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魔法とスキルのお勉強ですわ(後編)

今回は短めです。

 

「さーて。揃ったねぇ。じゃあ、今度は魔法に続いてスキルについて話そう。みんなスキルってどうやって覚えるか分かる?」


 ククリナ、トロア、リリーネは考える。

 

ククリナの頭の上には?マークがたくさん見える。

トロアは騎士なので当然わかる。ただ、騎士が使うスキルならという話で、スキル単体で考えると正直自信がない。


答えなさそうな二人を見てリリーネが答える。


「えーと。一番分かりやすいのは、冒険者登録に得られるスキルで、それ以外だと精霊に付与されたり元々武器が持っていたり、訓練や修行で得られる特殊能力とかですかね?」


「そうだね。大体あってる。まず冒険者登録の時のはみんな分かるね。次に訓練などで覚えるのも想像つくでしょ。あ、あと武器が宿してるのも。ただ。これは特殊な素材で作られたものが長年色んな人の魔力に触れて宿される偶然の産物みたいなものかな。あと、精霊の加護。これはかなりのレアケースでそもそも精霊を感じられる人にしか機会はないし、精霊を感じられれば直ぐに理解できるとおもう。ここまではリリーネが言ったことと同じよね?」


 三人は黙って頷く。


「あと、もう一つある。武器もそうだけど防具もあるの。ククリナが装備してるマントが正にそう。それでね、スキルは積極的に且つ、得ようと思って得られるものじゃないから普段は特に気にしなくていい。」


「んん?」


ミリアの話の意図がまったく掴めない三人。


「えっと、どういうことですの?」


「ああ、ごめん。分かりにくかったね。つまりスキルは魔法では無い特別な物。言い換えれば、魔法では出来ないことがスキルでは出来ることがある。これから、冒険をしていく上で自分にあったスキルを獲得する事がとても大切。特にそれが自分にあっているかどうかが、難しいクエストをこなしていくカギになるね。だから、今後は地下遺跡に潜ったり、ドラゴンの素材みたいな貴重な素材を集めて作った武器や防具を装備して自分の魔力で染めていく事がメインの目標になるとおもう。」


「なるほど。。。」 リリーネが目を輝かせて頷く。

 リリーネは素材集めが大好きだ。綺麗な石だったり、変わった形の木だったりキラキラする砂だったり、と実は収拾するのが趣味でそんなに多くは無いがコレクションしてる。


トロアもそうだ。目をギラギラとさせている。トロアの心を擽ったのは、育てるというワードだった。城では日頃から部下の教育に明け暮れていたし、自身が持っているブルーソードも少しづつ育てていた逸品だ。そのため、トロアの教育欲がとても刺激された。


ククリナは…まぁ当然、キラキラ笑顔だ。


「ところで、ククリナのそのマントはどんなスキルを持ってるの?」収拾大好きリリーネが訪ねる。


「えーと、確か天使を召喚できるとか紙に書いてあったわ。どういう事なのかよくわかりませんが。使い方も分かりませんし。」



「そうなの。だったらどんなのか知りたく無い?」

リリーネはとても食いついている。


「じゃあさー。ククリナ、ちょっとそれ使ってみてよ。使い方はそのマントに魔力を込めれば自然とスキル名が浮かんでくるからそれを詠唱すればいい。」


「わかりましたわ。やってみますね。」


 ククリナは意識を天使の羽衣に向ける。すると、そこに羽衣の魔力を感じる事が出来た。そして、その羽衣の魔力に自分の魔力を触れさせる。


 その時、頭の中に幾つかの言葉が浮かぶ


『天使の息吹』 『天使の厄災』 『天使顕現』


 ククリナはそれを感じ、この場に合いそうな『天使の息吹』を選び詠唱する。


「天使の息吹」


すると、ククリナは透明な虹色の光に包まれた。

その光は、その場にいた三人に降り注ぐ。

それを受けた三人は思わず自身の身を顧みる。


「すごい…」と感嘆するリリーネ。


トロアは、まぁいつも通りだ。残るミリアが皆に効果を伝える。

「いやー、すごいねー。これは仲間の攻撃力、防御力、スピードを上昇させて、傷も回復させる癒しの効果もある。正にピンチになった時の体制立て直しの奥の手中の奥の手だね。」


「そのようね。羽衣の魔力からもそう感じられるわ。」

他のスキルの事は言わないようだ。この息吹よりも効果がヤバそうなので一旦伏せておくことにする。


「いやー。ほんとククリナは規格外だね。でも、やっぱり冒険は安全第一。これくらいでちょうど良いのかもね。ただ、あたしも含めて、トロア、リリーネもその力に甘えないよう、あたしと一緒に成長していこうね。」


「うん!!わたしも頑張る!」


「同じく、わたしもククリナ様をお守りする騎士として恥じないよう鍛錬をするよ。」


「わたしも、頑張らないと。さー。今日は帰ろうか。」


「「「はい。」」」


 そ今日はミリアのお陰で、それぞれの課題と今後の目標を見つけられた充実したいちにちだった。それぞれ満足し、帰路についた。




宿屋に到着すると、約束通りミリアにもウモウフトンを作ってあげた。そして、もう一人ウモウフトンの愛好者が増えた。


因みに、部屋を四人部屋に変えて、みんな揃って眠りについた。


 明日からは本格的なクエストをこなし、この街ミミンガから出ていよいよ旅に出発する準備をはじめるようになる。



次からは本格的に動き出します。

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