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アルエとリラン  作者: Nox
1/6

せいかんやこう

『オイ!何時まで外を見てるつもりだ!』


スーツに宿った小煩い生物は抗議の声を上げている。

そんなこと言われても、外を見るのが今は楽しいんだから仕方ないと思う。


『オレは腹が減ったぞ!オイ!』


うるさいなあ。


『うるさいってなんだ!お前が外を見てるのが悪いんだろう!』


脳波で声を拾うというのは便利だけど、こうも突っかかられると面倒だなと思うことがある。

それでも悪いヤツじゃないし、これがあるから生きているのだし、なんだか不思議な気持ちになってくる。


僕は僕のままで居られているのだろうか。

あの日に見た星は太陽と同じように輝いてくれるだろうか。


また昔と同じように、

手を繋いでくれるだろうか。


https://x.com/uo_nox_/status/1829521003954753978?s=46&t=fJX1Bi2jwdOhKQ1XuRuoqg

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