-1話 日常の幸せ
これは本編を読んだ人がより深くキャラを知ってこの作品を楽しむためのお話です。
つまりこれ番外編というものです
尚、本編は一話から始まるのです。
これは、利知があの近似の世界に行く前の話。
過去の話しである。
つまり、番外編というものである。
「だから、そこはこの公式だろ」麻が、利知に数学を教える。
「ねえ、古賀~この人誰?」ヨモギが聞いて「ああ、その人そんなにテストに出ないし覚えなくていいと思うわよ」古賀が歴史の質問に答える。
利知の家のリビングに集まり。
利知、麻、古賀、ヨモギは中間テストに向けて勉強していた。
なぜそんなことをしているのか?という深い意味はない。
利知は、がりがりと数学の問題を解きながら、麻が自分に教えることで
麻の勉強時間が削れてゆくことに罪悪感を覚えていた。
だが、利知は麻の善意を否定する気にもなれなかった。
「ねーッテスト終わったらカラオケ行かない?」
ヨモギが唐突にそう言う。
「テストが終わったら?別にいいぞ」麻がそんないきなりの言葉に平気で返す。
古賀もそうね、と呟いた。
カラオケとかの経験が全くない利知は若干迷った。
が。
「…………………………俺も行くよ」溜めて溜めて答えた。
「イェーイ♪」パチンと指を鳴らし、ヨモギは笑った。
そして、テスト勉強が今日の分が終わり皆が帰る。
その時ヨモギが利知に自分で焼いたというクッキーをあげた。
「これ食べたら、頭冴えるよッ」ヨモギは、笑顔で伝えた。
そして帰った。
利知はそのクッキーを一枚食べてみた。
頭が冴えるなんてノリで言ったことだろうと思ったが
プラシーボ効果だろうか?
本当に頭がスース―と涼しさを感じた。
「何だこれ」って思ってる人いますか?
もしそうなら前書きはちゃんと読みましょう。