命について
「自殺」を考えたことのある私から、
ほんの少しだけ、このことについてお話しさせてください。
DVやストーカーだけではありません。
いじめ、虐待、金銭問題、挫折――
生きていく中で「もう無理だ」と思う瞬間は、
誰の人生にも訪れるかもしれません。
私は、「死ぬな」とは言いません。
そう言い切れるほど、人生はやさしくできていないと知っているからです。
生きることは、ときに残酷で、
何もかもが痛みとしてしか感じられない夜もある。
息をしているだけで、心が軋むような日がある。
だから、逃げたいと思うことも、
逃げ道の一つとして「死」を思うことも、
責めるつもりはありません。
―もう、これ以上は無理だ。
そう呟きながら、それでも朝を迎えてしまう。
「生きたい」よりも「終わりたい」が勝ってしまう。
そんな夜を、私は確かに知っています。
でも――
どうか、悲しいまま、苦しいままで終わらないでほしい。
悲しかった分、苦しかった分だけ、
きっと誰よりも「幸せになる資格」があると、私は信じています。
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どん底にいるとき、
「幸せな未来」なんて想像できないものです。
「じゃあ、この状況をどうしろって言うんだよ」と
叫びたくなる気持ちも、痛いほどわかります。
「命を大事にしなさい」という言葉が、
そのときは綺麗事にしか聞こえないこともあります。
……本当に、わかります。
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もし、あなたが過去の私と同じように
そんな気持ちでいるのなら――
どうか、「死にたい」ではなく
「この苦しみから逃げたい」と言葉を変えてみてほしい。
その一文字の違いが、
ほんのわずかでも、生へと繋がる道になることがある。
死ぬことを“否定”するのではなく、
死ぬほどの苦しみを抱えた“あなた”を否定しないでほしいのです。
壊れてもいい。逃げてもいい。泣いてもいい。
誰かのもとへ行って、ただ「つらい」と言ってもいい。
生きるというのは、
きれいごとや我慢の連続じゃなくて、
そのすべてを抱えながら、それでも立ち上がる試みのことだと思う。
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ここまで生きてきたあなたは、
本当にすごいです。
よく、ここまで頑張ってきましたね。
ありがとう。
もしかしたら、この先に
“ほんの少しだけ楽になれる日”が待っているかもしれません。
どうか、
その苦しみの先にある小さな希望を信じてください。
一歩ずつでも、いい。
ゆっくりで、いいんです。
あなたの命は、
誰かにとって、かけがえのない存在です。
そして――
あなた自身が“幸せを感じるために生まれてきた”ということを、
どうか忘れないでください。
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もし今すぐ誰かに話したい、助けてほしいと思ったら、
以下の窓口があります。
話すだけでも大丈夫。
泣いても、言葉にならなくても大丈夫です。
⬛︎心の悩み・自殺を考えているとき
いのちの電話
0570-783-556（午前10時〜午後10時）
または最寄りの「いのちの電話」へ
https://www.inochinodenwa.org/
東京いのちの電話（24時間対応）
03-5286-9090
よりそいホットライン（チャット相談）
https://yorisoi-chat.jp/
電話：0120-279-338（24時間・年中無休）
※ガイダンス後「#」を押すとつながります。
⬛︎ DV・性被害・ストーカーなどで困っているとき
DV相談＋（プラス）
電話：#8008（24時間・全国対応）
https://dvconsultation.mhlw.go.jp/
性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
https://www.nstccs.jp/
※都道府県ごとに窓口があります。
⬛︎子ども・学生の方へ
チャイルドライン（18歳まで）
0120-99-7777（毎日16時〜21時）
https://childline.or.jp/
24時間子供SOSダイヤル
0120-0-78310（なやみいおう）
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どうか、あなたが今日を生き抜けますように。
そして――
明日、ほんの少しでも笑えますように。
それが、私の心からの祈りです。
