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小悪党は最強の盗賊?  作者: 岳見花
4/6

顔合わせ、勇者パーティー

連れていかれたのは宿だった

衛兵のところかと思ったが…

というよりなぜ手が光ったんだ?

こいつの特殊な防御魔法か?


できることはないし気まずいし一人反省会をしていると勇者パーティーの仲間が部屋に入ってきた


ごっつい髭の禿おやじ、勝ち気そうなつり目の赤髪女、まだガキだろう銀髪の少女だ


「こいつか、ようやく見つかったのう」

禿がよくわからんこと言っている

もしかして…


「なんだお前ら、勇者パーティーのくせにスリ常習犯の小悪党の確保依頼でも受けたのか?」

小馬鹿にして鼻で笑うと赤髪の糞女に頬をひっぱたかれた


「こんなやつが女神様の祝福を受けた盗賊なんて!私はこいつとパーティー組む気はないわ」

フン!とそっぽを向き意味のわからないことを言う


「わかっていないようだね。君の手が光った理由も、彼らの言ってる意味も」


「おい優男、よくわかるように説明しろ」

次第にイラついてきた俺はイラついた様子も隠さず優男に当たる


「あなたは女神様に選ばれた勇者パーティーの一人なのです」

俺は銀髪少女の言った意味を理解したくなかった


「それがこんなこそ泥の小悪党なんてね!」

ほんとこの糞女はうぜぇな

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