第6話 おっちゃん
こんにちは!はい!失踪してましたね。まぁ、また失踪する予定ですけど。
原子力潜水艦が海上に出てくるのを待つ感じで待っててください。
じゃね!
ゴブハ村に着いたよ。真っ黒だよ、カラス貝よりも真っ黒だよ。
どこぞの突然変異種の話を思い浮かべながらそこの真っ暗な塔?みたいなのをぼけぇ~っと見ていると
突然小柄なおっちゃんが叫んだ
「おぉおぉ、どこの者じゃいワレェ!!」
あれ、風紀ここほんとに鉄工所?ハッピャクキュウジュウサンさんの事務所に突っ込んでないよね?
「どぅもぉ、俺ぁ行商人のフウってんでさぁ、仕事の話、、、しますかぃ?」
え、風紀、、、兄貴これぁどういうことでさぁ??
俺の気持ちを無視して勝手に話を進められていく、風紀の環境対応力はおかしいあっちの世界でも俺ら影ぼうしの中でも圧倒的に周りに溶け込めていた。
それからしばらぁくそう、しばらぁーーく待っていると
「んで?そこんとこどうなんよそっちの坊主!」
「(。´・ω・)ん?」
「あぁ?!」
「( ,,`・ω・´)ンンン?」
「あぁ、こいつぁ魔法器の部分をどうするかを聞いてんでさぁ」
商談相手にこいつ呼ばわりとはまぁ、ずいぶんと座ってること。
というかいきなりか、いきなりなのか。ん~~~~~~~~~、
「えっと、結局のところ、固定した部分と回転する部分があればいいんだから、例えば巻物の上に板を置いて板を動かすと簡単に板が動くだろ?それを二つの筒で間に何個も巻物を挟んでやるんだよ。そうすれば簡単に筒が回るようになるだろ?ほら、回る方向は1つになるけどベアリングだ」
「 」
「 」
沈黙が続くけどこんなものでいいのか?こんなんで?
「がっはっはっはっはぁーーーー!」
唐突におっちゃんが笑い出した。やっぱへんよこの人たち。
「なかなかいい案出すじゃねぇか坊主!」
お、どうやらうまく通じたようだ、いやぁーよかった
すると突然おっちゃんが真顔になって答える
「あんた、この世界出身じゃないだろ。」
空気が凍る、風紀も予想外のようだ
まずい(なぜ?)まずい(ばれてもいいんじゃないか?)
まずい(いいだろ言ってしまえ)
「あぁ実はそうなんだよ俺たち実はちky」
「がははは、やっぱりそうか、あんたらネクスの方の人間たちだろ」
おっちゃんが遮る
「ち、違う俺たちは地球ってとこからきたんだよ」
「違う」
え、、、なん、、で、
正面切っての否定というものを初めて受け取った。そこにあるのは虚無それだけだ、以上でも以下でもない、
「あ、、、あの、」
「よし、じゃぁ早速草案をまとめるとするか」
おっちゃんが急に話を戻した。どうしてだ、、わからない
でもこれ以上入っちゃいけないそんな気がした
「了解でさぁ、」
風紀はこの流れに乗りたいようだ。俺は気になるところがあったが今は乗っておく
「わかった、じゃぁ行きましょうか」
何か違和感がある、、不思議だ。でも、、、
そんなもんだ
はい、ではさいなら~