表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~亜世界転移~  弱虫クソ雑魚鈍才な勇者(一秒のみ)    作者: 赤木野 百十一茄太郎
結局日常の中で無意味に非日常は続くんだね
49/89

中二病の妄想であってくれと心のどこかで望んでたのかもしれない。

新キャラが登場です、彼が一体シナリオにどう絡んでくるのか?

青年、桂 葬儀はパシャパシャと写真を撮っていた。

今は使われていない駐車場。

そこで行われているフォバルナエタ会の集会があった。

5人ほどの男女で行われるもの。

彼は、その集会のメンバーであった。

「……あまり、フラッシュをたくな」メンバーの一人が文句を言う。

「……原則でこの会は何してもいいっていう話だろ?」桂は文句を言い返す。

「だが、俺は写真を撮られたくない」

「お前の写真なんか撮るかッ!俺は駐車場を撮ってんだ!」


メンバーの女が、かなきり声を上げた。

「あなたたち!高尚な我らの理想を忘れたの?くだらない話をしてないで!」

メンバーたちは桂以外ハッとする。

桂は「いや、俺二週間前会がカメラ買ってくれるっていうから入っただけだし理想なんてそもそも知らない」

と文句をぶつくさ言い

女は激怒しながらまくしたてる。

「あなた!この会はすばらしいの!世界を支配するの!」

「そんなこと、入るとき言われたっけなあ……?俺、良い写真撮るために入っただけだしなあ」

桂はポリポリ頭を掻き、より女を怒らせる。


「おい、くだらないこと言ってないで集会だ集会」

メンバーの一人がけんかを止めた。

_________________________

「……で、このビルにフォバルナエタ会に復讐しようとしてる奴らが集まってる」

地面に広げられた地図には会にとって大事だったり危険だったりするところに赤いマルが付けられていた。

その中の一つを指さしてビルの紹介がなされていた。


桂は疑問に思った

「なあ、何でさ一般民家とかにも赤マルがついてんの?」

「好菜野 山坂利知 その二人の家だかららしいが、俺はよく知らない

とりあえず、手は今は出すなと言われてる」

「フ―――ン……」

「好菜野さん?写真あるの?」

メンバーの一人が無言で菜野の写真をポケットから取り出す。


桂は驚いた

「うわッ、なにこのファッション!?」菜野が全身に「I」という文字をセンス無く散りばめたTシャツを着ている時の、写真だったから。

「最高ジャン!」とてもかわいく彼には見えた。

そうと決まれば、話は早い。

桂はカメラをバッグに丁寧に押し込んで会議をガン無視して「お前!?」走り出した。


____________________________


そして、桂が菜野の家についた時、ドアが開いていた。

「……じゃ、リナまたな」

そして、リナが出てきて、ドアが閉まる。

そのまま、リナは帰っていく。

桂とすれ違い。


桂は菜野の家のドアノブをガチャガチャ回す。

「って鍵かけられてやがる!」

無理矢理ドアを壊して侵入してでも彼女の写真は撮りたいがそうすると

「手を出すな」という指示に反しフォバルナエタ会から写真を撮る援助を打ち切られる。


_カメラをフォバルナエタ会から買ってもらったりする代わりに

利知が赤い化けものに襲われている時とかに動画を撮ったり彼は記録係をしているのだ。_


だから「……直接、手を出さなきゃ大丈夫っしょ!」

桂は、先ほどすれ違ったリナに後ろから楽しそうに近づいていき。


手を伸ばした。

そして

躊躇いもなく、リナの口をふさぎ、スタンガンの電流を流し込んだ。



___________________________________

『……に来て』

菜野は、電話を受け取った。

『君の友達は、預かった』



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ