前へ目次 次へ 57/89 番外編 上松 深夜。 利知の担任、上松。 彼は利知が最近休んでると聞いてどうしようかと悩んでいた。 職員室でくるくるペンを回しながら、華麗に。 「担任としてはー行ったほうがいいよなあ?」 ペンを逆に回す。 「行ったほうがいいかなあ?」 利知にとってそうするのが幸せならそれでいいのかもしれないな、と思う。 別に上松はよくある倫理観や正義感を持った男ではない。 利知や、自分が良ければそれでいいという男なのであった。 「う――ン、でもなあ」悩みはまだ続きそうである。