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小さな恋の物語  作者: Яey
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入学式

現実世界を題材とした中学ラブです。

よくあるほんわか系恋愛にする予定なので、超絶イケメン!なんてものは出てきません。

暇つぶしに書いたものです。暇つぶしに読んでみてくださいな。

今日から中学一年生。

真新しい制服に身を包んだ私は、希望と不安を抱えて桜が舞い散る校門をくぐった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


桜ヶ丘市立桜ヶ丘中学校。略して桜中。

県内でも一、二を争うマンモス校で総生徒数は千人近く。一学年につき九クラスまである。

人がたくさんいる分人材を選び放題だから、部活動もかなり強い。

「まったく、とんでもない学校に来ちゃったな~」

と、やたら大きい校舎を見上げているのは私、安藤惺(あんどう さと)

一応この話の主人公。ちょっと毒舌だけど元気でアニメが好きな中学一年生。(ちなみに女子である)

中学入学とともに桜中に転校してきたのだ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


上級生(恐らく三年生だろう)に案内されたのは一年六組の教室だった。

他の生徒はほぼ来ていて、空いてる席はほんの数席あるだけだ。

私は生まれてからこの時まで氏名順で一番以外になったことがないのだが・・・

人数が多いせいなのか?出席番号が二番だった。地味にショックだ。

自分の席に着き、周りを見てみると、やはり他はみんな知り合いがいるのだろう。

大体は、小学校のころからの友達とたわいもない話をして楽しんでいるようだった。

私も早くこのクラスに溶け込まなくては・・・!と、早速前の席の女の子に話しかけてみる。

「初めまして!私、安藤惺。よろしくね」

・・・少し地味過ぎただろうか。いかにも『フツー』な挨拶になってしまった。

いやいや、初対面でいきなり馴れ馴れしい挨拶などするものではない。

・・・初対面だからこそインパクトを与える挨拶をしたほうが良かったのか?

いやいやいや、・・・でも?

私がこんな感じに頭の中をぐちゃぐちゃにしていると、前の席の女の子が返事をしてくれた。

改めて顔を見ると何とも可憐な少女である。

真っ白な肌に少しツリ目がちな顔だ。

・・・ツンデレタイプか?

「初めまして。秋月都(あきつき みやこ)です。よろしくね!」

天使のような笑顔も一緒に、挨拶をしてくれる。

この子はきっと天使の血が流れているのだな。

「都って呼んでね!惺って呼んでいい・・・?」

天使だ。いいに決まってるではないか。

「もちろん!ところで都はどこ小出身なの?」

こういうところは遠慮しない。さっそく呼び捨てだ。

「双葉小だよ~。ちなみに、惺の後ろの席の石和ってやつも双葉だよ。」

そうなのか。双葉小といえば桜ヶ丘市の中でもかなり大きい学校だと聞いている。

このクラスも双葉小出身者は多そうだ。

「秋月、呼んだ?」

誰だ?・・・あ、なるほどこれが石和君か。男の割には白い。

「ん?あぁごめんごめん。呼んでない。惺に双葉小の人教えてただけ」

パッと見二人は仲がよさそうだ。

ここは私も挨拶をしておこう。

「安藤惺。よろしくね」

石和翔太(いしわ しょうた)。よろしく」

落ち着いた雰囲気の子だ。

見た感じ、出来のよさそうな男の子である。


・・・まぁ後々私にとって大きなかかわりを持つ人になるのだが。

この時はまだ、そんなこと知る由もなかったのである。




続編現在制作中・・・

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