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宇宙戦艦引っさげて魔物の跋扈する世界に間違って来てしまった。  作者: あんぱん
第1章〜未知の惑星グリューン〜
7/12

第6話〜魔物とグリューン人と魔法?〜

またまた、おはようございます

あんぱんです

後書きで恥ずかしい終わり方をして見ました。

なぜやったのかなどは次回の前書きで、、、


第6話〜魔物とグリューン人と魔法?〜


魔物回収班により回収された魔物は

種族別に三体であった。さらに他にも魔物とは別に普通の動物も、捕獲していた。



一体は亀の形をした魔物

一体は海鳥の形をした魔物

一体はウミヘビのような魔物である。


動物は鳥のみであったが海のど真ん中なのを考えれば僥倖である。


しかし、三体をなぜ魔物と断言できるのか、それは明らかに三体に共通した点があり、また体の大きさが地球の生物のそれとは異なるからである。


さらには捕獲した鳥とも明らかに違っている。


魔物は三体とも優に5メートルは超えているであろう。

ウミヘビに関しては20メートル以上はありそうである。


グリューンは大気濃度、温度、重量など地球に酷似しおり、ましてや人間らしき存在が確認されている。

それはつまりこの手の生物の巨大化は現在の地球に酷似している限り、あり得ないのである。

古生代のように環境が異なるならば別なのだが。

また、普通の大きさの鳥がいる限り

魔物が何か特別であると、やはり推測できた。


さらに三体の共通する点は額に何か石のようなものがあることだ。


個体により色や大きさは違うようではあるが、三体とも同じ位置にある以上同じ機能ないしは

器官なのであろう。


これが巨大化の原因かもしれない。


魔物回収班は出来れば生け捕りを、

と考えて居たが三体の魔物は全て

現代技術を持ってしても生きたまま捕獲ができなかったのである。


大きさもさることながら、強力かつ強靭で

実弾は効かず、仕方なくエネルギー砲を使用したほどである。


このエネルギー砲は小型のものでも

鋼鉄ですら余裕で貫通する威力があるのだが、それを持ってすら、一度では仕留められなかったと言う。


解体をするにもやはり並大抵の硬さではなく

船体修理用のカッターを引っ張り出してきてやっとであった。


解体の結果、肉体は強靭であり生物としてあり得ないほどの強度がある。また、普通の動物にはない器官が複数存在することも確認された。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


報告書を読んでカインは深いため息をついた。


「普通ではないと予想していたがここまでとは。これからどーすりゃいいんだよまったく。」

未知の生物の一端しかまだ確認できてない上

その一端がかなりの強さである為、

他の魔物ですら強靭である可能性が高いのは想像に難くない。


しかし倒せないこともない、という事から

魔物に関しては自己防衛の精神でいこう

触らぬ神になんとやらだ、と思うことにした。

決して逃げてるわけではない、と言い聞かせながら。


さらに、他の報告書によれば言語解析キューブは約40%程の進捗具合であり、片言ながらグリューン人に対して話が通じる程度には持ってくることができていた。


問題は翻訳機器だが、

さすがタクヤと言ったところか

翻訳機器はすでに完成しており

耳につけるタイプで

地球人、グリューン人が相互に付けることにより

通訳を可能にするものであった。

後はグリューン人を連れてくるだけである。



食料調達班は

保存できるもの、出来ないもの、毒のあるもの、美味しいもの、不味いもの、etc、、、

と採集したグリューンの食料素材を厳選仕分けし

さくら自身は仕分けられた材料を料理し味見を繰り返していた。

太るのは嫌なのに、、と愚痴をこぼして居たらしいが。


報告書を読み終わった時点でコウから報告が上がった

「キューブが人を見つけ、気絶させ回収いたしました。現在は目を覚ましております。暴れておりましたので可哀想ですが拘束させていただきました。」


カインは報告を受け、緊張した面持ちで

わかったと返事を返した。


初めてのグリューンの人間である。

どんな価値観があるか、文化はどのようなものなのか、身体的特徴はどの程度違うのかなど

考えたらきりがない。


そして、仕方がないと言っても気絶させて連れてきているのだ。

敵対されることを前提にしなければならない。


カイルは重い腰を上げるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


面会するために用意した部屋は所謂、尋問室であった。

艦内外に脱走されないようにするためである。


さらってきたグリューン人は背は低いががっしりとした体型の30代後半くらいの男性と

どこか顔が似ている10代後半であろう男の子であった。


そして目を覚ますなり大きく混乱し暴れ出したので今は椅子に縛り付ける形になってしまっている。

この時点でカイルは普通の人間と変わらない腕力であることがわかり少し安心したのだが。


はたして、この状態で話を聞いてくれるのか。

と、思いながらカイルは30代の男性の耳に翻訳機器を取り付け、話しかけてみる。


「乱暴な真似をしてすまない。どうしても聞きたい事があったためこのような形を取らせてもらった。信じては貰えないと思うが害意はない。」

すると、男はポカーンとして固まってしまった。

なるほど、やはりまだ通じなかったかと考えていると


大きく口を開け男は笑い出してしまった

「何がおかしい?」

と伝わっているかわからないが聞いてみると


「おまえ、言葉カタコト、過ぎて、おもしろい」


と返ってきたのでどうやら話は通じているようだが、かなりカタコトになっているのであろう。

男の言葉もカタコトに聞こえることから間違っては居ないようだ。


などと考えていると

「おまえ、手枷、はずせ。こちらも害意、ない」

と驚くことを言った。


この状況で男に普通害意敵意が無いわけがない。

信用できない、信用しろなどの押し問答があった結果カインが根負けし手枷を外すことになった。


もし、逃げ出そうとしたとしても普通の人間と変わらないのであればそこは傭兵の彼らにかなう道理はないからである。


そして、やっとグリューン人に対して尋問(と言う名の話し合い)が始まるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そのころ、タクヤとネネは魔物の額から取り出した石を調べて居た。


なぜネネが居るのかというと彼女は単純に石が綺麗だから貰えないかな〜という邪推からであるのはタクヤの及び知らないことである。


「うーん、やっぱり大気や海中にある謎の物質の塊だねこれ。なんなんだろう。」


「タクヤでも分からないことあるんだね!でも、綺麗だから宝石なんじゃないの?」


ネネの、言い分も一理あった。

魔物の額から取り出された石はとても透き通っており、ぱっと見宝石にしか見えなかったからである。


「いや、どうだろう。この石明らかに質量が無さすぎるんだよ。ものすごく軽い。それなのにものすごく硬い。なんでなんだろう?」


と、タクヤはネネの発言を半分聞き流し考察にふけってしまった。


ネネは一人暇になってしまったので、三体のうち鳥型の魔物から取り出された石を持ち見つめながら、

「綺麗〜まるで空を固めた見たい」

とボソッと乙女チックなことを呟く。


すると、驚くことにネネの体は数センチだが浮かんだのだ。


それを見たタクヤは驚き、さらに興奮する。


「わかった!これ、多分だけど空気中の謎の物質に作用して使用者に対しなにかの現象を実現できるんだ!!」


ネネも自分が少し浮いたことに驚き

その状態で畳み掛けられたので理解できず


「ちょっと待って!分かりやすく!」

と叫んでしまった。


「うーん、ゲームの世界の魔法みたいなものだよ!!」


多分ね、とタクヤは興奮しながらも答えた。


そして、その考えは間違っていなかったことが後々にわかるのであった。

お読みくださりありがとうございます

第6話いかがだったでしょうか?


なんか、前置きが長すぎてまだTueeeしてない

のでそろそろしたいなぁと思っております。


あんぱんの頭の中は色々タクヤたちがTueeeして居る話とあんこが詰まっているので出して行こうかなと思います。

次の投稿は、多分今日です。多分。


では、第7話でお会いしましょう。

See you next time ★


感想、指摘、批判非難、お待ちしております。

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