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幼少期編第二十話

す、すみません、更新が遅れました。

理由は最近ちょっと忙しく、執筆が進まなかったんです。

言い訳になりますが、ごめんなさい。

「それじゃあ、授業を始めるよ。

 前回出した課題はやったかな?」


「おう!もちろんだぜ!」


「はい。やりました。」


前回出された課題の確認から授業は始まった。

課題と言っても初等部に上がる前だから、

大人だった私には簡単なものだった、、、かな?


出されたのはひらがなの五十音を、鉛筆を使って

綺麗に全部書くって課題だったんだけど

実は間違って書き順を覚えていたのもあったりして、

改めて学び直すとちょっとだけ新鮮だった。


「じゃあ、まずは八重、課題を見せてくれるかな?

 ちゃんと()()()書けてると良いんだけど、、、。」


「読めたらきれいにかけてるって事なんだろ?

 なら大丈夫だって!

 おれ、読める文字、かいたもん。」


「、、、とりあえず、見せてもらうよ。

 、、、うーん。零ちゃん、これ君だったらなんて言う?」


そう言って寿さんが出してきたのは八重君の分の課題。

覗き込んだ私は、苦笑いをするしかなかった。


「あはは、、、書いたんだよね?綺麗に。」


「おう!これがおれのきれいな字だぜ!」


そこには達筆に墨で書かれた五十音があった。

汚い、とは言えないけれど、、、なんて言えばいいんだろう。


「俺、鉛筆で書く練習って言って鉛筆渡したよね?

 何で筆で書いたの?」


「えっと、、、なくした!

 だから代わりに筆でかいたんだ!

 無くしちまったんだから、しょうがねえだろ?」


するとそれを聞いた寿さんは大きなため息をつき、


「多分、君の事だから、鉛筆を適当に風呂敷に入れた後に

 家に帰って部屋で思いっきり開けて

 その時に無くしたんでしょ?」


「すげー!なんで分かるんだ?

 おれ、なんにも言ってねえのに!」


「前回の授業が終わって帰った後に、

 君の部屋がひどくうるさかったからね。

 よくよく注意して聞いてみたら、無い!無い!って叫んでいたから

 鉛筆でもなくしたのかな、と。」


「う、聞こえてたんだな。

 はずかしいぜ、、、。」


「だったらちゃんと、丁寧に荷物を開ける事、だよ。

 後は雑な所を直す事かな。

 雑な行動をする男の子は、女の子から嫌われちゃうよ?」


そう言われた八重君はすごくショックを受けたような顔をして

寿さんを見た後、私の方を見た。

なんでだろう。


「え、そうなのか!?そ、それはいやだ

 おれ、今日からていねいな男になる!

 な、なあ、れいはていねいな男の方がすき、か?」


そう聞かれた私は思わず、ぽろっと零していた。


「え、私?

 うーん、、、鵺黒みたいな大人の感じは凄く好きかな。

 あ、寿さんも好きだよ?」


「え、、、あ、、、そうなのか。

 よし、ぜったいにていねいで、おとなで、寿をこえる男になるぜ!」


拳を突き上げて叫ぶ八重君を見ながら、


「あ、うん。頑張ってね。」


私はそう言った。


それを見ていた寿さんはため息をついて

小さな声で何かを呟いた。


「(なるほど、八重は零ちゃんに惚れた、みたいだね。

  まったく興味を持たれてない様だけど、

  傍から見る分には面白くなりそう。)」


「ん、何か言いましたか、寿さん。

 私の課題も見て欲しいんですけど、大丈夫ですか?」


「え、あぁうん、大丈夫だよ。

 それじゃあ課題を見せてもらおうかな。

 、、、うん、いつもながら丁寧に綺麗に書けてるよ。

 俺の同学年でもこんなに綺麗に字を書く奴は、

 ほぼ居ないんじゃないかな。」


「え、零ってそんなに字を書くのがきれいなのか?

 、、、うわあ、すげーきれいだ。

 よし、おれも零ぐらい字をきれいに書けるようになるぜ!」


「八重、せいぜい頑張ってね。

 俺は手伝わないからね。」


「え、なんで?」


「だって俺を超える男になるんでしょ?

 だったら俺の助けを借りずに、

 自力で俺を超えられるようにならないとね。」


「う、、、が、がんばる、ぜ。」


「まあ、基本が身に着くまでは手は貸すから

 その後は自分で頑張ってね。

 それじゃあ、課題の確認も終わったことだし

 授業を始めるよ。」


「はい、お願いします。

 今日は何の授業をするんですか?」


「今日はちょっと内容を変えて、妖と人の歴史の事について話そうかな。」


「人との歴史、ですか?楽しそうですね。」


寿さんによる、今日の授業が始まった。

 

今回も読んでくださりありがとうございました。

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