杏の異変
今日は朝から書きました。
ぜひ見てください!
よろしくお願いします!
次の日、最寄駅でいつも通り杏を待っていた遥だが、時間になっても来る気配がない。ちなみに伊織はサッカー部の朝練があるので先に学校に行っている。
(杏ちゃん遅いなぁ。連絡しても既読スルーだし)
これ以上待つと遅刻するので仕方なく行くことにした。
(はあ・・・・・はあ・・・・・ギリギリ間に合った・・・・・杏ちゃん、もう学校来てるし)
「あ、杏ちゃんおはよう。今日は早いんだね。連絡してほしかったな」
「・・・・・・・・・・」
「杏ちゃん?」
「話しかけないで」
「え?」
やっと話したかと思えば、話しかけないでと冷たい声で言われた。
杏ぐらいしか友達のいない遥にとっては今日1日は苦痛で仕方がなかった。
(杏ちゃん急にどうしたんだろう。私、何かしちゃったのかな?)
クラスの女の子達がこそこそといつものように言っているけれど、今日はなぜか気になってそれが全部遥のことを言ってるように感じていた。
「おーい、遥!」
「い、伊織くん?」
「社会の教科書忘れたから貸してくれ!」
「あ、うん「伊織!」!?」
「杏?」
「私の貸してあげる。はい!」
「あ、ありがと。遥、やっぱ大丈夫だわ!」
「そ、そっか」
急に割り込んできた杏が空かさず伊織に教科書を貸した。
「杏、急に割り込んでどうしたの(笑)」
戻ってきた杏に取り巻き達が聞いた。
「あーちょっと・・・・・星野さんがノロマだったから遂、ね」
「あれ、杏と星野さんって幼馴染じゃなかった?」
「幼馴染ってだけだよ。仲よくなんてない」
「そうだったんだ。杏がいないから星野さん1人ぼっちでかわいそうだよ(笑)」
「ふふ、ほんとだ」
(杏ちゃん、私のこと友達だなんて思ってなかったのかな)
(ふふ、計画通り。完全に叩き潰して伊織は私がもらうわ)
実は、杏も伊織が好きなので遥に取られないように計画を練っていた。
これから2人はどうなるのか!!