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宇宙戦艦引っさげて魔物の跋扈する世界に間違って来てしまった。  作者: あんぱん
第1章〜未知の惑星グリューン〜
2/12

第2話〜未知の惑星〜

不定期ですがこれからも細々と更新していきます

第2話

〜未知の惑星〜


カインがタクヤを引きずりながらブリッジへと到着する。

すると、ブリッジからは見覚えのない緑の惑星が目の前にあった。

ブリッジは混乱に包まれておりまとまりを失っていた。


そんな横でタクヤはにやけながら

「成功?失敗?いや、明らかに見たことない惑星だし、成功したんだ、さすが僕。」

などとほざいているが今は捨て置くことにした。今は情報収集を優先しなければと声を上げる。


「現状を報告せよ!」

と、カインが大声を出したことにより

搭乗員が落ち着きを見せるところ、カインはやはりカリスマがあるのであろう。

さらに引きづられて来たタクヤを見つけ、変ににやけていることから、原因はタクヤなのであろうとその場の全スタッフが「また、こいつか」と認識したのはタクヤの信頼(と言う名の諦め)のなせる技であろう。


ここでひと機を目を見張る体の大きい壮年の男性が声を出す。

「はっ!報告します、いきなり光に包まれたのち本艦の定時航路及び座標軸ロスト、データーを照合いたしましたがデーターには存在しない座標である事が確認されました。」


「コウ!それはほんとかい!?やはり成功したんだね!でも問題はどこに飛ばされたかだけど、まあどうにでもなるか、、、ん?グッフォ!」


と、タクヤがのたまったところでカインの堪忍袋の尾が切れて腹にパンチをくらい気絶してしまった。

そんなタクヤを横目に


「現状は把握した、しばらく艦は現状待機のまま情報収集に専念せよ。また、未知の座標であるならば警戒レベルは最大にせよ。」

と、命令を下しこれからのことを考え、頭痛がしてくるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


しばらくしてブリッジでは情報収集の結果報告が行われていた。

タクヤはまだ泡を吹いて絶賛気絶中であり報告には参加していない。


コウが淡々と報告していく中で、現座標は地球周辺の座標ではなく、また地球から観測できる範囲ではないこと、つまり前人未到であるという事が報告され、更に驚く点が報告された。


「情報収集の結果、目の前に見えます惑星には生物が生きていける空気、水、大地などが存在することが確認されました。さらに、人工物らしき建物や都市が存在することも確認されました。」


「なんだと!では、新発見の上さらには知的生命体も存在するというのか!」

と、カインは大声を上げる。

それも無理はなく、宇宙が近くなったとは言え人間が他に住める惑星も知的生命体の存在も今まで確認されていなかったのである。


「僕の発明が新発見をしたわけだ!どうだいカイン、褒めておくれ!あ、あとあの惑星に降りよう!」


と、いつの間にか気絶から立ち直ったタクヤが空気をバッサリと切る発言をした。


「現状、食料なども帰還途中でありましたので残り少なく、残り3日程度が限界と思われます。」というコウの報告も相まってカイン振り上げられた拳がまたタクヤの腹を直撃することはなかった。


「ねーねー!なに!あの惑星!綺麗〜降りよう!降りよう!」

といつのまにかネネも参戦し、さらには報告会に出ていたスタッフもワクワク顔をしている。


ネネはあの惑星に疑問を持たないのだろうか?

あぁ、こう言う奴らの集まりだったなうちの傭兵団は。などと昔からの頭痛の種に心の中で毒を吐きつつ

「では、本艦にて目の前の惑星に降下することにする、出来るだけ知的生命体の文化圏から離れたところに着陸し情報を収集する!総員大気圏突入準備!」

と、一括しカイン自身も不安ながらも心が踊っていることを否定できず苦笑いをするのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



カインたちが忙しく準備しているなか

タクヤとネネの2人はのほほんと、

「僕は緑色の惑星とかじゃ、呼びにくいと思う!だから名前を付けよう!」

などと言いながら子供のように話していた。

「ネネは、グリーンプラネットとかいいと思うー!」

「いや、安直すぎるよ!グリューンとかどうだい!?」


などと、きゃはは笑いながらしばらく、じゃんけんと言う名の話し合いをし、結果グリューンに収まったようである。


「カイン!カイン!あの星、グリューンと呼ぼう!」とカインには報告に行き、カインも特に異議もなかったため緑の惑星はグリューンと名付けられた。


また、グリューンに降下する前に、上部甲板の講堂に全スタッフが集められ状況説明を行うことになりカインは皆にどう説明しようか悩んでいたのだが、よく考えれば否定などされるわけがないと気づき、やはりその通りであった。

惑星を新たに発見し、知的生命体がいるであろうこと、またタクヤと艦内アイドルのネネが話し合い(じゃんけん)によりグリューンに決定したことなどを伝えると歓声が上がるほどであった。

タクヤをリーダーとする傭兵団のスタッフは良くも悪くも楽観的で今日が楽しいならそれで良いと考えてるものがほとんどであったためだ。


そして、翌日の地球時間の12:00時にグリューン降下が決定したのである。



お読みくださりありがとうございます

まだ、なろうの使い方に慣れず、本文やその他にも色々問題があるかもしれませんが温かい目で見ながらキツく指摘してください。矛盾してますが。

よろしくお願いします

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