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魔法学園に入学したので最強になってもいいですか?  作者: 魔ねき猫
第2章 三大魔法学園競技大会編
22/56

警戒

魔ねき猫です。

誤字脱字があれば報告してくれると嬉しいです。

評価してくれた人が増えたので、もっと頑張りたいです!



レンはシャルとナターシャ、そして猫の姿のヨミが待っている食堂に向かう。

まだ人が少ない食堂では、シャル達の場所はすぐに確認出来た。


すでにレンのご飯はテーブルにおいてあった。

席に座ると、シャルはある事に気付く。


「レン、制服の首元が乱れてるよ?

 何かあったの?」


そう言ってシャルはレンの首元を綺麗に整える。

ナターシャもそのことに気付いて不審がる


「何でもないよ!

 そんなことより打ち合わせ緊張するなー」


レンが明らかに何か隠しているのが分かった二人。

だが敢えてその事について何も言わなかった。


「そうだね!

 二人は凄いなぁー!

 選手に選ばれるんだもん!」


ナターシャが興奮気味で褒めてくれる。

その褒め言葉で、素直に照れてしまうレン。


「ナターシャも見に来るんだろ?

 頑張るから応援しててくれ」


「はい!

 私、子供の頃に一度だけ三代魔法学園競技大会見に行ってるんですよ。

 その時に魔法学園に入って出場したいって思ってたんですけど、今年は残念ですー」


本当に残念そうなナターシャ。

この大会を見る事自体初めてなレンは、そこまで凄いのかと思ってしまう。


「俺はナターシャは強いと思うんだけどなぁ」


 攻撃の仕方で、殺傷能力高過ぎてこの大会みたいな遊戯では使えないと、学園長とシャーロット先生が当の本人より残念がっていた。

特にシャーロット先生は三代魔法学園競技大会では代表の先生になるので、どうにか出させれないかと考えていた。


「ナターシャさんの戦い方は防御壁を展開し、相手を圧縮する様な戦いでしょ?

 もし大会でやったら選手は死んでしまうわ」


「そうですけど...でも残念です」


残念がるナターシャを見ていると、ナターシャの方に近寄って来る少女がいた。

彼女は箒の授業でナターシャんお隣にいたバディの人だ。


「ナターシャ此処にいた。

 次の授業の用意しないといけないから行くよ。」


あっていた。

彼女はレンとシャルがいたのに気付くと、自己紹介をした。


「私はナターシャのバディのカリム・アンバーです。

 二人の事はナターシャからいつも聞いています。

 ナターシャを連れて行きますけど、いいですか?」


「ああ。ナターシャをよろしく」


暗い顔のナターシャは、カリムに連れて行かれた。

しっかり者の妹と、どこか抜けている姉みたいだった。


時計を見ると、そろそろ打ち合わせ場所に行っても良い頃だった。

レンとシャルは食事を済ませ、早速多目的室に移動する。


多目的室には沢山の人がいた。

先輩や同級生、中には見たことある人もいた。

その中にはイラやササの姿があった。


「まさかシャルとアマクサが選手なんて、意外ですわ」


いつもの様にシャルとレンを挑発するかの様な発言をする彼女はイラだった。

その後に続いてササも来る。


「シャルさん、そしてアマクサ君も一緒に頑張りましょうね。

 それとアマクサ君、【ストゥルティ】の襲撃の時にお守りして頂いて有難うございます」


ササさんの笑顔は癒される。

まさに癒しの魔法使いだ。


それに比べてイラは相手を馬鹿にする言葉しか言えないんだな。

そう思っていたレンはイラをジッと見る。


「今、私に失礼なこと考えてるでしょ?」


イラに言われて、レンはサッと目を逸らし無視をする。

それに腹を立てたイラはグチグチレンの悪口を言う。


それについても無視をかましてやった。


そうこうしている内に、打ち合わせが始まる。

この部屋にいる人は椅子に座っていく。

長いテーブルを囲む形で座る。


「さて、皆私の事は知っているとは思うけど、紹介しておこうかな。

 私はシャーロット・セレン。三大魔法学園競技大会でアルスマグナ魔法学園の代表に任命されました。

 よろしくお願いします」


シャーロット先生の自己紹介が終わると、皆は拍手する。

それに合わせてレンも拍手する。


その次はこの学園の生徒会長に司会進行をする。


「私はこの学園の生徒会長をしているアーレン・サピエンティア・ハーレンだ。

 【選ばれし魔法使い】の一人【知恵の魔法使い】でもあるが、気を使わなくても良い。

 この学園が優勝する様に、頑張っていくのでよろしく」


会長は男勝りな口調で、自己紹介を終える。

確かに覇気があり、とても強そうだ。


今回は競技中の諸注意や種目の予定表を貰っただけだった。

レンとシャルの種目は人気とあって、最終種目だった。


それを知らないのはレンだけだったらしい。

毎年この種目だけは変わらず最後にするらしい。

シャルに聞いたらそう言っていた。


打ち合わせは意外にすぐ終わった。

皆の自己紹介は、三大魔法学園競技大会の前日にある前夜祭でやるらしい。


なのでまだ誰がいるのか、詳しくは知らない。


レンとシャルも寮に帰ろうとしていたところ、シャーロット先生と会長に止められた。


「シャル、久し振りじゃないか?

 隣はアマクサ君だね。今回の事件で活躍したって聞いたが?」


「アーレン先輩、久し振りです。

 レンは【ストゥルティ】を撃退しましたから」


まるで自分の自慢かの様に会長に話していた。

そして会長とシャーロット先生に、止めた理由を聞いた。


止めた理由は、()()についてだった。

それについてはシャーロット先生が説明してくれた。


「プレッシャーをかけるつもりは無いが、言っておきたい事があってね。

 君達の出場する種目【ハードポイント】は勝った時の点が高い種目なのは知っているよね?

 出来れば...いや、勝って欲しいんだ」


シャーロット先生の言いたい事は分かる。

もし現時点で負けている場合があっても、【ハードポイント】で一位を取れば勝てると言いたいのだろう。


そしてその逆も然り。

もし勝っている場合でも、【ハードポイント】で負けた場合は、優勝を逃す場合もあると。


確かにプレッシャーが凄い。

それは分かっていた事だが、言われて改めて緊張する。


レンの手と額には汗がジワリと感じる。

まだ少しだが、一緒にいたバディのレンなら分かる。


シャルも涼しい顔をしているが、内面は緊張している。


「私達もなるべく君達がプレッシャーを感じない様に、点差をつけるつもりだ。

 君達新入生にこの種目は厳しいかもしれないが、頼んだぞ」


シャーロット先生はレンとシャルに耳打ちをする。

会長に聞かれたらマズイ話だろう。


「それから【ストゥルティ】が仕掛けてくるかもしれないから、警戒もしててね」


【ハードポイント】は攻撃魔法も許可している。

【ストゥルティ】が仕掛けてこなくても、三大魔法学園競技大会はお遊戯では終わらない様な気がする。


シャルとレンは多目的室から出る。

外は冷たい風で気持ち良かった。


多目的室の温度が高かったのか、それともその場の空気が重くて外が軽かったからだろうか。

理由はどうであれ、レンとシャルは気持ちを落ち着け、寮に帰る。


結果がどう変わろうと、全力で戦うために練習をする。

ヨミやナターシャ、カリムにも来てもらい様々な練習や作戦を練る。


三大魔法学園競技大会は、もうすぐそこまで迫っていた。



この調子で評価してくれる人が増えてくれれば...!


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