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四葉のクローバー  作者: KIKU
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出会い




私と彼の出会いは高校1年生の桜満開の季節の春。

と言いたいところだが

もうすでに桜は散り切っている春だった。



まだ当時は、

LINEというSNSは使われておらず

小学校からの友達が

ある人のメールアドレスを知りたいということで

私にメールを送ってきた。



しかし私はその人のメールアドレスはわからず

「ごめん。わからん。」と一言送った。



するとその友達から

「メールアドレス知りたい人おる?」

と返事が返ってきた。



その当時はまだ入学して間もなかったので

顔も名前もわからず

「いないけど。沢山友達出来たらいいね」と返した。



すると4人の連絡先が送られてきた。



その1人が彼だった。



出会いは漫画やドラマのように

ドラマティックのようなものではなく

極々普通の出会いだった。



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