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#11 強さと勝負

「け、結構早かったですね、、、」


予想してたんだ、、、

やっぱりシェールちゃんってただ者じゃないな。可愛いし。


「じゃあ私が戦争の作戦考える!いいよね?」


暁帆は僕にそう言ってきた。と思ったら、、、


「よし!作戦は決まったよ!!」

「なんか結構予想できるけど聞いてあげるよ。」

「まず一人でおにぃが突っ込む。それで最後に私が援護する。これで戦争は勝ったも同然だね!」


ダメだこの子助けようがない。

これって僕に死ねって言ってるよね?

そんな感じで僕と暁帆が話していると、


「おにーさんおにーさん?作戦はおねーちゃんに任せようよ!」


えーと確かシェールちゃんは首領兼軍師だったっけ?一番適任者がいたじゃん!


「暁帆の作戦だったら僕が死んでしまうのでこれから作戦はシェールちゃんに任せます!」

「は、はい!が、がんばります、、、」


よしこれで当分は大丈夫だろう。


「ところでおにぃ?みんなに魔法かけなくていいの?」


暁帆の一言で僕はようやく思いだす。


「そうだった!身体能力上昇の魔法をみんなにかけるんだった!」


すっかり忘れてた。


「まさかとは思いますが私も戦争に参加しないとだめですか!?!?」


とレオーネさんが恐怖の声をあげる。


「それはシェールちゃんの作戦しだいじゃないかな?」


僕がそう言うとリルが興奮しながら、


「金髪のおねーさんは戦争しなくていいよ!リルとおにーさんがみんなぶっ殺すから!!」


この子は本当に物騒なことを平然と言うよね。とりあえずリルも暁帆も脳筋なのがわかったよ。

僕がそんなことを考えていると、


「と、とうやさん!」


いきなりシェールちゃんに呼ばれた。


「ん?どうしたの?」

「え、えーと作戦をたてる上でとうやさんと暁帆さんの実力を知りたいというか、、、」


そう言うことか。確かにどれくらい強いか知らないと作戦たてられないよね。


「わかったじゃあ勝負しよう。」

「し、勝負?」

「うん。勝負。えーと僕と暁帆対みんなでいいかな?やっぱりシェールちゃんに決めてもらった方がいいかな?」

「え、えーとじゃあとうやさんと暁帆さん対エルフィードということで大丈夫ですか?」

「僕はそれでいいけど暁帆はどう?」


僕はいちよう暁帆にも聞いてみる。


「おにぃだけで楽勝に勝てちゃう気がするのは私はだけなの?」


この一言で暁帆はリルを怒らせてしまった。


「いくらおにーさんの妹だったとしても殺しちゃうよ?」


はい首狩りモードに入りましたー


「おにぃ?私はリル担当でいい?」

「いいけど、僕はどうすればいいの?」


僕は暁帆に思ったことを言ってみた、


「えーとおにぃは、リル以外全員よろしく!」


マジかこの子。僕死んじゃうよ?


「わ、わかったよ。リル以外全員ね。」


僕と暁帆がそんな話をしているとなりで、


「とうや様だけでは私たちに勝てるとは思えないのですが、、、」

「と、とにかくとうやさんの強さを知るいい機会です。全力で戦ってください。」


と、こんなことを話していた。


「とりあえず広いところに行く来ませんか?」


うわ!ビックリしたー。なんだレオーネさんか、、、


「そうだね。確かさっき草原があったからそこでいいか。じゃあ暁帆よろしく!」

「任されました!」


そんな会話をしていると、この兄妹はなんの話をしてるんだ?的な目で見られた。

さぁ存分に驚いてもらおうか!!


「じゃあいっくよー!『テレポート』!!」


暁帆がテレポートで僕ら全員を草原に転移させた。


「よーし着いたよー」


暁帆がそう言うと、


「え?」

「なに?」

「なんで?」

「あれさっきまで、、、」


などの疑問と驚きの声が聞こえてきた。


「よしじゃあ勝負を開始してもいいかな?」

「ちょ、ちょっと待ってください!!さっきのはまさか伝説の『テレポート』という魔法ですか!?!?」


伝説ってまさかそんなわけ、、、


「伝説なの?簡単なのに?」

「そ、そのことは後でしっかり聞かせて貰います!」


なんか面倒な感じだなー


「では審判は私がやらせていただきます。いきますよ?勝負、 、、開始!!!」


開始の声と同時にエルフィードのみんなが僕にむかって突っ込んできた。これってやっぱり峰打ちじゃないとダメだよね、、、


「まぁあれを使ってみんな倒せばいいか。」


僕はそう小声で言った後に腰の刀を握る。そして、


「神和住流剣術紫電の型『雷光一閃』!!」


僕がその技を使うとエルフィードのみんなは気絶して倒れてしまった。

あーあこれじゃ実力もなにもないか、、、

まぁとりあえず、


「これで僕の勝ちかな?」


よーしとりあえずテレポートでみんなをシェールちゃんのところまで連れて行こう。


「『テレポート』」


よし着いた。

僕はまだ初心者だからみえる範囲にしか転移できないけどね、


「あ、あれはなんなんですか!?とうやさんが抜刀したと思ったらみんなが倒れて、、、」


うわーこれは僕も暁帆も後でシェールちゃんに質問責めされるだろうなー


「とりあえず落ち着こうかシェールちゃん。」

「そ、そうですねまだリルの方はまだ戦っているみたいですし、手強いですよ?リルは。」


シェールちゃんが話している最中に、


「おにぃ!勝ったよ!!」


だと思ったよ。


「意外と早かったね。もう少し時間がかかると思ったけど、、、」

「すごいでしょ!褒めて褒めて!!」


僕らが呑気にそんな会話をしていると、


「り、リルにどうやって勝ったのですか!?こう言ってはあれですけどリルは王国では最強クラスだったんですよ!?」


あーリルはやっぱりすごかったんだね。


「えーとね。睡眠魔法で一発だったよ?あの鎌はなかなか厄介だったけど当たらなければ問題ないからね!」


そう暁帆が答えると、


「そ、そんな簡単に、、、」

「とりあえずレオーネさん勝負の結果を、、、って気絶してるし、」


まぁ作戦はシェールちゃんが落ち着いてからたててもらおう。

てか普通にスルーしてたけどリルって最強クラスだったんだ、、、

僕と暁帆はどのくらいなのだろうか。







王国の軍隊が攻めてくるまであと3日、、、

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