表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君を救う異世界物語  作者: 蒼流梨子
1/4

ープロローグー


  ープロローグー

  肌を焼くじりじりとした暑さだとか、熱気の篭もった空気だとか、やけに煩く耳に残る蝉の声だとかが全て、一瞬にして感じなくなった。

  むせ返るような匂いだとか、目に映る深紅の液体だとか、道端で壊れている自動車だとか、目の前で倒れている君が何なのか、どうしたのかを、頭が、心が、理解することを拒否した。

  まるで、白昼夢を見ている気分だった。

  けれど、触れた指先から伝う体温が、君にしては酷く似つかわしく、その時僕はようやく理解した。

  と同時に、言葉にならない叫びが慟哭が響く。もはや、生命活動を停止してしまった君の体を強く、唯ひたすらに強く抱きしめた。

  伝えたいことが、君と見たい景色があったのに……、それはもう二度と叶わない願いだと気づいてしまった。





 ーあの日、あの夏の日に。君は死んだー

初めまして、蒼流梨子と申します。この度は目に入れていただきありがとうございます。

連日の暑さでぼーっとしている時この話が浮かんできました。何分小説など初めてですのであたたかい目で見て頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ