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守り人たち

ヤナギとランのその後を書きたいがいつ挟めばいいかわからない

 本日最後の患者、ではなく相談者の奥様と料理についてあれこれ語った後、オフィーリアに会いたいという話を長老へ切り出してみるか…と考えつつ家の外に出たときだった。


「先生ぇーー!」


 いつも野菜を持って来てくれていたおっさんがものすごい形相でこちらへ走ってきた。

そういえば今日はまだ姿を見てなかったと気づく。


「そんなに慌ててどうした?」

「はぁ…怪我人…はぁ、急がねえと…持たん…」


 息を切らしながらおっさんは言葉を途切らせつつ喋っていたがとにかくなんか治療しないとヤバイ人がいるんだなとわかった。


「案内できるか?」

「あぁ…こっちだ、良かったまだ先生が帰る前で…」

 

 俺がいつもこのくらいの時間になると西のはずれに帰るのをおっさんは知っている。

だから慌てて走ってきたみたいだ。

おっさんはまたすぐ全力疾走で俺を案内するのはきつそうだったので息を整えるのを隣で歩きながら待った。

こういうのに回復魔法は役に立たない、これが体の自然な反応だからだ。

いっそおっさんを背負って走るかと考えた時、また何かがこちらに向かってくるのが見えた。


 男が二人、戸板に人を乗せて運んでいる。

おっさんに「あれか?」と聞くと頷いたので、走ってその二人に近づいた。


「先生ぇ!なんとかならねえか!?」


 戸板をそっと地面に降ろし、その上に横たわる人物を見た。

これはヤバイと一目でわかる状態、左腕が肩の先から消失している。

さらに左足も膝から下が、地面に降ろしたときゴロンと体から離れて行った、千切れている。

二つの傷口は縛って無理やり止血してあるが出血がひどく、戸板の上は血まみれだった。


「なんとかする、<サンライト…」


 使い慣れた回復魔法を無意識に使おうとして一旦やめて、違う魔法を唱える。


「<オーバー・ライト・ヒール>」


 白い魔法陣が横たわる男の下に展開される。

魔法陣が光輝くと、俺以外の近くで驚きつつ様子を見ていたおっさんたちが魔法陣の外へはじき出された。

すまん、言うの忘れた、唱えた人物と対象を守護するバリアが勝手に発生する魔法だった。


 そのバリアの中では、まるで時間が巻き戻るように流れ出た血が男の体に吸い込まれていく。

千切れていた左足はずずっと勝手に動いて、元通りピッタリとくっついた。

ただ、腕はどうにもらない、肩の先から傷口がふさがって皮膚を形成してしまった。


 俺の習得している限りで最高の回復魔法だったんだが、さすがに腕は生やせないか。

つか血が体内に戻るとかも想定外なんですけど…


 ほわオンでこの魔法は「どんなにHP(いわゆる体力)が減った状態でも全快にする」という魔法だった。

HPの多い物理攻撃タイプのプレイヤーはレベルあがると最大HPが10万とか平然と超えるが、この魔法なら例えHP1の状態からでも全快できる。

ゲーム内で俺の普通の<ヒール>が一発で5000前後の回復量なのでこの魔法は割とチートな部類だった。


 まあそれにあったデメリットも当然あるんだけど…戦闘中とかに使うとモンスターのヘイトが魔法詠唱者に滅茶苦茶集まり過ぎて<プロヴァケイション>とかの挑発程度じゃ剥がれなくなる。

普通のヒーラーが使うと集中攻撃を受けて死ぬ。


 俺は肉壁だったのでそこのところは特に問題はない。

問題あるのは、これを使用中、俺は動けないことだ。

一瞬で回復させるんじゃなくてじわーっと最大HPまで回復し続ける魔法なんだ。

HPを1ずつ回復するボタンを超連打して回復してるみたいな状態とでも言うべきか。


 使用中は一応バリアみたいなのが出て守ってくれるんだけど万能じゃないんだよなこれ。

一定量のダメージを受けると破壊されてしまう、破壊されても回復が終わらない限り動けない。

毒とか受けてても問答無用で毒ダメージを上回る回復量を発揮するので最強の回復魔法ではあるんだが、ゲームだとデメリットが大きすぎてそんなに使い道はなかった。


「す、すげえ…足がつながったぞ…血も止まった…先生あんた一体…」


 派手にやりすぎて引かれたかな、でも魔法ケチッて助からんよりはいいだろう。

あ、俺の体が自由に動かせるようになった、全快したってことかな。


「う…ああ…」


 倒れていた男がうめき声をあげて目を開けた。


「おい気が付いたぞ!」

「さすが先生!愛してるぜ!」


 おっさんの愛はいらん、嫁にいってやれよその台詞は。


「ここは、どこだ?俺はまだ生きているのか」


 気が付いた男におっさんたちがここは村だとか、俺のことを指さしてこの人が治したとかあれこれ説明している、まあ人族の俺より彼らが説明したほうが混乱しなくていいだろう。


 話を聞いて状況を理解した男は、立ち上がろうとしていた。


「まあ落ち着いて、足もつなげたばっかだし、血もある程度は戻したがここに来るまでに大分流れてる、無理して立つな」


 ふらふらしてるのを見てらんないので口を挟んだ。

男は俺の全身を上から下まで眺めている感じだった。

獣人族ではないということが気になる様子。


「本当に人族なのか?人族のお前が、俺を助けてくれたのか?」

「そうだよ、結構やばかったけど助かって良かった」

「どうして…い、いや、今はそれより」


 男は急に俺の前で土下座をした、おうどうした、病み上がりでそこまでせんでいい。 


「頼む!!力を貸してくれ!!」

「え、何どういうこと?」

「このままでは全滅する!!」


 要領を得ないのでとりあえず顔を上げさせて、何があったか聞いてみた。

それによるとこの男は、オフィーリアの神殿前を守る守り人の一人で、襲撃者と戦ってあの怪我を負ったということだった。


「敵は強すぎる、ここに来たら最悪村人たちは皆殺しにされる、俺は皆に逃げるよう伝えに来た」


 大怪我を追いながらも森の中を進んで、この村にたどり着いた時男は力尽きた。

それを村人が見つけて俺のところまで運んできたってわけだ。


「敵ってなんだよ?魔物?」

「違う…人族、と最初に見た時は思ったのだがどうもおかしい、獣人族のような気配もするしエルフ族やドワーフ族の気配もする」

「よく分からんがとにかく人なんだな?何人くらいいる?」

「一人だ、たった一人でヤツは攻めてきた」


 …えぇ、相当やばいやつじゃん…

そんな存在がこの世界にいるのか、神とか抜きにして。


「まだ戦っている者もいる、だが全滅は時間の問題だ、貴方の魔法があれば助かる者もいるかもしれない」

「おい先生をそんなあぶねえやつがいるところに連れてく気か!?」

「無茶を言っているのはわかる!しかし…このままではオフィーリア様までが…」

「そいつの目的は土の女神様なのか?」

「ああ、悪しき神を討つためにここへ来たと言っていた、それ故戦いになった」


 これから会おうとしてる神を殺されたら困るな、神って死ぬのかなと思わないことも無いが…

アイシャは少なくともフォルセに殺されかけた、俺はそれを見ている。

あの時は神VS神だったが、今回の敵はなんだかよくわからない。

でもオフィーリアが殺される可能性があるのを見過ごす訳にもいかない。


「わかった、行こう」

「ありがとう!この恩は一生忘れない!!」

「いやまあそれは皆助けた後でね」


 まだ自力で歩かせるのは酷かなと思ったので俺は男を背負った。

なんかそんなことはしなくていいとか抜かしてたが俺が軽々担いで、こうしたほうが早いと言うと大人しくなった。


「先生…お、おれたちも行くぜ」


 残されたおっさんたちはそうは言っているが、明らかにびびっている。

大して戦力にはならなさそうだ。


「気持ちはありがたいがお前たちには他にしてもらいたいことがある、まず長老にこのことを伝えに行け、それから西のはずれの俺の仲間にも伝えてくれ、できればマーくん…ああ、マグナっていう男がいたらすまんが誰か案内して守り人の集落まで連れてきて、戦いで一番頼りになるから」


 俺の指示を聞いておっさんたちは頷くと、その場を駆け出して行った。


「じゃあ行くけど、本当にいいか?」

「元より死ぬ覚悟はある」

「俺はそんな覚悟無いのでそう言われても困るんだが、まあじゃあ案内よろしく」


 俺は自分に<ウェイク・スピード>をかけると、背負った男の案内で森の中へ飛び込んだ。


………………


………


 森の中を背負った男に指示されながらひたすら走る。

途中にホーンウルフの色違い版とか、四本腕のゴリラとかいたけど関係なしに走り抜ける。

<ディバイン・オーラ>をかけた状態の俺が本気で走れば大抵はどうにかなるのだ!


「一体貴方は、いくつの魔法が使えるのだ」

「え?あー数は覚えてないよ!それより目的地まだ!?」

「あ、ああ…この速さならもうそろそろ…あそこだ!」


 言われた方向に目を向けると、黒い煙が上がっていた。

おいおい森林火災とかシャレにならんよ。


 ていうか…それ以上にむごい光景が…


 小さなテントやログハウスがある集落の中には戦って敗れたのだろう怪我人があちこちにいた。

いちいち確認してるのが手間なので片っ端から回復魔法を投げつけて次の怪我人を捜す。


「も、もう降ろしてくれ、俺も自分で歩く」

「あー、そうだな、でも腕片方ないから無理すんな」

「わかっている、俺はもう戦えない…救助に専念する」


 ここまで走ってあちこち見たが戦闘の様子は見られない、心配だった火は家屋を燃やし尽くして鎮火している、森には燃え移っていないようだが…ていうか敵は?どこにもいないぞ?

オフィーリアのところへ行ってしまったのか気にはなる、しかし今にも死にそうなやつらをこのままにしてもいけない、ああもう。


 俺は片腕になってしまった男に、とりあえず動けるようになった人らを一カ所に集めるように指示する。

適当な<ヒール>を乱射してるので完全回復には至ってない人も多数いる、後でまた魔法かけなきゃならんだろう、固まってくれていたほうがやりやすい。

ついでに意識を取り戻した人らに説明役と事情を聞くのも任せた。


 そうして怪我人を見つけ次第治療して回っていると


「おい!とりあえず来てくれ!!」


 片腕の男が呼ぶ声で、俺は集落の中央付近へ戻る。


「全員無事だ、本当にありがとう」

「…あれ、これで全員なのか?」

「おかげでな、この集落にいた20人全員が助かった」


 生存者を改めてみる、猫人族が10人に犬耳の…多分これがそうだと思う犬人族も10人がいた。

女も両種族に数人混ざっている、まだ寝かされているものもいるが息はしているようだ。

全員か、全員が助かったのか、体の力が抜けそうになったがまだやらなきゃいけないことはあるんだった。


「これから本格的に治療する」

「まだ魔法が使えるのか!?貴方の体は平気なのか!」

「まあ平気、でもあんまり大きい魔法は連発できないのでまとめて治す」


 <オーバー・ライト・ヒール>を全員にかけてる暇はない。

あれクールタイムも長いんだよ。


 俺は自分自身に魔法を強化するための魔法をありったけかける。

そして本命、広範囲回復魔法を使う。


「<ヒーリング・サークル>」


 かなり巨大な魔法陣が地面に広がった、半径これ100メートルくらいあるな…

なぜかゲームのときの10倍くらいでかくなっちゃったけど…まあ広い分には問題ないからいいか。


「おお…なんというすさまじい魔法だ」

「傷が治っていく…!」

「光の女神の使いなのか!?いや、もしや貴方は神なのか!?」


 違う、神ではない、神などと一緒にするな、名誉棄損だぞ。

ともかく全員動ける程度には回復できたようだ。


 んっ、あれっ、気のせいかな?

何か獣人族の皆さん以外にも、燃えて黒焦げになってたそこら辺の木も再生してんだけど!?

回復魔法はそこまで進化したのか!


「見ろ!精霊たちも息を吹き返した!」

「ちょ、え、なに?精霊?」


 木だと思ってた物体は再生と共に人型になった。

それも女、緑の髪を持ち、白く美しい肌、それが全裸に近い状態。

大事な部分に木の蔓とか葉っぱが張り付いてたりして隠してはいるが余計にエロい。


 木人間?は再生を終えると俺に近づいてきた。

足を動かさず滑るように移動している、足先は木の根のままで地面につながっている、どう移動してんだ?


「大丈夫、彼女らは魔物ではない、オフィーリア様の使いであるドリアードたちだ、森の精霊とも呼ばれていて私たちと共に戦った仲間だ」


 怯える俺に犬耳の女が説明してくれた。

ああドリアードか、いわゆるほわオンにもいたモンスター娘系か、それなら安心…安心か?

ハーピーに襲われた経験があるんで今一つ安心できない。


 ドリアードの一人が俺の手を取って美しい顔でにこっと笑った、はい安心した。


「ドリアードは言葉を喋ることはできない、しかし助けてくれた貴方に感謝しているようだ」


 なんか<ヒーリング・サークル>の範囲内にいたせいで一緒に回復したっぽいな。

想定外だったんだがまあ良し。


「あー…じゃあえっと…他に助けて欲しいドリアードはいる?」


 ドリアードは悲しそうな顔で首を横に振った、もうここにいるだけが生き残りか。

なら次に聞くべきはこれだな。


「それで敵はどこ?」


 俺が皆に尋ねると皆もわからない様子だった。

ここにいた全員がオフィーリアの神殿まで案内しろと言われたのを断ったので、たぶん勝手にさらに森の奥に行っのだと思われる。


「奴は私たちを虫でも払うかのような素振りで易々と倒していった…恐らくオフィーリア様以外はどうでもいいのだろう…」


 落ち込む犬人族の女、こいつが犬側の代表っぽいな。

他にも悔しそうに涙を流している者もちらほらいる。


「ま、まあでもおかげで助かったわけだし」

「助かったのは貴方が来たからだ、そうでなければ皆、死を待つばかりだった」


 はは…いやまあお役に立てて…あの拝むのやめてください。


「オフィーリア様をお助けしなくては」


 守り人の誰かがそう言った、そして皆がそうだそうだとざわめきだす。


「気持ちは分かるがまあ待て、20人でかかって、さらにドリアードもいてボロ負けしたのに病み上がりで行ってどうする」


 皆がしゅんとしてしまった、ドリアードたちも。

いたたまれない。


「なんか結界とかあるんだろ?それは敵の足止めにはならないのか?」

「なるだろう、もし結界をものともしないのであれば、私たちに案内しろなどと言わなかったはずだからな、しかしあの力を見た後では…いずれ突破されると思ったほうがいい」

「まあ一時でも時間稼ぎできるならそれでいい、その間に完全に火が消えてるか確認しよう、万が一森に広がったら近くの村もただではすまない」


 俺の提案に皆も賛成してくれたので散らばって辺りを調べに行った。


「貴方は休んでいてくれ、何十と魔法を使ったのだろう、立っているのもつらいはずだ」


 いや別に…そんなことないけど…

と、返そうと思ったが犬耳の女の子がものすごい心配そうな顔で見るので言い返せなかった。

代わりに「じゃここで休んでるから体が不調な人は俺のところに来るよう伝えて」と言っておいた。


「なぜ私たちにそこまでしてくれるのだ?」

「俺は特に獣人族だからとか人族だからとかにこだわりはない、助けられるから助けに来ただけだ」

「そうか…人族にもそのような者がいたのか…なのに私たちは…」


 犬耳子ちゃんはなにか遠い目をして考え込んでしまったが、俺を人族の基本と考えないほうがいいような気もするんだけどいやでもわざわざ悪い方向にもっていかなくてもいいかあ。


 犬耳子ちゃんの哀愁漂う横顔を眺めつつ、その場に座ってどうすっかなと考えてたところにブオオオオンとエンジン音を響かせて、漆黒号がやってきた。


「待たせたな」


 やべっ、マーくんかっこいい動きしてくるなあ。

なんだよそのバイクをずさーーーって滑らしながら俺のすぐ前でピタっと止めるテクは。

いつの間にマスターしたんだ。


「助けに来たぞー!」


 あとなぜかタマコが後ろに乗ってるけども。


「な、何だお前たちは!?」

「あ、俺の仲間だから大丈夫」


 慌てる犬耳子ちゃんに二人のことを話す。

んでタマコはなんなのか聞いたら、この場所を知ってるからマーくんを案内してきたようだった。


「むかし、女神様のところへ行こうとしたことあるから、ここ知ってた!」


 勝手に行こうとした、というのが正しいんだろうなタマコは。


「悪いやつどこ?」

「女神様のところへ行ったっぽい」

「じゃああたしらも行こ」


 相変わらずのじゃあ行こだな、しかし今回は賛成だ。

タマコが強いのはわかってるし、それにマーくんも来たからな。


「待て待て、三人で神殿へ行く気なのか?」

「ああ、ちょっと行って変なの倒してくる、あ、でも守り人いないと迷うんだっけ?」

「いや正確には結界を解けるドリアードへ頼んで案内してもらえるのが守り人というだけで…」

「なんだじゃあドリアードがいればいいのか」


 俺は近くにいたドリアードに「女神様助けに行く、案内してくれ」的なことを身振り手振りで伝えたがよく考えたら相手は喋れないだけで俺の言葉を理解していたので改めて言葉で言うとまた手をとってほほ笑んでくれたので若干好きになりそう。


「い、いや待て!貴方が凄いのはわかってはいるが!三人では無理だ!」

「まあまあまあ、いいから」

「なら私も一緒に!」

「いや君には最重要な任務があるので」

「最重要?一体…」


 俺は漆黒号を指さし「これいたずらされないようにここで見張ってて」と頼んだ。

最重要である、この先は漆黒号を置いて行くしかない。

戦闘になって壊れたらマーくんも壊れる。


「こ、この乗り物がそんなに大事なのか?」

「ああそうだ、もしこれが失われたら世界は闇に覆われ、全ては無に帰すだろう」

「なんという代物だ…そんな力がこれに…」


 マーくんが変な説明するからめちゃくちゃ真剣な顔で漆黒号を見つめている犬耳子ちゃん。

おおげさだが、確かにマーくんの世界は闇に覆われてしまうのは間違いない。


 ともかく、これで落ち着いて行ける。


 俺とマーくん、タマコの三人はドリアードの後について森の奥へと進んで行った。


「ねえこれ誰?」


 うんまあはい、それは歩きながら説明するからドリアードのお尻の葉っぱをひっぱるのやめなさいタマコ。

マーくんがそわそわして離れちゃうでしょ!!

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