シナリオ1 アサンブルチーズ
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あの日、彼女は突然組織を裏切り、10年も時を一緒に過ごした自分にも牙を剥き、何者かに殺された。
その事件は、一見組織の内乱だと思われた。
だがその真実は、約20年前の親たちのもつれによって起こされた、性愛と憎悪の絡んだ自作自演の事件であった。
その真実を知らず3年の時が過ぎ、仲間と共に出かけた街で、再び自作自演の物語の歯車が回り始める。
それは同時に、世界の真実を知ったものたちが、善悪も嘘も本当も偽りもない世界で、やるか、やられるかそれとも、阻止かの三択を迫られる、闘争時代の幕開けを意味した。
この物語には、心理学やビジネス学、生物学を応用した中毒性ある表現が使われています。
中には、正義感や倫理的そぐあない言葉に、業を煮やすところがありますが、「汚くとも美しい人々の生き様」に酔しれると共にに、「この最低な言葉や行動が存在してなきゃ、あの言動は語れない」そして、理解できている自分と日本に生まれたことを幸せに思うこと、間違いなし。
リアルインフルエンス シリーズが贈る第一作目 答えの先の物語をテーマにした。善悪規範を排除した、異色のアサンブルヒューマンストーリーが、世界の見方を覆す。
「嘘か本当かなんて、どうでもいい。ただその発想は君の記憶のなかに、存在している」
それでは、読者の魂が燃え揺らぐ世界へとご案内します。