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出会いはもう最悪すぎる

ーまぶしい空

近くの川に反射してキラキラと輝く光ー


文句無しに素晴らしい朝なのである。

そう、こいつ(勇者)が変なことをいい出さなければ。


「ルミア。俺、思うんだ。やっぱり、エルフの朝って裸の水浴びから始まらないといけないって!」


ドゴッ。……。思わず殴ってしまった。


ええ、わからない人のために説明するわ。そもそもこれは私の日記なのだから。呆れすぎて困る勇者の愚痴をどうにかしようと書いてるだけなのだけれど。


私の名前はルミア 人間とエルフの子、つまりハーフエルフである。ハーフエルフはどこにいっても蔑まれる。人間には化け物と言われ、エルフには能無しというレッテルを貼られる。


そんな絶望的な中、旅をしていた時に出会ったのが、こいつ(勇者)だった。死にたいと思っていた。誰の目にもとまらず、消えたいと思っていた。なのに、こいつはこういったのだ。


「死ぬな!」

と。私は感動した。私のことをまだ引き止めてくれる人がいるのだと。

「死ぬなら、その巨乳を揉ませてからにしてくれ!

いや、むしろくれ!」


....。思わず殴ってしまったのは言うまでもない。

それがこいつ、無能勇者との出会いである。

こいつは悪い奴ではない。悪い奴ではないのだが…

ゲスいのである。


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