用語解説
・魔族
100年前に異世界に現れた異形の存在。
基本的には人型で、角や尻尾が生えていたりする。
人間を大きく上回る身体能力を始め、魔法の力によって人間の世界を蹂躙する。
・上級魔族
力を高めた魔族が進化した状態。
見かけは変わらないが、通常の魔族とは一線を画す強さ。
・名前持ち(ネームド)
名前を持つ上級魔族の総称。
何らかの功績を挙げた者が、上位者(主に魔王)から名前を賜る。
・魔王
【魔王】の特性を持つ者がそう呼ばれる。
例外無く他の魔族を圧倒する程の強さを持ち、数百、数千の魔族を従えている。
魔王が倒された時は、部下や血縁者などにその特性が継承される為、常に同じ数の魔王が存在する。
・勇者
【勇者】の特性を持つ者がそう呼ばれる。
神器に唯一触れる事が出来る存在。ただし、その神器を使えるかどうかは相性による。
並みの魔族以上の戦闘力を持ち、人間達にとっては希望その物であった。
・神器
過去に神が人間に与えたと言われる武具。
勇者にしか使えない為、勇者の武器とも呼ばれる。
・魔法
魔族にしか使えない、超常的な力を行使する異能。
発動前に“詠唱”を。
発動時に魔法名の“発声”を。
発動後に“ディレイ”が発生する。
また、発動には発動する術式の難易度に応じた魔力を支払わなければならない。
・天術
人間にしか使えない、超常的な力を行使する異能。
基本的には魔法と同じだが、元々人間の魔力量が魔族に比べて小さい為、天術は魔法に比べて低コスト、高威力な物が充実している。
・究極天術
天術の中でも最上位の威力、効果範囲を持つ物の総称。
普通の方法では使用出来ず、神器を持つ者だけが使う事が出来る。
・究極魔法
“最古の血”と呼ばれる3人の魔王だけが使える最上位の魔法。
・転移術式
空間を飛び越える異能。
術式の難易度が恐ろしく高く、使える者は魔王を含めて一握りしか居ない。
また、人間の中でコレを使えた者は歴史の中で大昔にとある勇者1人だけ。
・戦争
異世界において、この言葉は10年前の人間と魔族の戦いを指す。
この戦いで当時の魔王4人が死んで代替わりし、勇者は全滅して持っていた神器は全て奪われた。
・最古の血
本来は100年前に異世界に降り立った“最初の魔族”を指す言葉。
しかし、長い年月でその数が減るにつれ、いつしか最強たる3人の魔王の呼び名となった。
・魔力波動
生き物全てが、生きているだけで無意識に放出している微弱なエネルギー。
余りにも弱いエネルギーの波なので、基本的には感知、観測できない。
・マスタースキル
誰もが持って生まれる、神が与えた“生まれ持っての才能”。
ただし、それが形となるかどうかは本人次第。
・派生スキル
文字通りのマスタースキルから派生したスキル。
どの程度の数がマスタースキルから派生するかは、そのレアリティや強さによる。
通常は2つか3つ。
英雄と呼ばれる人間は5つ以上の派生スキルを保有している。
・魔王スキル
【魔王】の特性レベルが10になった時に与えられる、その魔王専用のスキル。
どんな物が生まれるかは所持者の戦い方や性格によって変わるが、どんな物であれ、通常スキルを凌駕する強大な力を持っている。