作戦会議
タイトル通り
「助けて……」
利知はミノリに助けを求め、ミノリはそれを受け入れた。
利知はミノリの親の権力に助けてもらおうと思った・・・・・・が。
「でもあの人子ども嫌いだしどうにかしないと忙しいしまともに話聞いてくれない……ですね」
受け入れてミノリがまず言ったことはミノリの親は利知を助けようとしないだろうということである。
利知は、考えた。
子ども嫌いだから話を聞いてくれないなら______
「……じゃあまず、大人を連れて行って、俺が殺されそうだから守ってって頼んでもらえば」
「それじゃ絶対助けてくれませんね、あの人自分の利益にならないことはしない人ですし
あ、でも大人を連れて行って代わりに話をしてもらうってのは良いです
でも、連れて行く人いるんですか?」
利知は誰を連れて行くか逡巡した。
白紙錐、連絡取れない。
矢田本気、忙しそう。
自分の父、仕事忙しいし、事情を話すのをはばかられる。
担任の上松、、自分の父と同じ。
そして、言った。
「……いる。好菜野っていう人が」
菜野はニートくさいし、情報をかなり共有しあっているし
頼み事もしやすい。
「じゃあ、次にあの人が自分の利益にならないことをしないことはどうやって解決します?」
利知はそれを考え、なにも思いつかず、うんうんと唸ってしまう。
「とりあえず菜野さんに連絡を取ってから考えたらどうかしら?」アカネが突如言った。
「ああ、そうしよう」反射的に利知は答え。
「誰と話しているのですか?利知くん」ミノリに聞かれ、ビビる。
「な、なんというかこれは掛け声、的な?」ビビりながら利知はごまかした。
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菜野宅前。
「ええ?お前の代わりにその子の親を説得しろ?
まあ、いいけどな」菜野は利知の頼みを快く受け入れた。
これで、利知は大人を連れてくるという条件を満たした。
ミノリの父に助けを乞い成功することに一歩近づいた。
しかし、助けてもらうには利知を助けて特になると
いうことをミノリの父にどうにかして思わせないといけないらしい。
利知は頭を抱え、悩みだした。