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~亜世界転移~  弱虫クソ雑魚鈍才な勇者(一秒のみ)    作者: 赤木野 百十一茄太郎
現ハは非現ヲ交錯サセル
8/89

 好 菜野 の日常

今回は菜野回、なので利知は登場しません。


山坂利知や、DWになぜ菜野が執着するのかは

本人ですらいまいちわからない。


ネットで調べ、文献をあさり、実際に行って調べたり。


そうしているのは「画像」が一年前メールで届いてからだ。

三角や四角の規則的に並んでいて、みるとDWに近い世界DDWに行ける。

有名なあの技法とは違い、三日月の模様はない。


そんな菜野も人なので生活がある。

夜のコンビニバイトで稼いでいる。


親が死に、祖父の家に引き取られ、祖父も死んだので

菜野は一人暮らししている。

だから食費とネット料金のためだけに雑な仕事をいつもしてるのだ。


今日も、道で「目」と目を合わせてしまい

5回ほど繰り返してトラックでひかて死んだオッサンを助けた。


そして

「こんばんは~」

コンビニにつく。

「ちょっと、遅いよ、おまけに髪ボサボサだし……ま、どーでもいいけど」

店長がいろいろ雑なとこだ。


菜野はレジに立って、客を待った。


「ギャハハハハハハハハ!」うっさい声が響く。

中学生の集団が、うるさい。

三人もいるうえ、他に客がおらず目立つから。

一人がコンビニのアイスケースに入って、二人がその写真をネットに挙げようとしてた。


「ちょっとやめてください!」

菜野は仕方なくレジから離れ止めようとするが


「上松ウゼエよなー」

「ホントホント、老害!」


無視される。


菜野は気づかなかったが実は

利知の同級生、吉沢(担任上松に死ねといった奴)が集団の中にいた。

三人の名前は吉沢、桐谷、浜崎、アイスケースに入ってるのが吉沢。

あまり、区別はつけなくていい、似たような奴らだから。


「いい加減にしろッ・・・・・してください!」

荒い口調になりかけながらぶん殴ったほうがいいかな、と思い出したころ

菜野に三人が振り向いて言った。

「るっせえブサイク!」


中学生くらいだと、女に対する罵倒が見た目に関する

ものになる。

正直菜野は美人であることに読者の諸君は留意してもらおう。


また三人は、ペチャクチャしゃべりだした。

「ホント上松って老害だよなー」

「余裕ないんだろうな」

「ホント、老害ってなんだろうな」

菜野はつい、返した。

「結局、時間とともに謙虚さや、時代に合わせるスキルを

自分の中からこぼしちゃった人だろ?」


まともに返したはずだが、三人にとって大事なのは

「会話に割り込んで邪魔してきたということである」

吉沢が振り向いて、菜野を見やると

「うっせバーカ!」唾をかけた。


「このガキ……!」菜野が暴力に走りそうになった瞬間。

店長の田所と、バイトの青木が問題を解決しに入った。


店長は「君たち……近所の中学校の生徒だね?いい加減にしないと学校に連絡させてもらう」

と脅す。

その次の瞬間。

吉沢が、ナイフを、刺していた、店長の胸に。

「言うんじゃねーよ」

浅い刺さり方だが、病院に行ったほうがいいだろう。

___菜野は救急車を呼ぶためスマホを取り出した。__

そして、桐谷が拳を振り上げ。


店長にふりおろそうとした時。

青木がその拳を止めた!

「もう、君たちを頭の悪い子としてじゃなく、ただの危険人物として対応する……!」

三人は青木の迫力に怯んで、逃げ出した。


この日のことは、ただの日常である。


しかし、菜野は何度も何度もこの日を後悔する。


気付けなかったと。

未来に希望を持つことはとても難しいことだと思います、だってあまりにも苦しいことが多すぎるから。

せめてこの小説を読んでいるあなたが今幸せだったらうれしいです。

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