第4話 ピヨるだけ?
前回のあらすじ
合体スライム達(4匹)とのバトルを楽しみ…最後は火属性の魔法『ファイアーボール』を使用、魔法も使えたと感動?しつつ、最後の合体スライムAに挑む勝利だった
「さてと、次は、オマエだけど…」
勝利は、合体スライムAを見る
プルプルプルプル
スライムが震えている?
右足を一歩前に
ズルズル… スライムが後ろに下がる
左足を前に、スライムに近づく
ピョン スライムは後ろに飛ぶ
……
「わっ!!」
勝利は、大きな声を出した。
スライムは、ピョンと飛び上がり、一目散に逃げ出した
「逃がさないよ♪」
勝利は、スライムを左側から追い越そうとした
ズルッ
「うわっ!」
草に足を滑らせ、スライムに全体重を掛けた、右肘のエルボードロップが…
ドーン!
「ギャピッ」
「あ~~、殺ちゃったぁ…」
勝利は、スライムを潰してしまったと思った
■□□□□□□□□□(★☆★☆★)
スライムは、頭の上に☆を回していた
「なっ、 ピヨってる? だけ?
ん~、こいつのゲージは赤で、今の一撃で死んだと思ったのになぁ…」
「まぁ、捕まえられたから、結果オーライ ということで… よいしょっと」
~ ~ ~ ~ ~ ~
こいつ他のと違うみたいだったから、仲間にできないかな?
どうすれば、仲間にできるのかな?
魔物ボール的なアイテムで仲間にするとか?
魔方陣に入れる? 説得する? 交渉する?
名前を付ける?
まさか…スマホに入れる?
~ ~ ~ ~ ~ ~
そんな事を考えながら、ピヨってるスライムを抱き抱え、バトルをしていた所に戻る
「やっぱり、あるね…」
そこには、いくつものドロップアイテムが転がっていた
勝利は、アイテムを拾い集め
「とりあえず、このポーチに入れておくか…」
アイテムをポーチに入れていく
・合体スライムの核(大) × 4
・合体スライムの核(中) × 8
・合体スライムの核(小) × 4
・合体スライムの液玉 × 5
・銀貨 × 8枚(2枚×4体)
・銅貨 × 100枚(10枚×8体、5枚×4体)
(ポーチ内 99枚、別枠に1枚)
「このポーチ、これだけ入れても、重さも感じない…膨らむ事もない…夢だからか? 合体スライムの核ねぇ…大・中・小って…確かに、合体スライム大を4回倒したけど…お金も4体分みたいだし、経験値も4体分かな?(経験値とかあるのかな?)」
「まぁ、異世界物には、青ネコの白いポケット的な魔法やアイテムがよくあるし、仲間を呼ぶモンスターで経験値稼ぎしたりするし、そういうヤツということかな…」
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まだ夢から覚めないね…ステータスとか見れたりするのか?
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道端の、明らかに人工的な4、5人は座れそうな土製の長イス?
「誰かが、土魔法で造ったのかな?」
|勝利)かつとし)は、その長イスに腰掛け、スライムを太ももの上に置き
「ステータスオープン」(で、いいのかな?)
目の前に、ステータス画面が表示された。
〈アイテム紹介〉
・合体スライムの液玉
レアアイテム
合成素材/食材
グミのような金貨くらいの大きさのプニプニした物
※500円玉くらいの大きさ
そのまま食べる?事もできる、ガムのような食感…1粒で満腹感を得る事ができ、微量の体力回復・魔力回復・状態回復等の促進効果がある
※銀貨2枚~金貨1枚の価値のある液玉を食べる者はほとんどいない。
魔法加工後は、革や布製品の接着剤的な用途で使用できる、粘着力は強いが固くならず洗濯にも強い、特に合体スライムの物は、速乾性耐久力が高い為、需要が多い
次話、投稿予定1時間後
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