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異世界に転生したので魔石喰らいます!  作者: 猫屋敷ネム
一章
1/12

プロローグ

初作です。よろしくお願いします!

 

 ここは…いったいどこだ?


 目を覚ますとそこは全く知らない………見知らぬ場所だった。


 まず目に飛び込んできたのは、木が鬱蒼と生い茂る森だった。


 右を見ても木、左を見ても木。頭がおかしくなったのかと錯覚した。


 取り敢えずここがどこなのか確認する為に俺は立ち上がった。


 そう、立ち上がったのだ。その筈なのだが、一向に立ち上がらない。


 いや、言い方が悪かったな、少ししか立ち上がら無かったのだ。


 なぜだ?と思い視線を下に降ろす。


 するとそこにあったものは――



 成人男性のしっかりとした腕や足ではなく、動物の毛がワサワサ生える腕が伸びていた。


 え?何で?もしかして後ろも?俺はおもむろに後ろを振り返る。


 そこにも毛が生えている()があった。


 しかもチラチラ見えてはいたが、ユラユラ揺れる可愛らしい尻尾がそこには存在した。


 そして手の平には……肉球が付いていた。これで確定した。


 俺はどうやら――



 猫になっているらしい。


 いやいやどう考えてもおかしいでしょ!そう、そうだ。


 きっとこれは夢なんだ!きっとそうだ!俺は暗示をかけるかのように夢だと思い込もうとした。


 そして、目を瞑る。


 どれくらい経っただろうか。もう夢も覚めただろ、そう思い目を開ける。


 しかし、目に映る景色は変わらなかった。


 頬をつねろうと指を動かすが一向につねれない。どうやら猫の指はそこまで可動域が広くないらしい。


 こんな事で夢じゃないと確認したくは無かったよ。


 あれ?それにしても俺は何で猫になってるんだ?記憶を遡ってみるか。


 ………あ、これじゃないか?これとはなんなのかと言うと、夜たまたま帰りが遅くなりいつもとは違う信号を渡っている時だった。


 赤信号だったので信号待ちをし、青信号に変わったのを確認し渡る。そして、中央辺りまで歩いていた時にそれは来た。右側から猛スピードで突っ込んで来るトラックが見えた。


 見えたまではいいんだよ。だけどそれを避けられるかどうかは別だ。


 そう、俺はそのトラックに撥ねられたのだ。物凄い勢いだったからかなり飛ばされたと思う。


 その時チラリと運転席を見ると殆ど寝ている運転手の姿が確認できた。


 多分お疲れだったのだろう。うんいや、俺もお疲れだったけどね!?まあ、取り敢えず置いといて、俺はあの時死んだのだろう。


 あの勢いの衝突で生き残るなんて無理だと思うな。


 だけど生まれ変わりが猫とか普通無くない?せめて人間にして欲しかった。


 蘇った身としては文句は言えないかもだけどこれだけは言いたい。


 なぜ人間にしなかったのかと。


 今更言ったところでどうこうなる問題では無いのだが、愚痴ぐらいなら許してくれるだろう。誰が許すのか知らないけど多分神様かなんかだろう。


 こんな事起こすのなんて神様位しか居ないでしょ?取り敢えずこれからどうするか考えないとね。


 それにしてもここは地球なのか?そもそも日本だという確証もないのだが………。


「グゥォォォォォ!!!」


 突如上からかなり大きい咆哮のようなものが聞こえた。上空を見上げるとそこには、一匹のドラゴンが飛んでいた。


 伝承に載っている『龍』では無くこっちの方の『竜』だった。


 もしかして俺は異世界に転生しちまったのか?

評価、感想よろしくお願いします。


誤字報告、表現のミス等もありましたら教えていただけると嬉しいです。


これからよろしくお願いします

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