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異世界の異世界は異世界?

最悪だ。


ここまでずっと仲間と共に戦ってきたが、まだ力が足りないようだ。

数年間、共に旅しクエストは三桁までになるほど達成してきた。皆と仲良くなりレベルを上げてきた。しかし、このダンジョンはレベル30でもクリア出来るはずなのに、どうして平均レベル60の僕たちが半滅になってしまったのだろう?


確かにあの時、ダンジョンを入ったところで何も考えずに走りこみ、ゴブリンに仕掛かられた罠に落ちて急死した3人の新入り達は少し痛かった。でも、それでも、この朝飯前のはずなクエストがなかなか進められない。


どうして?



「ヴヴォオオオオオ!!」


集中しろ。僕は目の前の敵でもう手いっぱいなのだ。相手は2倍ぐらいデカい。そして緑色の肌に強靭な筋肉は、こいつの強さが明らかだ。上に尖った耳がエルフと似ているが、もっと大きく汚く酷くてエルフと比べ物にならない。こいつの赤い瞳は僕を見下ろした。ノコギリ刃のような歯が歪んだ笑いから見える。

ホブゴブリンだ。でも、ただのホブゴブリンじゃない。通常このクラスの化物は剣どころか鎧さえ装備していないはずだ。しかし、こいつはどちらも手に入れている。ハイスペック鎧は胴体をよく守り、そして火属性なサーベルを構えている。


どう見ても、一発食らえば僕のHPが半分も減ってしまうほど強い奴だ。


来た!


ホブゴブリンはサーベルを上に振り上げ、攻撃の準備をしている。こうなるとガードがなかなか弱くなる。

僕のチャンスだ。素早く剣を振りおろし一撃、そして敵の胴を数回切り裂く。サーベルが僕を切り裂く前に後ろへ飛び、距離を取った。


ちくしょう。


こんなに攻撃しても、右上のヘルスバーという緑線は1ミリぐらいしか減らない。20HPのダメージ。ムリゲか、これは?



「あっあああ」


隣にいた仲間のほうへ振り向いた。腹に太い剣が抉られている。

「失敗した」って地面に崩れ落ちる前に一言残った。


改めて周り全部見た。


いない。


仲間もういない。


残ってるのは6匹の敵だけ。そうして...


僕しかいない。


逃げる。それしか考えずに後ろへ振った。ですけど、逃げられる前に新しい敵は目の前に現れた。見たことない悪魔魔女。相手のヘルスバーの下に名前とレベルを確認しようと思ったところ。


「ようこそ」


相手に挨拶された。ヘルスバーの下に名前とレベルは書かれてない。こういう不明な敵、初めて見た。


「あたしの名はジェニーでござる。よろしくお願いします。」


周り見て敵皆佇むままだった。何これ? なんで襲わない?なんでこの女のレベル見えない?


体は寒くなってきた。嫌な予感を感じた。手を剣のハンドルをかたく握った。


「お前は何様?!」

「あら?先言ってなかった?ジェニーでござる。」


あの女の声は暖かい。普通に仲良くなりたいように挨拶してるみたい。だが、目線は熱い。「もう一回そういう失言すれば即刻殺すぞ」ってちゃんと僕に伝えた。どうしたらいい?どうすればいい?この状況みると逃げられるわけない。とりあえず、この悪魔魔女は何を目指してるか見つけようと思った。


「僕には何か用がありますか?」

「わ~、素敵な礼儀でござる。やっぱり君はちょうどよいと思う。」

「ちょうどよいって?」

「そうでござる。あたしの新研究のものとして。」

「え?」


彼女は左手でほかの皆に合図した。合図の通り敵皆下げた。


「さて、やっとあたしたち二人きりになったね」

彼女、僕に微笑んだ。


「研究って?どういうこと?」


一歩ひいた。

彼女は僕の動きに答えとして二歩近づいた。笑いはますます大きくなる。


「この世界は楽しい?」って彼女は僕に聞いた。

「え?今更聞かれたら楽しいっていうよりこわいけど」

僕正直答えた。


「そうでござる!」


この悪魔魔女は凄く喜ぶように両手空に挙げて叫んだ。

まさか!この女は地下世界の方がたのしいと思うか?ていうか、僕と研究と地下世界はどういう関係ある?


「あたしはこんな世界もう飽きっちゃった。もう少し楽な生活送りたい。しかし、残念ながら悪魔魔女として、この世界にゆっくりできるところはなさそう。」


ま、今考えたら悪魔魔女なんだから冒険者皆の敵でいつも狙われてるかも知らない。確かにそういうようにずっと狙われたら睡眠でもよくできないと思う。地下世界なら、そんな心配はないはずだね。


自分で考えながら自分に頷いてこの理屈が納得できる。うんうん。


「でござるから、別の世界に行きたい。」

「なら、それは僕と何の関係ありますか?」


答えも半分以上聞きたくなかった。絶対に地下世界なんで童貞の血とかなんとか必要なので、僕が死ぬまで拷問すると想像する。


「もちろん、あたしはほかの世界に行ったことないでござる。行ってもあたしの体が完璧に送られるかまだわからない。でござるから、研究のために君を先に送る。」


ちょっと待って。何言ってた?僕を前に地下世界に送るって?悪魔と?

僕の頭は疑問ばかり回した。どう考えて死ぬより最悪だ。普通に死ねれば町に復活されるけど、地下世界に送れば脱出方法ないかも知らない。


もう一歩を下げた。

彼女もう二歩近づいた。

近い。近すぎる。


「や~ん」

可愛げな声を出しながら手が僕の腕を巻いて体が僕に押し込んだ。

ぷにゅぷにゅ。

どういうように地下世界に送るかと赤面しながら考えた。彼女は僕の顔に覗いて唇の端が吊り上げた。


「では、その顔見るとあたしの計画に賛成ってことでしょう」って甘い声出した。

「ん...ん...んわけねぇよ!」


自分の腕は苦しんできた。もう骨が折れそうかもって気持ちに急になった。


「あら、ちがうの?」

声は少し悲しげで色気なんだけど目を見ると毒しかなかった。


「ち...地下世界にどうしても行きたくない!他の誰かを探して!」

ま、怒らせたらすぐ僕を殺してまた町で起きるかなと思うから悪魔と遊ぶより死ぬの方がよっぽどまし気がする。


「地下世界?」

彼女は頭を傾けた。上には大きな?マークつけられた。


「どうして地下世界に送る?」

今度は彼女は少し離れて素直に聞いた。


「え? だって、悪魔魔女なんだから悪魔と一緒にすれば楽でしょう。楽な世界に行きたいって言ったでしょう。」


爆笑。


彼女お腹を持つほど笑いすぎた。どうして笑ってるか。ま、笑いを終わると説明させると思った。だから、終わるまで待つだけ。


待つ。


待つ。


待つ。


「何がそんなにおかしい?!?!」って10分待った後に結局怒鳴った。


涙を目から吹きながら彼女改めて僕のほうへ向いた。


「誰があたしは地下世界へ行きたいて言った?」

「違うの?」

「違う」

「地下世界じゃなかったらどこの世界へ行きたい?」


彼女は長い間、何も言わず僕の目を眺めていた。仲間も敵もいなくてこの洞窟は宇宙のように静かだ。

やっと、


「地球」


首を傾げた。

「どこ?」と聞き返した。


目をキラキラさせたジェニーはまた僕に追い込んできた。

「地球。あの世界なら平和な生活が送れる気がする」


僕はまた一歩を後ずさり、背中が洞窟の壁に当たってしまった。くそ。もう逃げ場がない。上に向いて、この狂った悪魔魔女もう責めないでくれって神様にお願いした。


責めた。


ジェニーはまた僕の腕を捕まってニコニコ笑いながらその変な異世界について話し込んできた。


「あのくそ裏切者神様!」と自分に呟いた。


「何か言った?」

「あ、い...いや。な...なんでも」

僕はぎくしゃくにごまかした。


彼女はまた少し微笑んで僕から離れた。僕に背を向いて元気に歩き出した。離れたところで僕安心で息をだした。改めて上に向いて神様にお礼を送り、くそ裏切者ってよんだことを謝った。何歩の後、ジェニー急に止まってこちらへ振り向いた。


「とりあえず、いってっらしゃい!」

「え?」


真白



バンっ!


起きた。


寝てしまったかと自分に聞いた。でも、寝る前に何してた。確かに最後の記憶は...


あの悪魔魔女。


そうだ!


「いってっらしゃい」と言われた。

どういうこと?


周りを見た。見たことない部屋だ。部屋の前のほうへ見ると怖い顔している中年男性僕に眺めてる。あのおっさんの後ろにいっぱいな数字が書かれている黒板が見える。なんだ?数学じゃないか?ほかの部屋には机と席が列に並べ、同い年ぐらい人それぞれに座っている。机に座っている皆は背広のような服装を着ている。男性方が茶色なズボンが履いて、女性方茶色、緑、白の柄のスカート。


短い。


僕、顔赤くなってきたとわかって早く目をそむけた。

上にはみんな全く同じだ。ワイシャツとネクタイと緑っぽいジャケットを着ている。何だ、このファッション?鎧は一着でも見えない。どういうように自分を守るか? もうしかして、その服はスペルの何がついているか。


皆僕のほうへ見ている。


どうして?


僕下に向き、目の前に皆と揃っているように机があった。そうして...


服装も全く同じだ。


いつの間にか?考えて!あの女は何した?どこに連れてきた?僕はそんなに長い間に寝てたはずない。ここはまだ洞窟の中かも知らない。


そう思ったところ左側から強い日差し感じた。顔をそちらへ向いて窓あった。はっきりそとが見える。そうして、洞窟どころか都市みたいな背景だった。


「ここ、どこ?」と自分に言った。


「そこの君!新入生のくせに堂々とはじめての授業でぐっすり寝るつもり?!」

おっさんは大きい声出した。


皆こっそりに笑った。


すぐ立ち、返事を返した。


「ごめんなさい!」


あの部屋の前に立っていたおっさんはため息をだしたけど、目の後ろに少しの満足さが見えた。謝られてうれしいみたいよね。僕はまた自分の席を取った。


そもそもどうして謝らなければならなかったの?結局ここはどこ?どうして皆の服装は同じなの?あの悪魔魔女どこに連れてきた?

改めて窓のほうへ向いた。こんな都市も見たことない。

あのおっさんの言葉思い出した。『転入生』って...なんなんだ、それ?


部屋の前に立っていたおっさんはよく喋っていた。というか、喋っているのは全部数学についてだけだった。他の皆黙って聞きながら机にいっぱい書いていた。


ここから早く出ていきたい気分になってきた。

あの悪魔魔女見つけて説明させるように。ま、見つかれなくてもこの都市のどこの辺に分かれば自分の町に行けるかも知らない。足りるゴールドあるはず... 

手がゴールド入っている財布を探すようにズボンの前のポケットに入れた。


...

...

...


ない!!


財布がない!


その代わりに変な機械だけあった。ポケットからだして、吟味した。ちょうど手に快く入るほどサイズなんで横に三つの小さなボタンある。なにこれ?


「ばか!なにやってんの?!それ早くしまっとけ!」横から小さな声が必死に言った。


「何?」

声の方へ振り向いた。大間違い。


ドーンっ!


僕の耳の上に何かぶつかった。


痛ッ!


そう思いながら反射的に手が頭を掠った。


「いい度胸だね!このくそ転入生!」


またおっさんが意味わからないこと言いだした。

周りを見て地下にチョークが見つけた。チョークは武器として扱って初めて見た。このおっさん... 敵なの?ならこのような武器使えばスライムと同じレベルぐらいじゃないか?楽勝。

おっさんは近づいて、手を出した。

「よこせ!」と叫んだ。


僕はチョークを取り上げ、おっさんに渡した。

「ちがうよ!」って近距離でチョークを僕の頭に殴った。

「痛ッ!」

今回両手は僕の額に当たった。皆また笑い出した。

スライムよりちょっと強いかも知らない。


「スマホだよ、阿保」


首を傾げた。

スマホって何?


もう飽きたのようにおっさんは机の上に置いていた機械を捕まった。

「授業の後、取りに来なさい」と部屋の前に戻った。


「ウックックッ」

隣から笑い声が耳まで届いた。

改めてそちらのほうへ顔を向いた。


そこには金髪の女の子座っていた一手は口元に笑いを隠しながらもう一手は目から涙を拭いている。


「バカじゃないのか?」

「じゃないと思うけど」

「思うけど?というわけで、じゃないと思うけど真実に頭おかしいと自分も認めるか?」

「ち...ちがうよ」

「そう?」


何も返事しない。なんか何でも返事しても無駄気がする。

お互いに何も言えずに前に立っているおっさんの話聞いて何分経った。

それで、

「あたしカナだよ。君は?」

彼女は改めて僕に話しかけた。え?この子は僕のこと知らない?それなら、少なくとも多分あの悪魔魔女の仲間じゃないかも知らない。いや、むしろ僕と同じくここまでに連れてきた可能性もある。違うスパイの話も可能性なんだから注意しないといけない。とりあえず、


「クライン」と短く答えた

「んー、変な名前だね。外国人?」


変な名前って?普通だろう?だって僕の町にクラインって呼ばれている人少なくとも4~5人ぐらいいるはずだ。逆にカナって呼ばれた人会ったことないと思う。

やっぱりあの悪魔魔女の技だよね。


「外国人?」と聞き返した?

「そう!日本人じゃない?ハーフ?」


日本人?ハーフ?この金髪女の言っていること頭に全然入られない。

スパイとかなんとかとりあえず素直に何言っているか確認しないといけない。


「ごめん、日本人って何?」


爆笑


「おい、後ろの二人黙って!」

おっさんまた怒られてきたみたい。小さなダメージなんだけど、またあのチョークの武器扱いを味わいたくない。とりあえず使命通りもうこの女の子を無視して黙って前向いたほうがいいと決めた。


「ね、ね」


無視


「ね」


おっさんの関数説明を集中する。


パッ

僕の頭の側に紙飛行機は殴られた。


「はッ!」

僕あの女の子に振り向いた。にこりと眺め返った。何か言えばまた叱られるかも知らないから唇を噛んだ。この女。何の目標に意地悪している?

足元に落ちた紙飛行機を取り上げ、机の上に広めた。ノートだ。


『授業の後に会ってくれない?』


「ごめんなさい」


授業というものはもう終わって今別の部屋におっさんの前に立っている。

この部屋は前のより大きい気がするけど、机多くて10人の大人がはたらいている。さらに机の上に紙がどこでも散らかしているから、前の部屋より狭いって感じある。


「今日は初めての日で外国人なんだから、今回許すけど、二度と授業中出さないでね」

おっさんため息を吐き、スマホと呼ばれているものを僕に渡した。僕手に取り、早くポケットに入り込んだ。なんのものもっと調べたいなんだけど、どうせこのところはそうよう調べられるところじゃない。


「ありがとうございます」

お礼を申し上げ、すぐここから去るつもりなんだった。だって、このおっさん今の言葉は優しそうでも、いつかまたチョーク武器を出すかわからない。


「じゃ、今日は終わり。早く帰って」

帰って?やっぱりこのおっさんは悪魔魔女の仲間だ。で、これで僕もう自分の町に帰られるということ?じゃ、あの悪魔魔女の研究もう終わった?そもそも何を研究したかまだよくわからないけど、とにかく帰らせてうれしい。僕早くドアに方へ向いた。


「しつれいしました!」とドアを開くところでおっさんに呼んだ。

「はいはい」


僕早く階段を降りてこのビルの玄関へ走った。玄関はちょっと変わっている。ドアの前にロッカーいっぱいあった。ここに皆靴を預けるところみたいなんだけど、僕はそういうものないはずなんだからロッカーのものを無視してまっすぐドアの方へ行った。


「どこ行くつもり?」


ビルの廊下の影から女の子の声が聞いた。

僕は息を殺した。心が氷になった。


後ろへ振り向いた。


「ジェ...ジェニーさん?」と聞いた


陰から金髪女の子一歩出した。


「だれだ、それ?」

安心の息を深く吐いた。よかった。あの悪魔魔女じゃない。


「授業の後会ってくれるって言ったのにどこに上履きのままに走っている?」

カナは僕の足元の方へ指し、こちらに歩いてきた。


「え? あ、あはは」

どういうようにごまかせるかと考えった。

自分も自分の足元にちらっと見て、

「あの、靴家に忘れた」と嘘をついた。

「学校まで靴下のまま来た?バカだろう。ほら、靴盗まれたか?靴箱どこ?」とカナは自分の靴箱の前に止まって自分の靴と上履きかわった。


「え...あ...それは...」

どう答えばいいか全然頭に入ってこない。早く自分の町に帰りたいとしか考えない。彼女は自分の靴を履き始めた。あ、今だ!今なら逃げられる。


そう思ったところ


「あ、クライン。ここだ!」

カナは靴一個履いたままちょっと下の方の靴箱を指差している。


「ここはクラインの靴箱じゃないのか?」と改めて僕の方へ見上げ、尋ねた。

え?まさか...

そういうものはまさか...

確かに今思いついたら僕をせっかくこんな変なところ連れてきたらこういう小さなものも準備した可能性もある。

けど、

だけど、あの悪魔魔女に名前は言ってなかったからどうして、そこまで知っているか?まさか僕見たことない魔法使って僕の情報全部把握できた?それなら想像以上危ないよね。

とりあえず、ここから無事で逃げ出すは第一だ。というわけで、この子との演技もよく頑張らないといけない。


「そうだね。それは僕の靴箱だよ」


カナは箱のドアを開け、びっくりした顔をした。


「え?」

「なに?」

「ここに靴はちゃんと入っているよ」


半分ぐらい信じられなかったが、半分はもともとダンジョンに入った時のハイスペックブーツあると希望した。

カナはもう一足の靴を履いた。

靴箱の中に除いた。


...

...

...


「なにこれ?」

「スニーカーじゃないか?」

カナも僕の顔近づいて箱の中に除いた。


「早く履いてよ」と彼女はドアへ行った。

ま、いい。

僕早く着替えて彼女を追いかけた。


「じゃ、クラインくんどこの方住む?」

あ、よかった!今はどこにいて、どういうように帰るかと聞くチャンスだ。

「オレ州のヴェルチェズという小さな町だ。どういうようにそこに帰られるか知るか?」

「オレ州...ヴェルチェズ...聞いたことない、そういうとこ。」

カナは首を傾げた。ま、小さな町なんだからそんなに簡単にわかるはずがないかな。


「東京の中今どこに住んでいるかということだった」とカナ改めて僕に聞いた。

今回は首をかしげるのは僕の番だ。


「東京?」

「そうよ。ここ東京だろう。この辺にどこに住んでいる?」

ちょっと待って。

僕何年間ずっと冒険して、世界の地図できるだけ全部集まったつもりなんだけど、東京という都市の名前の覚えは全くない。

改めて聞いた。


「東京?」

「そうだよ。日本の首都、世界中誰だって知っているはずの東京だよ!」

今回もう一つの変なこと聞こえた。日本。日本ってどこ?それは州の名前?

ますます嫌な予感があった。


「日本ってどこの州?」

「州じゃない。国だよ。」


国?!?!

じゃ、どうやって帰るか??


「この東京にアメダナまで飛べる竜ある?と必死にカナに聞いた。

「アメダナって何?ていうか、竜?」

カナは引き下げた。


「え、アメダナ知らない?この世界誰でも憧れの国なんだけど」

僕、この当たり前のことできるだけ優しく説明した。


「世界には7つの国あって、そのアメダナっていうのは聞いたことない」


あら?


嘘だろう。


どういう意味?


これもあの悪魔魔女の技じゃないのか?

あら、ちょっと待って、

悪魔魔女の最後言い残った言葉思い出した。


『地球』


ゆっくりとカナにまた振り向き、さらにゆっくりと口を開けた。


「この世界って何という?」


「え?惑星の話?地球じゃないのか?」


真っ黒


「...ぶか?」


え?頭痛い。どこから女の子の声が聞こえた。


「大丈夫か?」


目を覚めた。雲を走っている赤っぽいな空が見えた。奇麗だね。女の子は上から僕に見ている。顔はよく見えなかったけど、赤い空とよく似合う黄色い髪がわかった。

カナだ。


「痛ッ」と座り込み、手が頭の後ろを探した。


「急に倒れてびっくりした。病院とか必要か?」

「あ、いや。実際僕もびっくりした」

「え?どういうこと?」

「地球だって言ったと思った。」

「言ったけど」



...

...

...


長い間お互いにカナと目を合った。

嘘をついていると信じたいが、ちょっとバカっぽいなんだからそんなすごい嘘できない気がした。


「ちょっと!」カナの口の元は下げた。

「な...なに?」

「ちょっとバカっぽいって思ったでしょう」


へぇぇえええええええええ

こいつ心が読めるか?やばいぞ!


「ごめんなさい!」

「あははは、いいよ」


僕改めて自分で感が込んだ。カナ言うことは正解ならあの悪魔魔女は本当に僕を異世界に送った。この場合にはどういうように帰られるか?


「ね、この世界には一番強い魔女って誰?」

強い魔女なら、すぐに帰らせる。


カナは結構長い間答えを考えた。

「んー、知らない」


ま、やっぱりそうだね。一般人は誰が一番強いかそんなに簡単にわかるわけがない。

あ、そうだ。

僕、ズボンの前のポケットからあの小さな機械を出した。


「これの使い方教えて」

「え?スマホじゃないか?」


そうだ。あのおっさんもスマホと呼んだ。このスマホという機械が僕を自分の世界に送られるかも知らない。


「教えて」

カナは僕の手からスマホを取った。少し見た後で、


「普通に?」と横についてボタンを押して画面を起動した。


画面には時間と日付がちゃんと読まれた。カナは片手でスマホ持ちながら、画面の上に親指をスワイプだった。画面の内容また変更された。


「んー、パスワードなんてない?怖くない?危ない人取ったらどうする?」

ちょっと、どういうこと?パスワード?たまに出会ったのある番号なくて開けないチェストと同じ?

カナは画面のいろいろなところに親指を押し、画面何回ぐらい変更した。ものを探しているみたい。


「ほら、このホームについているアプリを押したらアプリ開く」と簡単に説明しながら、画面のについての小さなデザインを押した。急に機械から音出した。


「危な!逃げろ!」と後ろへ向いた。


走りながら、機械から出ている音は音楽じゃないかと思うところ、カナから大笑いが聞こえた。


「なんだ?このバンドそんなにあぶないの?」


僕カナへ振り向いた。なんかバカにしている気がする。


「ほら、音楽だよ」とカナは僕の方へスマホを持ち上げた。

「この機械...音楽出すもの?」

「いや、もちろんほかのものいっぱいできる。ほら、ここに押したら、クラインの連絡先見える。おっと、一人しかいない。ま、とりあえずこの電話のボタンを押すとあの人に電話できる」

「電話ができる??」

「ま、そうだよ。でも、クラインの場合にはお母さんしかできないみたい。ま、今から友達増えてもっとできるはずなんだけど」


今何って言った?お母さん?お母さんは僕はまだ赤ちゃんの頃亡くなったはずなんだ。この世界にお母さんと話せる?


「押して!」

「え?」

「電話して!」

「ち...ちょっと待って!どうしてあたし?」

「いいよ。押して」


カナは静かになった。顔も下の方へ向き、体震え始めた。




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