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ミリア達の情報集め



 ククリナ達と分かれて、あたし達は港へ移動して来た。

思っていたよりも亜人達は人間達と上手くやっているようで、賑やかな港市場の光景が見られる。どこの街とも変わらないその景色はどこに差別があって、不仲という評判が広がるのか分からなくなる。


「思ってたよりも、亜人達も人達も上手くやってそうだよね。」


 あたしは、一緒に来たトロアとリリーネにそう言って視線を向けると、二人も辺りをキョロキョロ見ていた。リリーネに至っては、「何か美味しそうな物あるかな?」と別の事を思っていそうだ。


「ま、とりあえず近くのお店で聞き込みしようか。」


トロアの提案で、付近のお店で聞き込みをする事になった。魔法やスキルなど特殊能力について詳しい人が居ないか、ひたすら聞いて回った。

 しかし、それらしい情報はなく唯一エルフならば知っているかも知れないとのことだった。


 「うーん。きっと、向こうも同じような情報だろうね。」


 それともう一つ。エルフの里にたどり着くには、その途中にある亜人達の集落を越えて行かなくてはならないとのこと。最初にある集落以外の村の場所は行った先の所で道を教えてもらわないと、必ず迷うようにエルフが術を仕掛けてるという噂だ。ある意味それらの集落がエルフの里の壁になっているかのようで、その集落をこえるのも容易ではないそうだ。というのも、それらの亜人達は非常に好戦的で今まで通ろうとした人達も、勝負を挑まれることが多かったとの事だ。

 うーーん。正直面倒だな。それとも、皆の経験を積むと考えればまだマシなのだろうか。。まぁ、最悪はククリナがいるから大丈夫だとは思うけど、周りの私達がいつまでも弱い訳にもいかないしなぁ。


 一通り聞き終えたので、話をまとめる為お茶処へ入ることした。


 「では、聞き込みで得た情報を纏めると、エルフの里に辿り着く為には亜人の集落を経由しなくてはならず、且つそれぞれの亜人から次の集落までの道を聞き、そして最後に行き着くのがエルフの里という事らしい。教えてもらうためにはそこの村長達に交渉するしかならず、それぞれの村によって対応は違うらしいとの事。そして、今まで私達と同じように外部からエルフに接触しようとやってくる者は時々いるらしい。でも、皆辿り着けずに何処かへ行ってしまうそうだ。現にこの街から出た者でもう一度船に乗るのを、見た事が無い。以上ですね。」

 メモを取っていたリリーネに説明してもらった。


「うーん。本当かなぁ。まぁ、行ってみれば分かるのだろうけど…」


「なんかゲームみたいだね。」


「きっとエルフを守るための策なのであろう。」


 うーん。なんだかトロアが楽しそうに見える。いつもククリナに驚かされてばかりだから、あまり目立って無いけどトロアも騎士なんだよね。


 うん。そう考えると、そのエルフまでの道のりは今の私たちにとってはいいかも。最悪はククリナという保険があるしね。


「じゃあとりあえず、情報集めはこのくらいにして宿へ戻ろうか。」


 そうして、宿に戻ってきた私たちはククリナと合流しお互いの情報を突き合わせることにした。

 ククリナ達のよりは私たちの方が細かく集められたようだ。なんだか少し嬉しい。リリーネも満足そうだ。トロアは行く気満々のようで、武器の手入れをしている始末。


 ククリナはというと、うん。お茶飲んでるね。タマには焦る姿も見てみたいな。


「じゃあとりあえず、明日最初の村に行ってみる?」


 皆んな特に異論は無いようで、リリーネは「オヤツ持っていった方がいいかな?亜人さん達もお菓子とかきっと喜ぶよね?」とランランとした瞳で楽しそうだ。そんな姿に呆れながらもちゃんと相手をしているダリアは流石だ。


「ええそうね。楽しそうだもの明日早速行ってみましょう。」


 と優雅にお茶を楽しみながら言うククリナはまぁ、いつも通りだね。ルーちゃんもなんか気合い入れてるけど戦えるのかな?「わたしも頑張る!!」とかさ。



 でも実際エルフの里に人が未だ辿り着いたことがないなんて、信じられないよね。だからこそ、たとえ能力の情報を得られなかったとしてもきっと意味のあるものになるはずだ。


んー。あたしもワクワクしてきた!明日は頑張ろう!!


 

 

短くなりました。

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