三章 私の身体は・・・
ブックマーク追加ありがとうございますm(__)m
今回の文は、約1000文字ぐらいです
短いと思いますが読んでってください。
誤字脱字があったら教えてください。
日記を読み終わった私は、いつのまにか涙を流していた。これを書いた人は優しい性格だったのだろう。
アクルが言っていた通りだ。
日記の最後にはアクルのことがつづられていた。死ぬかもしれないというのに、それより彼は娘のことが心配だったようだ。
「わかりました、アクルのお父さん。貴方の娘はこれからも私が守っていきます。彼女を幸せにして見せます!」
私は声に出しながら固く決意した。告白みたいで少し恥ずかしかった。私は取り敢えずこの日記をアクルに渡そうと部屋を出ようとした。
ふと、思った。
(そういえば、この世界に来てから自分の姿を見てないな…。あの空間に居たとき体が透けてたけど大丈夫かな?)
と、自分の今の容姿が気になった。
透けてないだろうなぁ。と、心配しつつ服を脱いで確かめることにした。背中になにか引っ掛かってるようで脱ぎにくかった。この部屋には鏡があったので見てみた。すると、鏡には白髪の白い羽をもった半裸姿の幼女がこちらを見ていた。
綺麗だった。その姿にしばらくの間、見惚れていた。
「!?。ごめんなさいッ。」
目を背け謝った。胸がドキドキしていた。これが、美代さんに借りた本に書いてあった一目惚れというやつなのだろうか?
と、考えながら彼女の返事を待った。しかし、いくら待っても返事が返ってこない。
「あ、あのぅ、、、、」
私は、怒られるかもしれないと思ったが、振り返って彼女に言葉を掛けてみた。彼女は、まだこちらを見ていた。
(あれぇ?おかしいなぁ、聞こえてないのかなぁ?)
彼女に近寄って見ることにした。すると私に合わせて彼女も近寄ってきた、、、
おかしい。手を振ってみた。彼女も振りかえす。
顔を引っ張ってみた。彼女も顔を引っ張った。変な顔になっていた。私は思わず笑った。すると彼女も笑った。・・・・・
(まさか!)
涙目になってきた。汗が止まらなかった。アクルに名前を貰ったとき嫌な予感はしてたが、
「こ、れが、私の姿、、、、
ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!姿変わってる〰ー?!」
泣いた。
地球の時の姿の面影が一切なかった。
男なのに女の子のような顔だし、しかも背中に天使の羽のようなものがついている。
もしかすると、私は人間ではなくなったのかもしれないと考え始めたた時、
「なんじゃ!!、あぁ、ヴァルか、あそこで待っておれと言ったじゃろう。お主はけがをしておるんじゃから。、、、何じゃ?何故、鏡の前で泣いておるのじゃ?」
アクルが部屋に、入ってきた。私はこの容姿になった原因であろう彼女に問い詰めようとした。
「あ、あの!」
「うん?どうしたんじゃヴァル。服を脱げぬのか?仕方ないやつじゃのぅ。どれ、わしが脱がしてやる。」
「えっ!ちょっと、ま───、」
アクルは勘違いをし、ズボンを脱がそうとしてきた。
私は、抵抗した。いくら幼くなろうとも、顔が変わろうとも、私は男だ。男の象徴は無くなっていないはず。それを彼女に見られたくはない。だか、抵抗むなしく下ろされてしまった。
(もう、だめだっ!!?)
「ホレッ、脱げたぞヴァル。 、、、何をやっておるんじゃ?」
あれ?彼女は驚きもせず話してる。まぁ、女の子といってもまだそういうのが気になるお年頃ではないのだろうと、結論付け自分の下半身を見た───────?
「えっ!────────────」
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無かったのである、、、、最後の希望が、、、
「イヤャャャャャャャャャャャャャャャャァ!??!??!」
悲鳴の表現が不安、、、(´゜ω゜`)