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[依頼人・七喜依の供述による夢の資料]
(記録者…符哀已緒)
ー関係者ー
七喜依…今回の依頼人。継志大学1年生。旅行に参加することを決めてから悪夢を見る。
江坂奏一…継志大学3年生。依頼人達を実家の屋敷へ招いた旅行の考案者。
近本海洋…継志大学1年生。依頼人の幼馴染。江坂奏一の従兄弟。
日置美汐…継志大学1年生。依頼人の幼馴染。
捧圭奈…継志大学1年生。依頼人の同級生。
若葉臨…継志大学2年生。堤颯人の彼女。
堤颯人…継志大学3年生。江坂奏一の同級生。若葉臨の彼氏。
軌条瑠璃…継志大学3年生。江坂奏一の同級生。
江坂蒼子…江坂奏一の祖母。屋敷の主。
ー概要ー
依頼人・七喜依は4月15日、同大学に通う3年生・江坂奏一に5月3日から7日に渡る4日間の旅行に誘われた。他に誘われたのは上記の生徒、計7名。
旅行先は福井県から北西120km離れた場所に位置する紫風島。依頼人はその誘いを承諾した夜から悪夢にうなされ、憶超に依頼に来た今日の4月28日まで悪夢は続いている。
ー見解ー
依頼人が行く予定の紫風島が悪夢と何らかの関係があると考えられる。
夢の終わり方は曖昧ながらも依頼人にとって危険な結末が予想される。
依頼人の左手首に強く掴まれたような痕跡があることから、この夢が憶超の指定する「現実夢」であると認める。
依頼人の身に被害が及ぶのを防ぐ為、憶超の人間も紫風島への旅行に同行するべきである。
実際の資料はもっと長めです。