと思う。速さを求めるなら、もう少し負荷があった方のがいいと思う。例えば、川の中を流れに逆らって走るとか。」


「なるほど、それはいいね。川から解放された時早くなってそう。」


「そうですわね。トロアの言う通りその鍛錬方法は良さそうですわね。ここの島の中にいる間はクロードに狙われる事もないでしょうから、時間は気にせず徹底的にやってみましょう。私の錬金魔法で鍛練の道具も明日作っておきますね。」


 そういった感じで会議は終了して、皆眠りについた。

 余程疲れていたのか、私以外の皆んなは寝付くのが早かった。私はなかなか寝付けなかったけど、羊を数える前に寝付けたので良かった。


 翌朝、湯船のお陰なのか皆んなスッキリと起きてきた。

 

 朝食を簡単に済ませて、朝一で村長を尋ねた。川のある場所を教えてもらう為だ。川は村の外の森の中にあるそうだが、村の人に案内してもらっま。案内が有れば守りの術式の影響はうけないようです。安心して特訓できますわね。


「じゃあ、早速やってみよう。」


 村長の側仕えさんに案内してもらった川で早速やってみるミリア。昨日の飽きからは解放されたみたいね。


トロアに視線を向けると、より負荷をつけるためか鎧を着たまま川に浸かっている。そこそこ流れの強いこの川でそれは立ってるだけで足腰にきそうね。リリーネはパスみたいね。川岸でリリーネは、二人を応援している。ルーちゃんは足が着かなそうだから今回は私と一緒にお茶を呑みながら見学ね。つまらないのも可愛そうだから、私の錬金をお手伝いしてもらいましょう。


 さて、私もみんなの為に道具を作成しますわ!




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