初めての冒険 前編
「う~ん…!」
【おはようございます。
今日も一日を、頑張りますっ。】
【あ、申し遅れました。
彼女の名前は ディルと言います。
そして、こちらは…】
「お兄ちゃん!!」
「おぶっ!?」
「起きてよ!」
「分かったから、いい加減腹にダイビングしなっおぶっ!!?」
「起きなかったら、何回でもするからね!」
「起きる。起きるって!」
【あっははは…。
そして、こちらはビア。ディルの兄です。
ちなみに、私死んでいるので
気にしないでくださいね。】
「あ~もう、朝食が冷めちゃった!
今、温めなおすね。」
「いいよ。スープだし。」
「あ、それ
レンのごはんだよ。」
「ぶっ!!?…嘘だろ?」
「本当だよ。あ―あ、怒らせちゃった」
「ぎゃああああああ!!!!」
【…。
レンって言うのは、この家で飼っている
伝書鳩のことです。】
「あ―…。朝から痛い目に遭うわ…。
…これは、虫の知らせか?
うわっ!? もうこんな時間か。
おとなしく待っていろよ。 じゃあな。」
「いってらっしゃーい うふふっ♪」
「…? まあ、いっか。」
「はやく、行くといいよ。」
「そうだな」
バタン。
「(作戦開始!
お兄ちゃんのバーカ♪
私が、おとなしくしていると思ったの?
体がなまってて、つまんない。
探索しよっと♪
でも、外側からしか開けられないのでout
いやいや、家の中を探索しよう!
でも、前にも探索したしなぁ…。
…あ。探索してない場所あった!!
あの倉庫。 あそこ絶対に何かあると思うんだ。
前は、開けられなかったけど、
今日は絶対に開けるんだから。)」