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貴族令嬢の革命  作者: 青藍
3/10

この世界でどう生きていきましょう。

2話


私がこの世界に転生、しかも赤ちゃんで転生したのだとわかったのは生まれてから3日だった時だ。


そして今は生後4ヶ月。


「すごいな〜!ヒュッレムはもう寝返りが打てるのか〜!」

「この子は天才ね!普通こんな早くに寝返りなんて打てないわ。」


この4ヶ月間でわかったことをまとめよう。

まず私の名前。「ヒュッレム・アリキアナ」

ヒュッレムは、ここグレーア王国で王家の次に血筋がいいと言われるアリキアナ公爵家の現当主と国王の唯一の同腹の妹、つまり第一王女の第一子。

鏡を一度見たが、アリキアナ公爵家特有の美しい銀髪と王家の一員の印の紫の瞳を持った美少女といって差し支えのない容姿をしていた。


母は現国王が溺愛する前正妃唯一の王女で社交界の華と言われている。

父は王家の次に血筋がいいと言われるアリキアナ公爵家現当主で国王の幼馴染。この国の第一宰相も務めている。

父方の祖父は前第一宰相で現国王の元教育係。現国王からはすごい信頼を受けている。

父方の祖母は母と同じく社交界の華と言われ、先先代国王(つまり現国王の祖父)の正妃から生まれた第二王女。

母方の祖母は隣国から嫁いできた第一王女で前国王の正妃、現国王の母である皇太后。

母方の祖父は現国王の父である前国王。

しかも私はもれなくみんなに溺愛されている。


つまり私は血統書付きの超セレブ・サラブレッドなのだ。私1人で王家やアリキアナ公爵家、果てには隣国の王家まで味方に取れる。そのせいか、私は今生後4ヶ月にもかかわらず婚約話が舞い込んでくる。


相手はたしかに血筋や家柄はいいのだが私と10歳差や1番離れていて23歳差。そんな年上と結婚させられたらたまったもんじゃない。そんな私の切なる気持ちが届いたのか、はたまた私を溺愛していてこんな小さなうちから取られたくなかったのか、両親や父方、母方の祖父母は断り続けていた。いや、母方の祖父母に至ってはその家を潰そうとするまで怒っていた。どうやら私を道具としてしか見ていないのが不満らしい。


さて、私はこの世界で無事に生きられるのだろうか。

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