026.5 side:???
誰と誰の話だとかは言いません。
ええ、言いませんとも。
あ、ちなみにあの人、居たんですよ。隠れていただけで。
他にやることあったんで。撮影とか収録とか集音とか
「ねぇ、本当に大丈夫かな?」
「ええ、あの方はすでに二度も来ていますからね。
特段に忌避の念はありませんでしょう」
「ねぇ、この下着で本当に大丈夫なの?」
「はい。問題ございません」
「ねぇ、このブラ、透けてるみたいなんだけど」
「仕様でございます」
「ねぇ、このパンツ、クロッチの部分が縦に空いてるんだけど」
「仕様でございます」
「ねぇ、この---」
「仕様でございます」
「・・・・・」
「後ろから抱きしめるの?」
「そうです。あの方はまだ小学生なのです。
ああ見えても母性に甘えたい年頃でしょう。
そこをお嬢様の豊満な母性で誘惑
---もとい癒して差し上げるのです。
そう。当たってるではなく、当ててるのよ的な感じで!!」
「当ててるのよ?」
「手錠?それって---」
「いいですか?お嬢様。
思春期での性教育は確実性が求められます。
何がノーマルで、何がアブノーマルなのか。
それを年長者たる女性が教えてあげなければ、
少年の心は荒んでいくばかりです。
だからこそ、こうして実際に見てギリギリのところを体験することこそが大切なのです。
まだ中学生にも満たないうちに、
洗脳---もとい、調教---もとい、教育して差し上げなければならないのです。
これはお嬢様に課せられた使命とも言えるのです」
「使命・・・」
「そうです。お嬢様にしかできないことなのです」
「わかった。頑張る」
「それでこそ、お嬢様です」
「え?私からはそれからは何もしちゃいけないの?」
「はい。すべてあの方から『した』ということが重要なのです。
これによって相手方には逃げる道が無くなりますので。
行為の最中にそれとなく『いやぁ』とか『やめてぇ』とかいうのも効果的です」
「ふぅん。めんどくさいんだね」
「その時だけはどうか我慢してくださいませ。
次からはこちらが主導権を握れますので。
まぁ最初などは多少の痛みを伴いますが、
天井の染みでも数えている内に終わってしまいますよ。
あの方はなんといっても、まだ子供ですので」
「染み?・・・でも、うちの天井に染みなんてないよ?」
「そこはなんとか応用を効かせてくださいませ。
いいですか?男女の営みというものは臨機応変が大切なのですよ?」
「臨機応変・・・わかった。頑張る」
「え?動画をお撮りになるのですか?」
「うん。その・・・二人の最初の想い出だし。
記念に(パーティ風景を)撮っておきたいのだけど」
「・・・・・」
「ダメかな?」
「いいえ。いいえ!ナイスアイディアです!お嬢様!!」
「本当?」
「はい。この私としたことが肝心なことを忘れていました。
そうです。証拠というものは、どの場面においても
重要な決め手となりえることを失念しておりました。
それが動画ともなればなおさら・・・」
「証拠?」
「いえ、こちらのことですのでお気になさらずに」
「しかし、考えれば考えるほどに妙手。
動画は脅迫の他にも次回からのプレイ時における
羞恥攻めなどにも応用が利きますし、
撮影していて損ということは無いでしょう」
「脅迫?羞恥攻め?」
「いえ、こちらのことですのでお気になさらずに」
「ですが、そういうことでしたら。
すべてのセッティングは不肖、この私にお任せください。
最高の画質、最高のアングル、最高の音質で、
余すことなく完璧に撮らせていただきますので」
「よくわからないけど・・・うん。任せる」
「では、お嬢様。健闘を祈ります」
「うん。ありがとう。私、頑張るね」
ダメだ。こいつ早く何とかしないと。
そんな風に思っていただけたら本望です。この私を!
更に追記:今後のことを活動方針に後日上げるつもりです。
もし、目についたら読んでやってくださいませ。