~プロローグ~ また異世界に・・・
はじめまして。
紫夜祈耶ともうします。
初めての投稿作品です。
いろいろあると思いますが生暖かい目で見守っていただけると嬉しいです
よろしくお願いいたします。
「ふー今日もいい天気だな」
晴れて青空を覗かせている空、浮かぶ白い雲、平原と林がチラチラと見える。
程遠くに町を囲んでいるであろう城壁や田園を囲んでいる策も見える。
一人の青年が人や馬等で踏み固められた道をてくてくと歩いている。
黒髪黒目、顔だちは平坦な少年と青年の中間あたりに見える男。
名前は天津来 十夜今いる世界では異世界の来訪者である。
「しかしまた違う世界に来るとはなぁ・・・」
そういうと十夜は遠く目の前に見える城壁を見つめながらひとりごちた・・・・
十夜は異世界からの来訪者ではあるがもともと日本の大学生であった。
いま来訪したこの異世界の名前はイグザルーンというらしい。
十夜が異世界への転移をするのはこれが2度目である。一度目は
十九歳の頃、大学の講義に出ようとしたところで転移に巻き込まれた。
そこは剣と魔法のあふれるファンタジー世界ではあったのだ。
身に着けているもの以外は全くない状況で異世界に放り出された。
わけもわからずたたずんでいると一人の男が十夜に声をかけてきた。
『gkhkdjlrふtkgじぇryrj?』
何を言っているのかさっぱりなので十夜がぽかんとしていると
男はなにやらぶつぶつと呪文を唱えて十夜の頭に手を置いた。
『私の言葉がわかるかい?』
十夜は驚きながらも頷き、「わかります」と答えた。
その後その男といろいろ会話した処、要約すると次のことが分かった。
ここはローザンレイという国で男はその国の学者である。
男はロイス フォージニアと名乗った。
魔法があり、色々な種族民族が集まるため翻訳魔法がありそれを使った。
ごくまれに異世界からくる人物などもいて君以外にもいるかもしれない。
あまり見た事が無い恰好をしてたので声をかけたとの事であった。
「元の世界に戻る方法はわかりますか?」
ロイスに尋ねてみるとロイスはきっぱりと
『ある』とこう言った。『だが・・・・』と付け加えて。
『キミが元の世界に戻るには神に願わなければならい』
その神を呼び出すために封印を解くアイテムがいる、そうロイスは答えた。
神を呼ぶことができても必ず帰れるとは限らない、ロイスはそうも言った。
だが十夜は藁をも掴む思いでそのアイテムを集める為ロイスに協力を願い出た。
ロイスが国の学者だったため協力を求めるのが難しいと思われたが
十夜がもっている日本の知識と引き換えに協力を確約してくれた。
その後十夜はルイスや他の仲間と一緒に3年をかけて異世界を巡り
元の世界日本へ戻る為の神を召喚するアイテムを集めた。
十夜には転生転移でおなじみのチート能力などは一切なかった。
この異世界で魔法と武器と知識を扱いを学び生きるために闘い鍛え学んだ。
そしてアイテムを集め神を呼び出し異世界からの帰還を願い瞑った目を開けると
無事に日本の自分の部屋に戻ってこれたのだ。
しかしその後まさかまた違う異世界に飛ぶことになるとは
その時の十夜は思ってもいなかった・・・
そしてその先でなぜか執事になるということも・・・・
以上プロローグです。
2日に一度位の割合で更新すると思います。