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#9 家と目標

「よし!これで完成だ!!」


シェールちゃんが19歳だと判明してから3時間たった。そして僕は家を作った。


「す、すごいです、、、」

「さすがおにぃ!!」

「おにーさん入っていい!?いいよね!?」

「・・・」


シェールちゃんは驚き、暁帆はなぜか嬉しそう、リルは興奮、レオーネさんは呆れってとこかな?

家の基本色は白で一般的には豪邸と呼ばれる部類に入るであろう。


「これは、、、我ながら良い家ができたなー。」


ちなみに制作時間は三時間だ。なぜそんなに早いの?と思ったでしょ?それは、、、


「私が説明するね!」

「じゃあ暁帆に頼む。」

「私に任せてよ!おにぃ!」


神様って言うのは人の心まで読めるのか、、、


「えーとおにぃと私が兄妹だから!!」


ダメだこの子。ただのバカだ。

簡単に説明するとそのとうりだけど簡単に説明し過ぎだよ、、、

と、とりあえず神様の義兄である僕は暁帆と魔力と魔法適正が共有しているのだ。

つまり暁帆が使える魔法は僕も使えて僕が使える魔法は暁帆も使えるって事だ。ちなみに暁帆の魔力は無限だ。


「おにーさん?そんな疲れた顔してどーしたの?」

「少し考え事をしてたんだよ。」


それにしてもこれからどうすればいいのやら。

僕がそんなことを考えていると、


「し、質問してもいいですか?」


シェールちゃんが僕と暁帆に質問があるらしい、


「質問って?」

「は、はい。そんなに優れた能力を何に使うつもりですか?」


、、、その質問は予想外だ。優れた能力かー。


「えーとそうだね。例えば _______ 」

「世界征服!!」


僕が答えようとしたら暁帆に答えられた。


「なんで暁帆が言うのかな?僕が言おうとしたのに。」

「でもおにぃと考えてることが一緒なんてやっぱり気が合うね!」

「まぁとりあえず世界征服を目標にしてみよう!」

「ところでおにぃは世界征服したら何がしたい?」

「僕はやっぱり戦争を禁止にすることかなー。」


僕と暁帆がそんな話をしている一方でリルとシェールちゃんとレオーネさんは、


「おにーさん世界征服するって!」

「え、えーとレオーネさんは世界征服のことどうお考えになりますか?」

「私は、、、恐らく達成してしまうと思います。根拠はないのですが、武道大会でのあの動きを見てしまうと、、、」

「リルは協力するけど二人はどーするの?」

「私も協力します。」

「か、考えておきます。」


「あ、あのー皆さんそろそろ家の中に入りませんか?」


エルフィードの人たちがキョロキョロしながら僕たちにそう言った。


「あっそうですね。ちなみに皆さん一人一人の個室も三階に作ったので部屋は適当に決めてください。」

「「「「「えっ?」」」」」


そして全員から質問が雪崩のように飛んできた。


「と、とりあえず家の中に入って自分たちで確認してみてください!!」


ちなみに家の構造は一階がありえないくらい広いリビングや温泉や大きいキッチンなどで二階が僕の部屋と僕が趣味で使う用のキッチンなどで三階が暁帆とレオーネさんとエルフィードの人たちの部屋だ。ちなみに星が綺麗らしいので屋上も作っておいた。

家に入るなりみんな歓喜の声を上げていた。


「リビングがひろーーーい!!」

「おーこれはすごい!」

「ソファーもフカフカだー」

「私とうや様と世界征服してもいいかも、、、」


そして一時間後、、、


「あれみんなそんなにガチガチになってどうしたの?」

「えーととうや様は本当に世界征服をなさるおつもりですか?」


エルフィードの一人が真剣な表情でそう僕に聞いてきた。


「僕は、」

「うん!世界征服するよ!」


だーかーらーこの子はバカなのか?完璧に僕に聞いていたはずだよね?


「と、とうやさんはどうお考えになっているのですか?」


シェールちゃんも真剣だった。


「僕は世界征服をして世界を平和にしたい。みんなで協力して誰も寂しい思いをしない。そんな世界を作っていけたらいいと思う。」


そう僕が言うとシェールちゃんが静かに手を挙げた。そうするとエルフィード全員が膝をつきシェールちゃんが、


「我らエルフィード。神和住刀也様の家臣にさせていただきます。これからもなにとぞよろしくお願いします。」

「これからもよろしくね!おにーさん!」


か、家臣か。とんでもない組織になってきたな。


「えっ?ま、まさか本当に世界征服するんですか!?!?!?」


うわ!ビックリしたー。なんだレオーネさんか、、、


「おにーさんがするって言ったんだよ?協力しないと殺しちゃうよ?」


うわ!このリルの殺気はマジだ。首狩りモードだよ!危ないよ!!


「り、リル?レオーネさんは僕たちに流されてこの島に来たんだ。家族に相談とか色々させてあげてもいいんじゃないかな?」

「と、とうやさん、、、わかりました!!ギルドの仕事を辞めて姉妹を説得して世界征服に協力します!」


レオーネさんも覚悟を決めちゃったよ。


「き、緊急事態です!!!」

「そんなに急いでどうしたの?」

「とうや様!シルヴィア王国が宣戦布告してきました!!」








一方シルヴィア王国では、、、


「神和住刀也を許すな!!」

「王国を裏切った反逆者だ!!」


暴動が起きていた。

そしてそれを起こしたのが一人の魔術師だということを知るのはもう少しあとのことだ。

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