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転生腐女子は推しCPを見守る壁になりたい  作者: 桜 みゆき
case.0 侯爵令嬢

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2/5

 いよっしゃぁぁぁぁぁっ!!!


 と、思わず雄叫びを上げなかった私を誰か褒めてほしい。

 私はニヤけそうになる口を、何とかひき結びながら、テーブルの下でぐっとガッツポーズをしていた。

 どんなに内心は狂喜乱舞していても、深刻な顔で涙を零す彼の前でそれを出来るほど、私は無神経ではない。

 だが、それを差し置いても、私、ことエリザベス・ノーブルは、十年来の悲願が達成した喜びに打ち震えていた。


 事の始まりは、ある春の日の事。……いや、秋――冬だったかも知れないけれど、まあ、どうでもいいことだわ。

 ともかくも。

 それは今から十年前。

 このエーデルシュタイン王国のノーブル侯爵家に生まれた私が、丁度六歳になった頃くらいの話。

 その日は私にとって、大きな転機となる日だった。

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