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第三尾 会議家族



 所で時間的に十分くらいしか経ってないはずなのだが一年半程過ごした間隔が有るんだが、……まぁ気のせいだろう。



うむ、気のせい、気のせい。気にしな~い、気にしな~い。




グルグルグルー←肉球付きの前足を回してる音



 自 己 暗 示 完 了 ☆ミ





 さて、今の状況なのだが、……何で俺は妹の膝の上に乗せられてるんだろうね?





「未来が乗せたからだよ!」





 ……何で俺は、妹に狐耳の先から三本ある尻尾の先っちょまで撫でられてるんだろうね?





「未来が撫でたかったからだよ!」





 …………もっと、撫でれ。……何で、俺は、妹と自然にコミュニケーションが取れてるんだろうね?





「お兄ちゃんの事で分からない事なんてないからだよ!!」





 !!!お兄ちゃんは感動した! お礼に手を舐めてあげよう。



ん? 特に変な意図なんてないぞ。今、俺は狐だからな。って誰に向かって言い訳してるんだろうな?





「兄妹仲が良好なのは分かりましたから、そろそろ話をしてもいいですか?」





 今の現状なのだが、家族はリビングに集まってソファに座っている。妹の膝の上に俺、机を挟んで正面に父、その左隣に母といった感じだ。



家族全員特に説明も無く、俺を俺と認識していたようだが、うむ、家族の絆は強いってことか!





「どうして、そんな状況になってるか一応説明してね」





 母よ、実は………………………………









 というわけなんだ。





「……やはり、そういう事ですか」



「……弊害が今出てしまったわけね」





 父と母がボソッと何事かを呟いて、二人とも全身を脱力させた。おーい、二人で納得してないで説明を……と父と母に説明を求めようとした所、我が妹が突然耳の中を指でくすぐってきた!



っておい! くすぐったいって! !!!!!!??





「キューーーーン!」





 ハァ、ハァ、あれ? 何しようとしてたっけ?





「ん? お兄ちゃんが未来にもっと撫でて欲しいって話じゃなかったっけ?」





 そうだっけ? じゃあ、もっと撫でれ。俺はふわふわした尻尾を三本ともご機嫌に振りながら催促してみる。





「もう、仕方ないなぁ~♪ うりうりうり~~」





 わぁ~! 妹が撫でている間、父と母が何やら深刻に話しているのも知らず、俺は妹に撫でられ喜んでいた。



恐るべし、動物の本能! 父と母がある程度話終わったのか、父が咳払いをしてそちらに注目を集めた。





「翔君、それで、これからどうします?」





 どう、しましょうね~。俺、只の狐ですから。



……家で飼われてニート生活?





「それも選択肢の一つよね」



「お兄ちゃんの事は未来が一生面倒見てあげるよ~」





 !!? 選択肢にいれていいの!? というか妹よ、何か危ない事を言ってるような……





「今の翔君は結構上級階位にある妖狐のようですからね。人化して変化を使えば、今まで通りの生活も出来ますよ」





 妖狐? 人化? 変化? また、そんな漫画みたいな…………





『………………アッハッハッハ……hahaha』





 ……………マジで!



「ええ、マジです。第一、今の翔君の状況はまさしく漫画のような状況でしょう?」





 確かに。いや、しかし、それにしても、何で父はそんな妖狐やら何やら知っているんだ?





「それは……………………」



 それは?



「咲原が陰陽師の大家だからよ」



 父が勿体ぶってる間にナチュラルに母が答えた。あ、ちょっと父が、しょんぼりしてる。



前言撤回。すごく父がしょんぼりしてる。……陰陽師?





「……ええ、平安の世から続く大家で……」



「話が長くなるから、要点だけ言うと悪い妖を昔から退治してきたって覚えて貰えれば、大丈夫よ」



「……………………」





 母よ、父に何か恨みでもあるのか? 父が、すごーく、すご~~く落ち込んでるぞ?





「……いえ、いいんです、翔君。また、いつか詳しく話す機会もあるでしょう。それで、どちらの選択肢を選びますか?」





 だからニート生活は選択肢でないと思うんだが……





「もちろん、お兄ちゃんはニート生活だよね?」





 え?



「ね?」



 ゑ?



「ねぇ?」





 いやいやいやいやいや! その選択肢なら変化とやら覚えていつもどうりの生活を選ぶって!





「ちっ!」





 可愛い舌打ちだな、おい。とにもかくもいつも通りの生活をしたいなと考えてる次第です。



で、人化や変化とやらはどうやったら出来るんだ?





「…………気合いです」





 今、なんと? 気のせいじゃなかったら気合いと聞こえたような……





「気合いです! 全ては気合いでなんとかなりま、……グェ!」





 母? 母よ、父の首が締まってますよ? あ、落ちた。





「初級の妖術、あっ、妖が使う技のことね。なら、イメージを明確にすればいいの。妖狐なら、人化は呼吸をするように出来るはずだしね」





 そ、そうか。 父を締め落とした後、何もなかったかのように母は話した。



妹の撫でる手もどことなく強張っているような気がする。





「未来、翔を連れてあなたの部屋で人化の練習をさせてあげてね」



『ハイ!』



 俺と妹はいいお返事をして二階の妹の部屋に向かって行った……。

感想を見て、続きを希望してくれたアナタの為に書きました。遅れて、本当に申し訳ありませんでした!

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